作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

歴史・エッセイ・小説・時事ニュース・・・なんでもござれのブログです。どうぞよろしく。

【 厚生年金基金廃止へ 】

2012-09-28 18:11:04 | 02 華麗な生活

厚生労働省の官僚が、またもふざけた話を始めた。

厚生年金基金は、いわゆる三階部分で、厚生年金以上に
年金を貰いたいと願った、欲深な大企業の従業員が加盟
している。

廃止はご自由にと言いたいが、ちょっと待てよ、ムシが良すぎる。

基金のムシ食い部分を、事もあろうに、一般人が入っている
厚生年金(二階部分)の積立金で賄おうという案が出ている。

中小企業に働く、二階部分までしか貰えない人々の積み立てた
カネで、何故恵まれた大企業の、三階に穴が開いたのを、修理
するカネを出さねばならぬのか。

民主党政権の下で、悪いことばかりが広がる。

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【 野田の演説は下手だ 】

2012-09-28 17:55:10 | 02 華麗な生活

国連総会での、野田の演説は極めて下手であった。

だから中国に居直られて、日本が清の末期に尖閣を盗んだと、
国連総会の場とは思えない罵詈雑言を浴びる破目になった。

中国は元の時代が最も版図が広かった。
ドイツのミュンヘン界隈にも、蒙古兵が充ちていた。

中国は欧州の各国(ロシアも含む)に対し、
「ここは歴史的に中国の土地だ」と喚けば良い。
「衣食足って、礼節を知る」と言うが、
中国は衣食が足りなくなってきたのかも。

おそらく2012年という年は、後年に歴史的な年として記憶される
だろう。
中国の経済成長が止まった転換の年として。
同じく韓国の経済成長も、止まった年として

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【 阪神タイガース戦士が続々引退 】

2012-09-28 10:26:38 | 02 華麗な生活

03年、05年の優勝に大きく貢献した金本が今期で引退を決めた。

優勝戦士の代表と言ってよい今岡も引退する。
野村のワルにイジメ抜かれたが、リーディングヒッターと打点王を取った。

高い買い物についた、城島も小林宏も、殆ど働かず引退だ。
特に城島は、矢野の引退を早め、狩野の成長の芽を摘んだ。

藤川球児はアメリカに渡り、大リーグを目指すらしい。

鳥谷もFA宣言で、関東の勝てるチームに移るだろう。

平野も然りである。

ブラゼルはもう帰国済み。

マートンも、シーズン末を待たずに帰国すると発表。

苦しいのは、目下二軍で調整中の、新井貴浩で、カレを壊した責任者は
故障と知りつつ、侍ジャパンを指揮した星野仙一。
「オレを男にしろ」と、四番を打たせた。

星野のナニワ節に付き合って、打撃を忘れた被害者である。

05年からチームを率いた岡田が、オリックスを解任された。
チーム記録の12連敗で、球場入りも拒まれた。
オリックスの経営者も勝手なもんだ。

期待のルーキー、慶応の伊藤隼太が、プロ初のホームランを。
満塁ホームランのおまけ付き。

高卒二年生の岩本が、先の中日戦に続いて、六回を零封。
後を加藤・渡辺・筒井で完封リレイ。

巨漢森田の打球は早い。

タイガースは変りつつある。

12対ゼロの試合は、今期初めてだ。

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【 日本人だけが抱く「国連」幻想 】

2012-09-28 09:21:33 | 02 華麗な生活

国連のNY本部総会で、中国の楊外相が日本を敗戦国と
演説したことで、今頃と驚いた日本人が多いと思うが、
「国連」という国際組織は、対独・日戦争「連合国」を指し、
だから今でもドイツと日本は、国連の「敵国条項」から外されて
いない。

ドイツと日本に、不埒なことが見えたら、容赦なく叩いて良い。
というのが「連合国」の意思として、未だに生きているのである。

野田の国連演説は、だから中国の怒りに油を注ぐ結果となった。
日本は紛うことなき、敗戦国なのである。
敗戦国が、戦勝国に何を言うかと、いきり立つのは不思議ではない。

いま日本人は、何の不思議も感じることなく、中国共産党が一党で
独裁する、中国大陸を指して「中国」と呼んでいる。

世界の中でも稀有な国が日本なのである。

日本は確かに戦争を行なった。
戦った相手は蒋介石が率いた、「中華民国」であった。
間違っても「中華人民共和国」ではなかった。

対独の欧州に於ける対戦を第二次世界大戦と呼び、
対独戦の主力国が、英米仏ソの四ヶ国で、
日本が戦ったのは、アジアから南太平洋に拡大した地域。
それを大東亜戦争と日本は呼んだ。
アメリカをも敵にして、戦争名は太平洋戦争と変わったが、
日本は第二次世界大戦に参加した訳ではない。

ソ連は日本の敗戦を確認してから、いわゆる北方領土に一方的に
攻め込んで来ただけである。

大東亜戦争で、英仏蘭の諸国は、アジアに於ける植民地を失った。
介抱されたアジア諸国は、心中で日本を評価している。

蒙古に居た、「中国共産党」は、日本と戦った当面の敵ではない。
彼等は日本に、結果として勝った「中華民国」を、日本の敗戦後の
内戦で勝って、「中華民国」を台湾に追いやっただけの存在。

あまり大きな顔をして、日本を敗戦国、自らを戦勝国と威張るのは
明らかな言いすぎだと思うのが、戦争を知っている日本人の感想だ。

だが冒頭に述べたように、「国連」とは「連合国」の事で、
国際連合という和訳は、外務省の苦し紛れの造語に過ぎない。

北方領土にしても、あの地域は日本が敗戦を受け入れる条件として
手放した事実はあるが、管理者は「戦勝国連合」であって、
ソ連が我が者にして良い道理はない。

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【 安倍総裁・石破幹事長の強力体制 】

2012-09-27 18:22:40 | 02 華麗な生活

自民党の中には、三年間の雌伏の期間があったにも関らず、
長老とか重鎮とかを自認するバカ者が、僅かながら残っている。

民意に近い、党員・党友の投票では、過半数を制した石破が、
国会議員投票では、石原にも大差を付けられ、
決戦投票でも、安倍に負けたとあっては、国民の不審感は残る。

自らの原稿を読むのに「IT革命」を「イット革命」と読み続けた
シンキロウこと森喜朗が、マスコミを通じて石破を露骨に攻撃した。
石破に新進党参加の過去があるからだ。

選挙運動中である。森の発言は訴訟に値いする。
民意は石破の方を支持した。
自民党の重鎮ならぬ重沈どもは、次の選挙で沈んで消えろ。
重いのは体重だけ。存在感は軽い。

安倍が前回に一年で総理を投げ出したことを、非難するバカが多い。
ろくに政治を知らぬ、阿呆が知った顔で非難する。
あの時の安倍は、当時は日本で手に入らぬ、腸の炎症で悩んでいた。
それでも防衛庁を省に格上げし、重要法案を次々と国会を通した。
何も決めない、決められない民主党三代とは違う。

石破は安倍の要請を、笑顔で受け入れた。
あの日本を取戻すために、強力なタッグが出来たことを喜びたい。

さて、経済・金融担当大臣を、誰に任せるか。

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【 酵素・ホルモン・コラーゲンは全部タンパク質 】

2012-09-27 13:42:08 | 02 華麗な生活

タンパク質は窒素を含む高分子。

高分子だから人体の吸収能力を越えている。
だから胃でアミノ酸に分解して、小腸で吸収する。


酵素やコラーゲンを飲んだって、タンパク質だから
同じ原理で、胃で分解されてしまう。
分解されたアミノ酸を原料に、肝臓が作り直すのだ。
だから酵素ドリンクは原理的に有り得ない。

役に立つのは消化酵素だけ。
特にタンパク質の分解工程は複雑だから、
多種の消化酵素が必要となる。
補ってやれば、肝臓に余力が出来る。
タンパク分解酵素は、多忙な肝臓を休めてやれる。


代謝酵素は二千五百種類、いやもっとあるとの学説も。

代謝酵素はたった一回だけ、一つの仕事しか出来ない。

野球選手に例えたら、ピッチャーは一球しか投げない。
いや捕手からの送球を受けたら、そこでオシマイ。
内野手ならゴロを取るだけで終わり。
別の選手が一塁に投げる。
だから代謝酵素はたくさん要るのだ。

要る分をを肝臓が毎日せっせと作っている。


お酒を飲むと、肝臓はアルコール分解を優先する。
つまみに食べる、から揚げなどの脂肪分解は後回し。
だから肥りやすくなるわけ。


糖尿病患者にはインスリン注射がある。
ドリンク剤は無い。
ホルモンもタンパク質だから、胃で分解されてしまうからだ。

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【 ヒトの身体はアミノ酸で出来ている 】

2012-09-27 09:56:59 | 02 華麗な生活

今月末、と言うことは今週末で、ボクの透析生活は
丸十五年に達する。

幼少期から病弱児であったが、透析のために生まれて
初めてメスが入り、内シャントを作った。

この十五年の間に、眼科・歯科を除いて、重大な手術を
4回も受けた。
手術は出血を伴うし、相当に体力を損ねる。

壮年期の五十年代から六十年代の前半。
高年を意識する六十年代後半。
いやでも老年を知る七十年代前半。
そして嫌な言葉だが、後期高齢者の七十年代後半。
今や七十八歳という、本人が信じられない年寄りになった。

週に三回の透析を受けながら、四十五歳で起した会社の経営
と、その傍らモノカキを始めて、08年には世界年間最多のノベル
作家としてギネスに認定も受けた。
(会社の方は、もう実務の殆どを手放したが)

09年には腰椎の破壊で、脊柱管狭窄の重症となり、
幸いにネットで名医のブログを知り、
チタンの人工骨6本も見事に定着している。

硬式テニスも復活し、週に2回はコートの上にいる幸せ。

透析の方でも名医とめぐり合えて、何のトラブルも無い。

こんな身体の体験を重ねた人間だからこそ、
知りえた「身体の科学」がある筈だ。

特にタンパク質の構成素材、アミノ酸の何たるかを知れば、
殆どの「身体の科学」が理解できてくる。

何度もメスを入れたことで得た、
知識の積み重ねを書いて見よう。
(同年齢に限らず参考に成ればと願う)

人体を構成する最も重要な栄養素はタンパク質。
筋肉・骨格・血液・体液・内臓・酵素・ホルモンのすべてがタンパク質。
それを構成するのがアミノ酸である。

例えば人体を動かし、新陳代謝を行なう上で、必ず酵素が働く。
その数は最低でも二千五百種に上る。しかも酵素は一回使用で終わる。
だから体内では、絶えず酵素を作り続けているのだ。

身体について相当に勉強した筈のナースが、意外に酵素を知らない。
一般人が「酵素液」の類に「美容」「お嬢様」の名前で飛びつく所以である。

どんなに美名を並べても、美容液に酵素なんか殆ど存在しない。
最低でも二千五百種類もの酵素が、得られる道理もない。

中高年以降の身体に起きる異常は、酵素を学ぶ事で殆ど解決する。
人が毎日摂取する三大栄養素の中で、タンパク質だけが分子が大きい。
酸素・水素・炭素の他に窒素も含む栄養素はタンパク質だけだ。

高分子はそのままでは身体が吸収できない。
だから、より小さいアミノ酸に分解してから吸収するのだ。

アミノ酸が幾つか集まって身体の細胞を作る。
細胞が何十万、何百万、何千万と集まって、臓器や筋肉などが出来る。
その製造の工程に関与する酵素も、またアミノ酸を集めて体内で作る。

出来た酵素は、そのままでは起動しない。
必ず補酵素という作業員が操作して、そこで初めて起動するのだ。

補酵素として働くのが、主としてビタミン・ミネラル類である。
ビタミンを取る目的は酵素を動かす為と言ってもよい。
ミネラルの中でも、マグネシウムや亜鉛が、微量ながら必須なのも同様。



昨夜(26日)のNHK「ためしてガッテン」で取上げた、初期アルツハイマー症も
脳の記憶装置「海馬」の部分に貯まる、インスリンが原因で起きた。

人体に二千五百種以上もある、酵素の中にちゃんと「インスリン分解酵素」も
あると、最後はメデタシメデタシで終わった。

高血糖に成らぬよう、日頃から食事に気を配っていあたら、高血糖は防げる。
炭水化物を摂りすぎるから、インスリンが大量発生する。
その一部が「海馬」にも貯まると、アルツハイマー性痴呆の始まりだ。
良質のタンパク質を摂っていたら、必須アミノ酸が充足し、インスリン分解酵素が
脳を守ってくれと言うわけ。


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【 自民党大会の結果 】

2012-09-26 18:16:16 | 02 華麗な生活

党のルールに従って、国会議員だけの投票による決戦で
安倍晋三の総裁復帰が成った。

選挙中の全国縦断の街頭演説などを聞いていても、
これが同じ時期の、同じ国の、政党なのかと思いたく成るほど
自民党の街頭演説には群集が押し寄せ、「野田のブタ野郎」の
プラカードに取り囲まれ、「ウソつき」「人殺し」と罵られた挙句
「帰れ」コールにかき消されて、野田の声すら聞こえなかった
民主党との違いが鮮明になっただけではなく、居並ぶ国会議員
の顔ぶれも、自民党の議員の方が遥かに優秀と見えて、
すでに三年間も我慢させられたが、漸く優れた国・日本を取戻す
体性に一歩近づいたとの思いを熱く感じた。

難を付ければ、党員票では過半数を制した石破への国会議員票が
伸びず、東京都でも16ポイント中の4ポイントで終わった程に人気
が無かった石原が最高の投票を得た辺りが、未だに派閥の親分の
言うがままの議員が多いことを示している点だ。

民主党は石原が決戦で選ばれると読んでいた節がある。
つい数日前の輿石幹事長続投や、細野・安住の起用にそれが見える。

気の毒だが、自民は安倍を新総裁に選んだ。
三党合意がどうなるか、なんとも言えなくなった。

石破は幹事長を要請されて、それを受けるだろう。
選挙の顔として、安倍をも凌ぐことが、党員投票の過半数で明白に。

さて、民主党のお骨の生焼けが、如何に対応できるか見モノである。

安倍なら日米同盟の強化も期待できる。
ともかく芽出度い結果で良かった。
石原は五人の候補の中でも、一番話が抽象的で、頭が悪い事を明らかに
したから、当分出番は無いだろう。

自民党の中に居坐る、重沈(重鎮なんて結構なモノじゃなく、重くて沈む輩)
を早く沈めて、身奇麗にしないとイケナイ。

森や古賀は今夜辺り、ヤケ酒と行くのだろう。それもまたメデタイ。

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【 意味が分からない野田の日本語 】

2012-09-26 11:14:06 | 02 華麗な生活

いま最も問題なのが、「大局観が大事だ」の「大局観」が
何を示すかである。

尖閣列島が、清の時代に日清間の合意で日本領に編入された
事実は、カツオブシ工場の名残もあることで、日本の実効支配
があったとする日本の主張に理があるとは思うが、日本外務省は
なぜ、国連が70年前後になって、尖閣の周辺に有望な油田が
有ると発表した後に、直ちに日本領だと国際社会で声高に発表
することを怠たったのか、それが分からない。

台湾までが監視船・漁船を交えて50隻を越える大船団を派遣して
来たが、デモンストレーションを行なった後は、おとなしく日本の
領海の外に出た。

彼等は石油を掘りに来たのではない。
漁をさせてくれと頼みに来たのだ。
受け入れてやるのが「大局観」に沿った処置ではないのか。


 

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【 旧満州国の首都新京争奪戦 】

2012-09-26 10:02:50 | 02 華麗な生活

対日戦争の間、一時的に停戦していた、中華民国(蒋介石)と、
中国共産党(毛沢東)は、日本の敗戦により内戦を再開し、
最後には共産党が揚子江も渡って、全中国(シナ全土)を版図
におさめ、蒋介石の中華民国は、台湾に逃げ込んで今日に至る。

日本の敗戦は昭和20年8月15日であるが、ポッダム宣言の受諾
近しと知ったスターリンのソ連軍が、事前の9日に満州との国境を
越えて侵入を開始し、それまで空襲とも関係がなかった別天地、
満州国はパニックに襲われた。

昨日新京時代の同窓会があり、共産軍に包囲された新京市が
孤立し昭和24年に至って陥落するのだが、留用されて残留した
日本人800名が辿った苛酷な運命は、病弱者・幼児をはじめ
およそ500名が、餓死に追いやられ、中国内戦の犠牲者となった。

そこで「チャーズ」を詳しく語りたい。
この中国語をダイレクトに表す日本語は無い。
使われた漢字も、日本では使用されていない。

「チャーズ」は、官憲が作った関所・監視所を表す中国語である。
ボクは新京駅から南下する旧満鉄の次の駅、「南新京駅」から
昭和21年6月に、無蓋貨車で引揚げの途についたのだったが、
ボクが住んでいた地域から、当時のボクが足を踏み入れた事が
なかった南方に、広大な敷地の満州映画、略して満映があって、
敗戦後ピストル自殺した、甘粕大尉が社長を勤める満映は第二の
満州国政府と呼ばれていた。

その満州映画の線路寄りに、国府軍側の「チャーズ」があり、
そこの関門を越えて逃げる市民は、国府でもなく共産軍の統治も
無い真空地帯で、食糧の配給もなく数週間から数十日を、餓死者
の死体の山に囲まれながら、共産軍側の「チャーズ」が開くのを
待っていたと言うのである。

ここでは何十万人単位の餓死者、病死者が出たとされる。
詳しくは山崎豊子『大地の子』上巻に書かれているが、この描写
には盗作の訴訟があり、訴えたのも我が同窓の女性である。




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【 日本の今後を決める重大な選挙 】

2012-09-26 09:03:59 | 02 華麗な生活
今日の午後に開催される自民党大会は、谷垣に代わる
新総裁を、すなわち内閣の機能を失った日本の新内閣の
顔を決める、重大な選挙である。

すでに地方議員の投票は終わっており、石破が断然トップ
だとマスコミが騒いでいる。

石破は自民党のダーティな部分、党内派閥抗争の影響を
受けることなく、政策で勝負して今日の総裁選に出場するに
至った、もっとも自民党の古く汚い勢力の影響を受けずに
きた、貴重な政治家である。

ただし派閥に属さないから、親分衆が派閥の票を仕切る
国会議員票の奪い合いには、あまり関係が無い。
それが石破の弱点と言えないこともない。

そこで二位を争う、安倍と石原のどちらが決戦投票に残るか
その一点に、今日の自民党大会の最大の意味と興味がある。

良く事情を知らずに、「おなかが痛いからと内閣を放り出した」
男が安倍だとワルクチを言うのが居る。
軽薄な連中である。

安倍は小泉の無茶苦茶な政治の後始末に登場し、病気で一年
しか総理を勤めることが出来なかったが、それでも短期間に
重要法案をいくつかモノにした、政治家らしい政治家であった。

まだ若いし、病気も直ったようだから、間違っても石原の坊やに
二位争いで負ける事態は避けないと、民主党並みの弱体内閣
しか出来なくなる。

三年間、野党の総裁という損な役割に甘んじた谷垣を、幹事長
として支えながら、いざ総裁選となって、長老どものご機嫌を取り
谷垣を蹴落とした石原なんかに、決戦に臨ませるような結果に
終わると、自民党の三年間の雌伏が無駄になってしまう。

自民党は何故長期政権を失ったか。長老どもの胸の内に心当たりが
ある筈である。

石破でも良いし、安倍でも良い。

が、石原だけは絶対に駄目である。



 




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【 これが霞が関文学か 】

2012-09-25 17:34:08 | 02 華麗な生活
東北復興を謳って出来た復興庁と復興予算が、またもや霞が関の
官僚どもによって、好きなように使われ始めている。

復興予算を謳いあげる文章の中に、「日本再生」とあるから、すべて
ヤツ等が企てることは、「日本再生」の美名の中に埋めることが可能
になるのだ。

しかし、熊本の五木の子守唄で知られる五木村の林道整備のカネも、
立派に「日本再生」の役に立つという理論があるらしい。
林道は森林の中を走る道だ。

五木村には深い森がある。森の木々のためにも、間引き伐採が必要で
そこで切られる木を間伐材と呼ぶ。
間伐材は住宅建設の材料として役に立つ。だから間伐材を運び出す
林道建設は、立派に「日本再生」の役に立つ。

こんな理論展開で行けば、全国で何をやっても、「日本再生」の為だと
言い切ることは難しくない。
霞が関文学とは、こうしたものだと心得た。

ところで、その財源である。
来年から向こう25年にわたり、所得税と住民税から何%かが上乗せ
されて徴収されることが決まっている。

それを民主党政権は、向こう5年間で使い切る。
それが東北の復興を名目とする「復興予算」である。

どうだ。驚いたか。ボクは大いに驚いた。こんな官僚を野放しにする
民主党のだらしなさに、大いに驚いている。

 






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【 満州新京の小学校同窓会 】

2012-09-25 14:47:47 | 02 華麗な生活

ボクは大連で生まれ、奉天・新京と二つの学校の同窓会に
入っているから、今の世になっては珍しい経歴の持ち主と
なっている。

今日は甲子園で、新京・櫻木校の同窓会関西支部があたから、
最近はマイカーを控えて居る関係もあり、往復タクシーで行って来た。

日本の敗戦時にボクは小五だったのだが、僅か二歳年長の先輩は
すでに旧制の中学生であったから、幼少時の二歳の年齢差は大きく
ボクの記憶に無いことも、よく知って居られ、そのお話を伺う楽しみ
が有る。

前田さんと仰る二歳年長の先輩は、お父上が国府軍(蒋介石軍)に
技術を買われて居残り、当時中一だった先輩も、その関係で新京に
留まり、昭和28年に漸く神戸に帰って来られた方である。

新京は旧満州国の首都で、ソ連軍が引揚げて行った後、国府軍に
占領されたのだが、蒙古に居た毛沢東の共産軍(八路軍パーロ)
との内戦の戦場になり、昭和23年9月に、パーロ軍の包囲で餓死者
続出の中を、残留した800名の日本人は、何グループかに分かれて
20キロを徒歩で脱出の生生しいお話で、山崎豊子さんの御本で知った
チャーズが身近になった感あり。

前田先輩は、新京脱出後、今度は共産軍に留用されて、共産主義教育
を強制されて28年に帰国し、神戸大学の工学部に入学された方。

ボクは他の大勢と21年に新京を出て、何ヶ月か掛けて淡路島に辿り
着いたが、家の周りは全部田んぼ。なのに我が家にはコメという食物が
無かった。

新京でも、昭和23年春から食料が全く入手できなくなり、市内にあった
緑が消えたとのこと。草も葉も樹の皮も、すべて食べられた結果であった。

時節がら話題は現在の中国政権の行く末となったが、前田さんは元より
清の末期の再来だと言う人ばかり。

共産党幹部も、地方の役所も、軍幹部もすべて汚職の巣窟で、人民の方は
貧富格差、労働条件の悪化(残業が多く、手当てが出ない)で、欧米企業は
すでに中国脱退に動いているとの意見で一致。

それも分からぬ野田政権の継続で、日系企業は中国脱出の機会も失うのでは
と危惧する声が圧倒的であった


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【 自民党の長老は明智光秀を担ぐ 】

2012-09-25 09:31:44 | 02 華麗な生活

織田信長の本能寺の変に関しては、朝廷や公卿の圧力が
あっての光秀の謀反とよく言われる。

おそらく保守派の公卿どもの、信長死すべしの機運は高かった
と思われる。

だからと言って、主君を討った光秀の行為が正当化される
わけもない。

自民党の動きには、16世紀末の、公卿の動きを連想させる。

石原も光秀の役回りが損な立場だとの認識が見えない。
ならば、バカである。

地方での動きは、石破が圧倒的な人気と伝えられる。

自民党は再生のチャンスをもらった。
長老か重鎮か知らぬが、年寄りが蠢く姿は醜いぞ。

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【 中国経済が自滅してゆく 】

2012-09-25 09:18:30 | 02 華麗な生活

アップル社のiPhone5の売れ行きが好調で、発売三日で
500万台が売れた。

それでも本当なら800万台を越えると見込んでいたから、
アップル社は暗い顔をしている。

シャープ救済で名をあげた、台湾のホンハイ精密工業の
中国の生産子会社で、反日デモの飛び火か、太原工場での
暴動を引き起して、生産が停まったのだという。

欧米のマスコミも「中国の労働市場が安定している時代は終わった」
と報じ、反日デモは、中国経済の反転期を迎えた格好。

日系だけで、2万2千3百社が進出しており、外資系全体では
29万社と、まさに世界の工場となった感が強いが、反日デモが
根っこでは、賃金や労働環境への不満の噴出しだ。

中国共産党の一党支配の社会がいつまでも続く方がオカシイ。



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