何のための三度目の小沢・輿石会談だったのか。
見せかけの会談で、7月に持ち越すのが狙いだと当初から
分かっていたこと。
マスコミや評論家たちも、うまく時間稼ぎの手伝いをしたもんだ。
これで、小沢は子分どもを引き連れて新党を作ることが出来る。
民主党分の政党助成金の中から、離党組みの人数分を盗る。
サル芝居を手伝った輿石が、ワルで小沢との呼吸ピッタシだと
お分かりになったと思う。
自民・民主・公明・みんな・国民新の五党で、大阪に特別区を
設置することは認めたが、なぜ「都」を認めなかったのか。
政治家たちの、了見の狭さには呆れる思いがする。
大阪が東京と張り合って、地方自治体のモデルを目指す方向へ
賛成してやれば良いものを。
野田が率いる民主党が醜態をさらしている。
直ちに兵を退く時である。
国民の多くが、増税を望んではいない。
東北の被災者救援も放置したままで、増税の苦しみを加える
バカな政治があるか。
増税の悪政の片棒を担いだ事態を反省し、直ちに兵を退け。
予言した通りのことが進んでいるじゃないか。
輿石は小沢のずぶずぶの関係にある子分の一人だ。
それが目に見えていて、小沢説得を一任している野田も
好い加減なヤツだ。
昨日の午後、輿石ー小沢会談なるものが行なわれ、
一時間後に二度目の会談が行なわれた。
出てきた輿石は、滅多に浴びないフラッシュライトを浴びて
千両役者になった気分でご機嫌。
そして今日もまた、小沢との会談をやるんだと。
会談は見せかけだ。中味は何もない。
そして時間が過ぎて行き、明日で6月が終る。
7月に入って、もう少しガタガタやっている間にも月日が経ち、
政党助成金の支払日が来るってこと。
まさに小沢の思惑通りに事が運んでいる。
日経夕刊の一面に活字が躍る。
「東京湾岸に火力10基」と。
さすがと言い掛けて、言葉が出なくなった。
折角やるのなら一基の出力が10万キロワットはなかろう。
せめて50万キロワットなら、10基で500万キロワットが確保され、
原発5~6基分の発電力に相当する。
神戸製鋼でも、2基で140万キロワットだ。
湾岸に天然ガス火力発電をやるのなら、もう少し大きなパワーが
欲しいなぁ~。
環境アセスメントの関係で、10万クラスなら、特に投資は不要らしいが、
10基を半分にしてでも、1基あたりの出力を上げるべきだろう。
しかし流石は東京都だな。
こうなると、負けるな橋下。
大阪湾にたくさん作って、持ちぐされ気味の人工島を活用しよう。
兵庫県尼崎市の市議会で、国旗掲揚の決議が通った。
市庁舎をはじめ、公民館、消防署などで「日の丸」が
掲揚されることになる。
大阪府尼崎市と間違われることが多い尼崎市だが、
れっきとした兵庫県。
江戸期には幕末の神戸開港の時期までは、神戸市の
大部分、芦屋市や西宮市なども、尼崎藩が支配していた。
全国の都道府県、市町村が、尼崎に倣ってもらいたい。
新幹線に乗っても、野原や丘の上など、どこでも良いから
日本の国旗が翻っている。そんな光景を期待する。
代わりに、知名度の低い会社の、野立て広告に醜さ。
あれを何とか片付けて欲しい。
関西広域連合でも、国旗「日の丸」掲揚運動を進めてくれ。
関西電力も27日に株主総会を開いた。
筆頭株主は大阪市。橋下市長が自ら出席した。
二階か三階かのバルコニーに座席を与えられた橋下が、
質問をするべく、何度も手を挙げるが、司会者は暫く無視。
失礼な話である。
関西電力に未来への展望が見られない。
多くの衰退産業が歩んで来たのと、同じ道を歩んでいる。
橋下の警告は尤もである。原発依存度が最も高い関西電力の
足腰が九電力の中でも最も弱い。
現に前首相の菅は、脱原発を国の指標とすると明言した。
解散総選挙があり、新たな政権が生まれて、菅と同様に脱原発を
標榜したら、関西電力は何によって発電をまかなうのか。
橋下の熱弁を、途中で「3分が過ぎた」と遮るバカが会社側にいる。
神戸製鋼は、余裕が出来た工場の空き地を利用して、石炭火力発電を
二基設置し、合計140万キロワットの電力を生産。
全量を関西電力に売っている。
日本製紙も170万キロワットの自家発電能力を持つ。
日産自動車・コスモ石油など、工場に空き地を持つ大企業が、続々参入の
構えである。
発送電分離が行なわれたら、新規参入組みが小売を始める。
いつまでも殿様商売が続くわけもない。
関西電力経営陣の態度は横柄に過ぎる。
民主党政権の下でも、霞ヶ関はそれなりに仕事をしている。
大企業に良く見られる、日雇い労働者派遣に、歯止めが掛かった。
これは良いことだ、厚生労働省も偶には良いことをする。
十月に施行される(本当なら即刻施行で良い)法改正で、
30日以内の、日雇い派遣が原則禁止となる。
ただ法には抜け穴があるのが常で、主婦・学生・副業で働く人たちは
例外対象になる。
人材派遣屋は、さっそくこの例外に、活路を見出そうとしている。
厚生労働省が、年収500万円以上の層に限って、日雇いを認める
方向にあると示唆したからだ。
この改正案は、公明党議員の熱意から生まれた。
年収制限を加えられるのは、公明党の意志に反することだろう。
また、この改正法案では、親会社のグループ内派遣会社を利用する
不当な人件費削減を、規制することも考えている。
現在大企業の多くが、人材派遣会社を子会社に持ち、重役の古手が
社長に就いている。事務職の女子社員の殆どを、子会社の社員にして、
親会社に出向させるのだ。 派遣屋がピンハネする分、事務職員の
手取り給料が圧縮される。
そうでなくても、就職難の若者の雇用マーケットに、こんな派遣屋の存在を
許していて良いのか。
江戸時代に遡り、日本社会では、金貸しと人材斡旋屋が最も儲かった。
だが、金貸しとピンハネ屋を見る、一般人の目は冷たかった。
今の民主党の若手議員たち。同じ世代の多くが、ピンハネで泣いている
現状を把握しているか。デフレ対策は、手近かなところにあるぞ。
昨日(27日)に沖縄を除く九電力は一斉に株主総会を開催。
東京電力には、福島の被災民を含む、一万人の株主が出席。
筆頭株主は東京都で、その代表として猪瀬副知事が出席した。
多くの質問をぶつけたらしい。
が、殆どは「のれんに腕押し」で、株主提案のすべてが否決された。
ここに東京電力の、原発事故も歯牙にも止めぬ、殿様事業の意識が
強く示されている。
この総会を以って、現在の経営陣は退陣するが、問題の男は事故時の
会長で、この総会を主催した、勝俣恒久というオトコ。
東電会長こそ退くが、電力業界のカリスマとして、今後も東電に君臨する
構えである。
猪瀬副知事が、事前に東電の現状を調べ、多くの疑問点を質問したが、
殆どが基礎株主の数が勝り、否決されてしまった。
こんな会社に、改めて一兆円の税金を投入する価値があるのだろうか。
福島県南相馬市長が語った、福島県民は放置されたんだ。
国から置かれたままなんだ、と言っていたが、その言葉の重みを民主党の
大臣どもは何と聞く。
福島への賠償は、これから始まる。その意識と覚悟は出来ているか。
平野や細野、どうも信用がならん。野田も枝野も、実に好い加減で、
福島県民の立場になっての働きが見られない。
この際、党が分裂から自壊に向うこと、はっきりしたんだから、総退陣したら
どうか。なんなら、東北六県だけでも、先に国民の信を問う選挙を先行させる
手もあるのじゃないか。
赤坂に本拠を置いたと聞く、復興庁の職員は、どこで何をしているのか。
涙こそ見せなかったが、声涙あわせた必死の訴えを無視された野田は、
さぞ悔しかろうと思うが、本来国民の声を無視した法案なんだから、
党内不一致をさらけ出しても仕方がない。
谷垣がいかにケータイで野田を責めたところで、
ワルの小沢は、子分の輿石を使って、当座は居残るぜ。
参院での審議に、自民も公明も、どう動くかで、国民の審査が
決定的になる。
谷垣は悪い時期に、自民党総裁になったと悔やむしかない。
良く考えて見ろ。いま本当に消費税の増税が必要か。
それも実施は二年後のことを、慌てて野田救助に廻ったのが
理解できない。
民主党は、シロアリ退治を公約して政権を奪いとった。
そのシロアリの意のままにされた野田も野田だが、谷垣も同罪じゃ
ないか。
いかにも民主党らしい、党代表軽視の幹事長発言である。
野田も、ああまで日教組のワルに馬鹿にされて、造反者よりも
先ずは幹事長に切腹命令でも出したらどうだ。
小沢のことだから、何だかだと理屈を付けて、七月いっぱいは
離党はしないと読む。
なぜなら、政党助成金の支払いが七月にあるからだ。
新党を作るのは、お手の物だとしても、今回は党首に誰をかつぐ。
新進党の時は、自民党から海部を持ってきた。
のこのこ釣られて行った、海部もバカなヤツだった。
新進党といえば、結成式の場面が目に焼き付いている。
あろうことか、ベートーベン第九の「歓喜の歌」を、ゴロツキどもが
歌っていた。
あれだけのゴロツキが集まって、中に紛糾が起きないはずがないと
確信したが、予見どおりの末路を辿った。
今回は一年生が多く、ゴロツキの資格すら無いのが集まっている。
TV露出度が上った東は、ゴロツキじゃなさそう。
山岡は間違いなく、ゴロツキだろう。
国民に約束したことを守るんだと、東の言い分は良く分かる。
前原の言い方はキツイが、小沢を評する言葉としては、あれしか無かろう。
「次の選挙のことしか考えていない。日本の政治家とは思えない」
民主党が自壊を始めたことに違いはない。
いずれ輿石が小沢と同じ党所属となるだろう。
党代表と幹事長に一任なんて、不思議な話がまかり通る。
民主に政党の資格なんかないが、幹事長といっても、
小沢の代弁者であること明白。それが党代表の野田が、
造反者には厳粛な処罰をと言っている先から、穏健にで
済むはずがない。
これが通るのなら、自民も公明も、擬似三党合意を破棄
するしかない。
三党が合同で、行政の無駄はそのまま、消費税だけ増税で
国民が納得するわけもない。
TBSに朝から山岡賢次が出てきて、得々と喋っている。
こいつは小沢の代弁者で、しかも労組の代表である。
国民の代表なんかである筈もない。
菅直人の顔が見えなかったが、重大な採決に国会を欠席したのか。
小沢・鳩山・菅のトロイカ体制で、選挙戦を騙り盗ったのじゃなかったか。
国民は増税先行の政治なんか望んじゃいない。
ミンスは早く割れろ。
野田の執念というか、財務省の言いなりというか、
社会保障費そっちのけの、消費税単独増税案だけが衆院を
通ってしまった。
税と社会保障の一体化のスローガンから、一体化が取れて
増税案だけが通ったというのは、歴史に残る悪政であろう。
野田佳彦の名は、永遠に記憶される。
小沢の思惑を越える造反組が出たが、輿石が予め処罰は軽いと
言ってしまっていた。だから鳩まで堂々と青票を投じて見せた。
昨夕の野田演説、一世一代の「泣き節」も不発に終り、
野田の人望も地に墜ちたと見る。
参院では苦労をするぜ。長く悪あがきはしない方が良いぞ。
社会保障費が、そんなに必要なのか。
国家の歳出は、歳入の範囲でケチケチやるべきもの。
財務省の言いなりになって、国債乱発の大きな政府をやっていて、
財政が持つわけもない。
今の民主党は、かつての新進党が瓦解し、多くの小党に分裂し、
それが鳩山兄弟商会にはカネがあると、たかって来て出来た党だ。
だから労働組合関係者(旧社会党)、旧民社党、鹿野が率いる小人数、
日本新党の流れ等が寄り合い所帯で、同床異夢はむしろ当然。
小沢の仲間が、どんどん減って、哀れなキリギリスが蟻の巣に匿われた。
そのキリギリスが、恩を感じる男じゃなく、蟻の子どもたちを集めて、
多数派気取りだ。
民主党はシロアリ退治を旗印にしていたが、実体は小沢黒蟻に好きにやられた。
鳩の心中は複雑だ。
野田なんて眼中にもなかった、若手社員が社長になっている。
創業社長のマニフェストは、ズタズタにされている。
鳩は当然面白くない。
とにかく、若手から台頭した、現社長の足は引っ張りたい。
まさか、創業社長の自分が、会社を追われはしまいと思っている。
輿石が本気で民主党の分裂を止める気なんかある訳もない。
ヤツは日教組と自治労をまとめ、その上に君臨したいだけの男だ。
冗談は顔だけにしてくれと言いたい。
ミンスに大勢居る、信用ならん手合いの中でも、最も信用
という言葉から遠いのが、輿石じゃないか。
本当は小沢とツーツーの中なのに、党幹事長という要職に
おさまり、こんな人事を平然と行なうから、野田は信用できんのだ。
それにしても、昨夕の民主党代議士会での、あの野田の猿芝居。
心という言葉を三回並べたら、それだけ心がこもっているって、
誰が騙されるか。
「心から、心から、心から、お願い申し上げます」
それで議場が静まるかと思いきや、異議を唱える議員多数が、
司会者席に殺到した。あの場面をみたら、誰でも野田は哀れに映る。
所詮は田舎の高校の生徒会長立候補者のレベルだな。