リリーフ投手の補強が先ず必要だとは、昨日の対西部戦を
見ただけで分かるだろう。対西部戦は奇しくも昨夜対戦するまで
相互に20勝20敗と互角に戦って来た。
今の先発投手陣は、不思議な程に共通の弱点を持つ。
7回以降のピッチングが、極端に弱いのである。
能見もメッセンジャーも共に弱い。
藤浪、榎田、岩田も7回までなら何とか投げられる。
残るイニング8・9回に成った途端、投球回数を意識するのか、
投球数が気に成るのか、全員が7回以後の当球内容が問題に成る。
巨人並みに若手投手に的を絞って補強をするべきだろう。
抑えも藤川クラスは手に入らぬとしたら、藤川本人と交渉の余地が
有るのじゃないか。
藤川にしたって、今さら井川クラスにも認められない米国野球界に
夢を残すのは、無理と割り切る時期じゃないのか。諦めて帰って来いよ。
意外や早い復帰だった。
センターには大和が、そして打順も二番が矢張り良く似合う。
交流戦こそと、待ち構えていたセパの交流戦にも
新井兄の名前が打順に出ない。
福留の打撃不振は、どうやらホンモノだな。
ゴメスが五打席目でホームランを打ったから「四番の仕事」を
やったと新聞の大見出しに。
外角に大きく逃れる球筋を見極められず、空振りを繰り返す、
あんな球筋が見えない打者を褒め称えて良いものだろうか。
投手起用にも大きな問題点が残る。
榎田の鶴への交代は、結果論じゃなく早急に過ぎた。
広島とヤクルトが強い。
巨人は五連敗で食い止めたと会ったが、要するに五連敗したと
言うことだ。
それもキューバの四番バッターを四番に据えてのようやくの勝利で、
翌日の今日のゲームは再び広島に圧勝されている。
紙面に投壊とあったが、菅野以外は全員駄目らしい。
中日もヤクルトに圧倒的な大敗を喫した模様だ。
タイガースはやっと、カード別をDeNA戦で、久しぶり勝利した。
不振だったゴメス、鳥谷、新井良太に回復の色が見えてきた。
暫くは交流戦で、個人個人の腕を磨いてリーグ戦の後半に臨めば良い。
キューバの四番セペダを持ってきて、阿部・村田・ロペス・長野と
他チームなら充分に四番が勤まる打者を八番まで埋める、そんな
贅沢なオーダーを組みながら対ヤクルトに三連敗。
原監督はあと何が足らんと言いたいのだろう。
対戦したヤクルトは3試合連続の2桁安打で計48安打と派手に
打ちまくった。
顔ぶれはバレンティンを除いて、山田・雄平・畠山・中村とシーズンイン
の前には、さして話題にもならなかった連中だ。
豪華なメンバーを揃えた巨人の年俸合計と、比較したら如何に各人が
シーズンイン以降、腕を磨いたかが分かろうというもの。
5月に入り縁起でもなくツキが代わってしまった。
4月に猛打を奮った打線がまるで嘘の様に奮わなくなったのが主因。
今日の甲子園もメッセンジャーの奮闘がなかったら、打線は菅野に抑えられて
いたから、あのままズルズルと彼に開幕7連勝を与えかねない貧打戦に敗れる
寸前だった。
上本の穴は玉とがセカンドに廻り、外野手2ツのポジションを俊介、柴田、田上等で
埋めている。彼らはバッティングもそこそこ撃つから、あまり穴があいた印象がない。
打線が衰えた印象が強いのは中軸だ。
二人の外人も4月の撃ちまくった姿が消えたし、鳥谷も新井良太もオカシクなった。
来週から始まる交流戦で、DHにゴメスを廻し、一塁手に新井兄を起用したら二人
共に蘇る可能性が高い。
昨日のA級戦犯、福原が二軍落ちしたが、A級戦犯はむしろ中西コーチだ。
新井良太も、急に打撃が落ちて今成にチャンスが廻ってきたが、サードゴロを捕りは
するが、その場で座り込んで何処にも送球をしない内野手は、今まで見た事が無い。
パリーグの打者は、ある程度山を掛けて、思いっきりよくアットを振る。
あの打法を、今期のタイガース打線は真似てでも習え。
福留は重傷だな。あれじゃ打線から外すしかないな。
今季の中日は弱そうだと書いて、その直後に浜田、雄大、又吉と
初登板や今季初登板それに四国リーグからのドラフト指名者に、
打線が弱っているとはいえ、抑えられて一死満塁のチャンスをも
生かしきれずに二連敗。
昨夜の岩田は好投したが報われることなくベテラン投手連に後を
託しきれずに、何とも割り切れないサヨナラ負け。
中西コーチは、何時までも福原、安藤、加藤の旧人に頼るリリーフ陣
から二神を軸にした若手投手による、新鋭リリーフ投手陣を構築する
ことを考えて欲しい。
上本が倒れて以来、二番大和も三番鳥谷も、更に四番ゴメスまでが
バットが湿ったままだ。
今日から始まる対巨人3連戦。巨人の打線は阿部と村田が調子を上げ、
更にアンダーソンも要注意。
打線が今のままなら、息を吹き返した巨人との打撃戦に打ち勝つ見込みは
薄くなる。
昨年まで現役だった檜山の解説は、流石にチーム事情を良く取り入れた
分かりやすい解説だ。
彼の解説によれば、セカンドを今成に守らせるのは無理だと分かる。
サードもチーム内の意気を高めるには、矢張り新井良太で、相手投手が
よくよく良太が苦手とする場合を除いて今成の芽は少なそうだ。
コンビの相手上本が欠場して、極端に打棒が衰えた大和だが、守備は
センターからセカンドに回っても流石と唸らせるモノがある。
一番の俊介も今のままで良いだろう。
問題は投手で、今日の能見、明日は榎田として、明後日は誰が投げる?
二神で行けるのじゃないだろうか。
昨日のゲームに関わりなく、今期の中日は弱くなった印象が強い。
スポーツ紙はヒーローにルーキーの梅野を挙げるだろうが、また
事実梅野が延長戦を劇的なレフト席へのホームランで締め括ったが、
野手も投手も一軍登録メンバーをすべて使い切った中で、多くの収穫
があった。
その点では今季はじめて和田監督が監督らしい采配を振るったと言える。
その中で、特に目立ったのが代打の新神様関本で、起用される度に打点
を挙げてチームに貢献している。
このところ打力不振が目立つ大和に反し、俊介の根性溢れるバッティング
も見事。昨夜岩瀬から奪った内野安打は、俊介が考え抜いた一撃だった。
あの同点打で、梅野のホームランも生まれた訳。
今成はここ数試合で打力を発揮しているが、昨日はヒドかった。
解説の福本が遠慮なく、「やる気があるんかいな、腹が立つわ」と言っていたが
全く同意見。新井良太を外してまでレギュラーに起用するだけの選手ではない。
福本が怒りを露わにした場面は、先発山井に対しての三球三振、それも見送り。
全く打つ気が無いヤツを六番に起用する、和田監督は田張り駄目か。
昨夜のゲームで大きな収穫を得たのは、新たに一軍に上げた投手陣。
特に二神と玉置は今後も使える。
今夜は岩崎がローテーションを守って先発する。高卒のドラフト6位18歳だ。
当然リリーフが早くから出るだろう。二神は3イニングスぐらいを覚悟して欲しい。
待てよ。昨夜の2イニングスが祟るかな。
野球解説者に小山正明という元阪神ーロッテの名投手が居る。
昭和9年生まれだから今年80歳になる。
兵庫県高砂高校を出て、昭和28年に阪神タイガースに入団した。
阪神では剛球投手として鳴らし、ロッテ移籍後は「針の穴をも通す」と、
その制球力でその令名を売った。
入団時は話題にもならぬ、一介の高校卒の投手に過ぎなかったが、
まだ甲子園にナイター施設が無かった時代に、大阪球場を借りた
ナイターで5連勝し、周囲を唖然とさせた。
その小山正明が、昨夜の神宮球場の解説者。メッセンジャーと八木が
対戦する試合が始まるや、阪神が負ける事は考えられないと強調した。
結果は13-1でヤクルトの圧勝。
前回の広島戦で1-0、被安打2で抑えたメッデンジャーの投球内容が
頭にこびりついていたら、タイガースが負ける訳が無いとの予想も分かる。
だが結果は13-1で、ヤクルトはバリントンを欠場させながら、他の野手が
17安打4ホームランと打棒炸裂して大勝した。
俗に言う。「月が代わればツキも代わる」と。
4月に猛打爆発で、それこそ負けるはずが無いと思わせた打線が沈黙して
他のチームの如き大敗だ。
5月に入るや、1勝3敗で能見とメッセンジャーが負け投手。勝ったのは鶴と
誰が予想したか。野球の結果予測はかくも難しい。
西岡の穴を埋めて充分以上の弾頭の役割を果たしていた上本の負傷欠場が
痛い。ただし5月に入って、打撃が落ちたのは鳥谷、ゴメス、大和も然りだ。
俗説ではこうも言う。鯉幟の季節が過ぎたら広島カープの勢いもまた落ちると。
リーグ戦早々にして先発投手陣が崩壊したのが大きい。
期待の藤浪が2回ウルで7-0のゲームに、5回で降板、
その後を5人のリリーフ投手を要するようでは、年齢的な要素からも
全員に大きな負担を負わせる結果を招く。
監督の和田と、投手コーチの中西の人選で良かったのか。
現在二軍に在籍する若手の台頭が望まれるだけに、二軍監督の平田
起用が必要なのじゃないか。
日ハムから捕手として取った今成をサードに起用しようとする和田の
考えがどうにも理解できない。
連日書くが即二軍に落とし、枠いっぱいまで投手を上げよう。
入団時背番号17を与えられた伊藤和は、テレビで見る限りそれに見合う
制球と球威を備え持っている。
次の登板機会から先発ローテの一員だろう。
あの人材を負けゲームのリリーフで腐らせる理屈は無い。
一度見ただけだが、高宮という投手もなかなかの者。
もう暫くは先発が崩れたゲームで抑えの適性を見たい。
昨日のゲームでは、全員が打ち急ぎ力みが見えた。
特に新井兄弟が二人ともに力みかえっていた。
せっかく今成を落すんだ。新井弟は是非とも一昨日までの野球を思い出して
貰いたい。兄貴は少々重症だ。ゴメスや福留から打法を学ぶことだ。
投手ローテから大瀬良の相手を誰で賄うかがポイントだった。
その点で、岩崎はやはり孝子だった。3失点は今の広島相手なら
先発として許容範囲と言える。
問題点は二番手投手。数年前の渡辺はもう阪神にはいない。
岩崎を5回まで引っ張ったこと自体が首脳部の拙劣さを物語る。
阪神の急務は、先発可能な投手陣の整備だ。
伊藤和がその第一候補。岩田・榎田に岩崎と共に伊藤和が加われば
長丁場を凌いで行ける。
和田にも中西にも、そんな長丁場対策が見えない。
打線は打球が野手の正面をつく不運もあったが、そうそう連勝は難しい。
大瀬良に148球も投げさせただけで、今日は充分だった。
和田は相変わらず今成を起用するが、全く意味がない。
今成は攻守ともに見るべきところがない。
すぐに二軍に落として、代わりに投手を一人増やす策を取れ。
今夜は負けたが、連戦の疲れも出るころだからそれは良い。
今成を一軍に置く意味がないことに早く対処して欲しい。
福留は我慢のし甲斐があった。対して新井兄はチャンスにも恵まれないが
実績も上がらない。焦らずに我慢して頑張って欲しい。
前回はと記録を訪ねたら2003年に遡る事が判明。
2003年は、その勢いのままリーグ優勝へと突っ走った。
今日のゲームを振り返ると、先発の藤浪が今ひとつ誉められない。
2回ウラで7-0のゲーム展開なら、誰もが勝負あったと思うだろう。
5回投了の段階でリリーフ陣の登場となったが、藤浪には猛反省が
求められる。
ゴメスのスリーランがなかったら、今日のゲームはどちらへ行ったこと
やら。別の眼で見ると、そこら辺が今期の広島カープの強さかも知れない。
しかし昨日のゲームで、福留は起死回生の一打を良くぞ打ってくれた。
あのホームラン以降、彼の打撃が明らかに変わってきた。
8連勝を今日につないでくれた点でも功績は大だ。
移籍組では鶴岡捕手も大きな存在。
藤井の時とはチームの雰囲気が違うように思える。
雰囲気を言うなら、投手コーチの中西は問題だな。
タイガースにも若い投手が育ちつつある時だけに、あの怖い顔は見たくない。
今日は巨人が広島に大勝し、ヤクルトも中日を下したが、
阪神タイガースは順調に横浜に圧勝して、野球の違いを見せつけた。
20安打で14点の打線は、今日も問題児が不在で六番新井良太が二本の
ホームランを放つなど好調維持。
投げては岩田が11年以来の完投勝利で貫録を見せた。
この人は先天的糖尿病という体質で、インシュリンを打ちながらの野球生活。
2勝目を上げた岩崎に続いて、昨日の抑えに伊藤和男登場。
望むべくは8回から登板して欲しかった。
明日投げる歳内を加え、新勢力が3人の投手陣は、リリーフ陣が老化してきて
いる投手陣に新風を吹き込んでくれる。あっ、藤浪の存在を忘れていた。
和田はまだ監督としての評価ができない。
今成や福留を使う必要があるのだろうか。
新井(兄)の出番がないのと合わせ問題だ。いずれ関本と共に活躍する日が来る。
6連勝で白星ストップになったのが、岩崎とは皮肉なことだが、
ドラフトで大きく騒がれて、クジ運に恵まれてカープに入団した
大瀬良を相手に、岩崎も好投した。
両チーム共に5安打だから、貧打というより投手戦。
ドラフト6位の岩崎は誉められて然るべし。
自ら2点打を叩きだした大瀬良の勝ち投手は立派と素直に認めよう。
カープの投手力は、大竹が抜けた穴を感じさせない。
だがタイガースも、昨夜もリリーフが筒井・金田の二人で賄い、
開幕当初の投壊状態から、大きく改善された。
今日はマエケンが来るだろうが、こちらもメッセンンジャーを立てるから
昨夜に続いて、適時打が出た方が勝ちを制するゲーム展開。
監督の采配が勝負を決めるが、まだ今成と福留に夢見る夢子さんが、
タイガースの最大の弱点だろう。
マートンの快進撃に急ブレーキが掛かったのが心配だ。
投手力を誇る広島を新井良太が主役となって打砕いた。
リリーフを安藤と筒井だけで、賄ったのが大きい。
ゴメスはホームランを意識し出したのか、スイングが大きくなって
来ている。マートンの無安打はカレも人間だからご愛嬌だろう。
和田は何故いまだに今成を一軍に置くのか。オープン戦の夢を
見ているのかと問いたい。
関西テレビを見ていたが、解説の江本は己の過去を忘れたのか、
試合開始直後は、さかんに藤浪にケチを付けていた。
あんな解説者は視聴者に不快感だけを与える。
その藤浪が自らホームランを打ってから、おとなしくなった。
解説者としては、ひところタイガースのコーチをやった有田修三さんが
良かった。入団時から上本を誉めちぎっていた。見る目があったのだ。
今日はまた岩崎が先発するだろう。あの低めに球を集めるピッチング
なら広島もそうは打てない筈。
明日あたり、せっかく一軍に帯同している伊藤投手を見たいものだ。
タイガースの目下三冠王、マートン選手が、お立ち台で日本語で
甲子園のファンに語りかける。
「阪神ファンは一番や~、おおきに」
熱烈な外野席の応援団が湧く。あれで良いのだ。
そこへ空気が読めないバカが現われ、わけの分からん言葉で、
いろいろと聞きただす。
仕方がないから、マートンも英語で、じゃなかった、米語で答える。
ファンはそんな話が聞きたいのじゃない。通訳の馬鹿め。