歴史は史実だけを学んでも面白くはない。
よく歴史に「たら・れば」は無いと耳にしますが、冗談じゃない。
「イフ」が入ってこそ、歴史は後世の人々に役に立つのだと信じています。
真田幸村は、安居神社の境内まで逃げる家康を追い詰めて、そこで
船場で待機していた明石全登の新手300名と合流、家康の首を取る。
幸村と大坂城内の人気を二分していた、後藤又兵衛にも軍功を与えたい。
又兵衛は、親とも慕ってくる木村重成と共に、和江方面に出撃し徳川の
先陣藤堂高虎を撃破、二番手の井伊直孝の陣に襲いかかる。
木村長門守重成は井伊の家中に戦死するが、又兵衛は密かに徳川勢の
死者の中から、雑兵の衣装をはぎ取って身を隠し、単騎秀忠の姿を追う。
城方の意外な健闘で乱れた戦陣の中、秀忠を鉄砲で討ちとって、大和国
大宇陀に逃れ、この地で桜を愛でながら後半生を送った。
今に残る「又兵衛桜」は、若木の時に又兵衛が愛でた桜だと地元では特に
又兵衛の名を付けて、今も訪れる人が多い。
なお又兵衛桜がある大宇陀は、万葉集の歌人、柿本人麻呂の「ひむがしの
野にかぎろいの立つ見えて、返り見すれば月かたぶきぬ」の地にあり、別名
を「かぎろい桜」としても知られている。ただし桜の寿命はそんなに長くはない。
有って当然だろう。過去に消費税に関与した二人の首相は、
共に消えた。
何も野田との約束を守る事はなかった。辞めときゃ良かったのに。
8%の消費税と、煽るマスコミがあるが、今回の増税分は3%だけだ。
マスコミはあまり大衆の心理に付け込む煽り方をするな。
ここで東京市場の株価が下がれば、消費の落ち込みに拍車がかかる。
日銀が動くとすれば「今でしょう」と言いたくなる。
二兆円ぐらいの規模で株価を支える金融措置があって良い。
株高はGDPには寄与しないが、増税3%を打ち消す消費力維持は、
GDPを押し上げる。
オバマがクリミヤ問題で、孤立奮闘の形でプーチンを責めている中で、
安倍総理の対ロシア制裁は、制裁の名にも値しない程度のモノ。
米国の知日派もイラダチを露わにし始めた。
アーミテージの警告には、真剣に聞く耳を持つべきだろう。
シナの国内暴動は、伝えられないからこそ、如何に大規模なものかが分かる。
人民軍の兵士にも、農村出身者が多かろう。
彼等は農村が荒れて、大地も水源も汚染されて、住めなくなった故郷を眺め、
何を想うだろうか。
習近平は頭脳に欠陥がありそうだ。
国内の実像が見えなくなった時、尖閣が危うくなる。
アーミテージは、それを日本に警告している。
習はベルリンで例の「南京30万人虐殺論」を展開した。
日本は戦後69年間に亘って、非戦を貫いてきた平和な国だ。
毛沢東は生涯に唯の一度として、「南京事件」に触れたことは無かった。
周恩来も「南京」について、田中角栄を責めたとは聞いた事がない。
30万人といえば、戦時の15個師団の兵力に相当する。
それこそ南京城を遠巻きにして、空から原子爆弾でも落さないと30万人
は殺そうとしても、殺せはしない。
シナ軍は全くの無抵抗で、順番に死ぬのを待ったいたのだろうか。
共産党が一党支配のシナでは、この間まで最高執行部のメンバーであった、
周永康が汚職の嫌疑で、親族や元部下もろともに拘留されていると報じられて
いるが、その拘留者は300名以上と伝えられ、差し押さえられた資産は、
日本円で1兆4900億円に上るとロイター通信が。
この報道が正しければ、300名以上を拘留するのに、どんな規模の施設が
用意され、また取り調べに当たるのに、如何ほどの要員が必要になのだろう。
東ドイツ出身のメルケルは、何度もシナを訪れて、日本には来ない。
ドイツはボクが知っていた、あの友好的なドイツではなくなったらしい。
習はベルリンで例の「南京30万人虐殺論」を展開した。
日本は戦後69年間に亘って、非戦を貫いてきた平和な国だ。
毛沢東は生涯に唯の一度として、「南京事件」に触れたことは無かった。
周恩来も「南京」について、田中角栄を責めたとは聞いた事がない。
30万人といえば、戦時の15個師団の兵力に相当する。
それこそ南京城を遠巻きにして、空から原子爆弾でも落さないと30万人
は殺そうとしても、殺せはしない。
シナ軍は全くの無抵抗で、順番に死ぬのを待ったいたのだろうか。
共産党が一党支配のシナでは、この間まで最高執行部のメンバーであった、
周永康が汚職の嫌疑で、親族や元部下もろともに拘留されていると報じられて
いるが、その拘留者は300名以上と伝えられ、差し押さえられた資産は、
日本円で1兆4900億円に上るとロイター通信が。
この報道が正しければ、300名以上を拘留するのに、どんな規模の施設が
用意され、また取り調べに当たるのに、如何ほどの要員が必要になのだろう。
東ドイツ出身のメルケルは、何度もシナを訪れて、日本には来ない。
ドイツはボクが知っていた、あの友好的なドイツではなくなったらしい。
高校生の頃から「家康と共産党と豚肉が嫌いだ」で通してきた
ボクですが、実は家康に家を滅ぼされた秀吉もまた嫌い。
特に大の恩人である、黒田官兵衛に対する無礼な振る舞いが
許せない。
上に書いた家康は、時として巨人に置き換わる。
「巨人・豚肉・共産党」と成るわけです。
これは今もそうで、もっと若い頃に、東京に行って酒場に入るには
乱闘になる覚悟がいった。
さて家康に戻りましょう。
家康の人間としての汚さを如実にあらわした、大阪城夏の陣。
騙されて内堀まで埋められて、裸城にされた大阪城を上杉や佐竹まで
動員して攻めた家康が、真田幸村の攻撃に逃げに逃げて、もう駄目だと
追い詰められた、四天王寺界隈にある一心寺と安居神社が並ぶ地域で
腹を切る覚悟をする。
実は真田幸村も疲れに疲れていて、すんでのところで家康に逃げられた。
ボクはここで「イフ」を入れて歴史を変えます。
大坂城内に居た宇喜多秀家の家臣、明石全登の隊が予備軍として船場
に移動、そこで待機していた。その隊に幸村子飼いの霧隠才蔵が、猿飛
佐助との連絡要員として参加していた。
安居神社まで家康を追い詰めた段階で、予定通りに佐助が才蔵に忍者
特有の忍びの術を使って、明石隊に安居神社まで急行せよと連絡。
働き場所が無いと嘆いていた明石全登隊が、今こそと勇みたち安居神社に
急行し、家康の首を刎ねるというお話。
明石全登は、関ヶ原に於いて西軍の最前線で宇喜多の前線司令官として、
東軍に参加した福島正則の部隊の前線司令官、可児才蔵を押しに押して
いた勇武の人です。
松尾山から裏切って東軍側に寝返った小早川秀秋が、大谷吉継に襲い
かかり、大谷隊がつぶれたことで、優勢だった宇喜多の形勢も一変する。
誰よりも悔しかったのが、今少しの所で、可児才蔵を討ち漏らした明石全登。
当然大坂城に参陣していました。
土日祝日は会社が一流企業並みに休みになりますが、
月から金までの平日には、午後3時半頃になると、ボクの執務机が
置いてある辺りまで、ブ~ンと良い香りが漂ってきて、珈琲タイムだと
知らせてくれます。
珈琲豆は吟味に吟味を重ねて選び抜いたものしか使わない。
だから神戸で一番美味い珈琲は間違いなく、我が社の珈琲だと、自信
を持って言うことが出来ます。
隣に在るベイシェラトンホテルのレストランが出す、コーヒーなんて眼じゃ
ない。だからホテルの会員であるボクには、レストランの従業員も誰もが
ボクがコーヒーを注文する訳が無いと心得ていて、到底カネが取られる
資格がない、不味い色つき湯を勧めはしません。
ボクは透析が無い火曜と木曜には、朝から会社に来るが、その二日は
男子社員が朝の珈琲を淹れる事に成っています。
それを「ボーズ・サービスデイと呼んでいる。
この習慣は、ボクが大阪市の「川向う」と呼ばれていた、西中島に小さな
オフイスを構えた時からのことで、当時はボクが一人で淹れて一人で飲む
ものでした。
ボクは今でも新入社員が入ってくると、先ず珈琲の淹れ方から指導する。
濾紙に入れたコーヒーの豆、もちろん挽いて粉状になっているが、その
全体が美味い珈琲作りに参加するのだと、説きながら淹れて見せる。
しっかりと熱湯になじませたコーヒー粉に、いいか、全員参加で珈琲を
作るのだぞと囁きながら。
ボクに言わせると、パナソニック等が作って売っている、コーヒーメーカー
なんて代物には、全員参加の気持ちすらない。美味いコーヒーがあれで
得られる訳が無い。
今も午後の珈琲タイムを愉しんでから、このブログを書いている訳です。
六甲アイランドまでお越しになれば、ボクが得意の技でお淹れしましょう。
民族経営を貫く全日空の健闘が目立っている。
この程およそ十年分の補充に当たる一括70機をボーイングとエアバス
の二社に発注することを決めた。
羽田の利用便を増やして貰うなど、一度倒産しながらも過度に面倒を見て
もらえる日航に対して、自力で頑張ってきた全日空はみごとだ。
一括70機といえば、習近平が欧州で誇らしげに発表したのと同じ数である。
全人代で決めたばかりの、成長率7・5%が揺らいでいる。
掲げた雇用一千万人が、真相はどうなのか。
一説では人工13億人のシナで、労働可能人口は8億人。
そのうち正規雇用からあぶれ者が、ざっと見て2億人に達する見方があるらしい。
大学を出て、アメリカ留学で語学を磨いてきた者に、就職の機会がない。
就職先を見つけたいと、北京に出て来た者が、高層ビルの地下室で自炊し、
その家賃が1万円だという。
誇り高い留学帰りは、初任給8万円は欲しい。
だが現実の初任給は、良くて7.5万円だとも聞いた。
ちなみに北京で高層マンションで暮らすには、家賃が10万円を覚悟しないと。
選挙資金ではないとシラを切っている。
この姿を見ると、結いの党を作って渡辺と袂を別った江田に歩があるな。
自民党を一人飛び出して、孤立した末に、やっと出来た「みんなの党」じゃ
ないか。勝手に新人党員たちをガッカリさせる行為は良くないな。
影響は集団的自衛権を行使したい、自民党・安倍総理にも及ぶだろう。
第二次大戦中のユダヤ人虐殺の証拠の地に記念碑を建てようと
提案しただ、両国の反応は鈍く冷たいものだった。
中韓が日本を追い詰める道具をと、懸命に成っているのを、黙視
するのが、せい一杯という日本の首脳は、ねつ造される記念碑に
対して、歴史上そんな事実は無かったと断固反論すべきだし、また
靖国問題にしても、他国の宗教観にケチを付けるなと突っ張れば
良いと思う。
中韓ともに、事態経済は大きく劣化している現実がある。
鉄鋼生産で国力が分かる。日本勢は好調だが、ポスコはその座を
新日鉄住金に奪い返されたし、宝幸は実質赤字経営だ。
日経の今朝の朝刊。7面に習が経済力武器に攻勢との文字が躍るが
共産党官僚が、鉛筆ナメナメで作る最長率やGDPを信じてのことか。
朝日こと、チョーニチの後追いをする日経は見苦しい。
常に言うことだが日本には農学部を持つ大学が多くある。
これを活用すれば、今朝の日経紙3面にあるような農水産業の
技術革新が飛躍的に伸びて、農水省が掲げる輸出高1兆円は
20年なんて遠い将来ではなく、数年後にも達成出来そうだ。
世界的な和食ブームにも助けられ、13年の農水輸出は過去最大の
5505億円を記録した。
TPP反対の先頭に立つ全農は、果たして農家・農村の味方だろうか。
砂漠地帯にも真水に3種の栄養成分を加え、循環装置を設置すれば
海水魚が、それもトラフグ、クエ、クルマエビなどの高級食材が養殖
可能になると、岡山理科大学が研究を進めている。
JR岡山駅には、海水魚と淡水魚が一緒に泳ぐ水槽があるらしい。
一見の価値は有りそうだ。
ボクは徳川家康も、その子孫の連中も全部嫌いだと自任している。
家康に次いで嫌な男が足利尊氏。
なんたって皇国史観の世に育った病弱児の歴児です。
ついでに言えば、後醍醐天皇が大嫌い。こんな男に殉じた楠木一族、
新田一族、菊池一族、名和一族が気の毒でならぬ。
天皇にまだ嫌な連中が居る。白河法王も後白河法王も勝手な奴との
思いが消えない。木曽義仲も九郎義経も犠牲者だ。
家康の徳川家に戻って、関ヶ原で大勢の側近が居る中で、どうして死んだ
のか「影武者 徳川家康」という本に詳しい描写がある。
大勢の子どもたちの、後から生まれた三人が御三家となり徳川を名乗った
のが証拠にもなる。先に生まれた子供たちは松平の姓しか貰えなかった。
御三家の中でも、順序があって、本家が絶えた時は先ず尾張大納言が。
まさか尾張の後に来る紀伊大納言家の三男坊が八代将軍に成るとは
想像もしなかったであろう。
吉宗が中興の祖で、名将軍とは徳川召抱えの御用学者の作り話でしょう。
事実は吉宗が企てた、尾張の全員と紀伊の兄貴たち、みんな奇妙な若死に
している。毒殺意外に考えられない。
吉宗は八代を継いだだけではなく、十四代家茂までの将軍の地位を横取り
してしまった。農地開発には失敗。金貨の価値は大きく下落。改革とは名
ばかりの実はデフレ政策で、米に頼る武士階級を苦しめた阿呆です。
締めくくりに、将軍には絶対に成るなと言われた水戸中納言家から慶喜が
十五代に就き、最後は政権を放り出した。メデタシメデタシですな。
ウイーンでも最高の地とされる19区。
その中でも、おそらく最高だろうと思える場所に移り住んだ直後、
珍しく出張も来客も無い日曜日があった。
新しい住居の近くに何があるのかと探訪の散歩に出かけました。
「あれっ?」 何か複数の楽器の音が、歩む道の下の方から風に
乗って聞こえてくる。
何だろうと訝りながら歩みを速めて行ったら、そこもベートーベン
に所縁のあるホイリゲの前の、広場とは言いにくい空き地に大勢の
地元民が集まっているのが見えた。
民族衣装で揃えた人々が、銘々得意とする楽器を携えて練習中。
ロープで仕切っただけの客席に椅子が並べられ、多くはその外で
演奏の始まるのを待っていた。
ボクは勧められて、ロープ内の椅子に座ったが、椅子席の料金は
チップ程度の僅かなものだった。
その場所は最初に住んだヌスドルフにも程近い見覚えがある所。
始まった民族衣装のオーケストラは、予想を超えて本格的なもの。
曲目は期待した通りの「田園」でした。
ボクのウイーン駐在の間は、92回もの東欧出張と来客接待に終始
して、ゆっくり森と音楽の都を楽しんだのは、自分が起こした会社が
軌道に乗ってからのこと。
だから駐在中は、大手企業の社長さんとか専務クラスの方がオペラ
をとお望みになる以外には、音楽を楽しむだけのゆとりも無かった。
あの晴れた日曜日に、思いがけなく出会った「田園」は、後に本格的
なホールで何度も聴いたものと比べても、それは素晴らしい交響曲
でした。
「田園」のすぐ傍で「田園」を聴くとは望外の喜びだった。
多忙なだけで、腹立たしい事も多かった、もし人生のやり直しがあった
としても、二度と行きたいとは思わない、東欧支配人の激務の中で、
あの一日は忘れられぬ一日でありました。
終わって中に入ったホイリゲで、まだワインには早すぎる時間帯だから
注文したコーヒーが、これまた期待した以上の上物の珈琲だった。
折からこの町ハイリゲンシュタットの教会の鐘が鳴り響いた。この鐘を
楽聖ベートーベンも聴いていたんだとの感慨がありました。
株主に限る家計収入ではあるが、GDPにも大きく寄与する
素晴らしいニュースだと素直に喜びたい。
SONYの惨状を見るにつけ、電機が担うべき任務を投げ出した
責任は重いと思うべきである。
これからの日本は、意外に農業関係や得意分野の発酵技術を
生かした商品で、世界を市場にする産業が予想以上に伸びると
見る。
その芽の一つになると思われる記事があった。
日本産の酒類の輸出が、まだ金額的は小さいながらも、伸び率が
大きいことである。13年の輸出は251億円だが、対前年比で22%
は期待できる数値だろう。
かつて大手総合商社といえば10社を指していた。
それが今は三井物産、三菱商事、住友商事、丸紅、伊藤忠の5社を
挙げるのが常態化している。
単なる商品売買業を脱して、資源開発や新興国の産業近代化に特化
してきた成果だと敬意を表する。
10社が半数に淘汰された中に、ボクが小3で憧れ昭和32年に入社を
果たした、戦前の綿花輸入でトップの実績があった東洋棉花はトーメン
と社名を変えて、事業分野の拡大を図った筈であったが、東西両本社
制度を取り入れた後も、大阪には「非繊維」という理解不能な、頑迷な
言葉が残っていたことで分かる通り、戦前の繊維本命の意識が消える
ことはなく、本来ははるかに格下の豊田通商と合併することで、社名を
失ってしまった。
こんな男を社長にしてはいけないと、心ある管理職の多数が警戒して
いたのにも関わらず、Tという綿花こそ柱の意識の持ち主が社長に就き
その後も繊維機械だけが機械の意識から脱しきれないKが、更にはその
後に何の実績も持たぬ縁故だけの馬鹿が「まさか」の声を無視して就任。
どんな会社でも無能者が三代続いて、安泰を保てる訳が無い。
失望したボクは、二代目のKの時代にトーメンを去った。
今も五大商社に名を連ねている、丸紅、伊藤忠には人材が豊富だった
のだと諦めている。
手掛けかけていた東欧、特にハンガリー、チエコ、ポーランドは格好の
西欧の生産基地として発展している。また小説に書いたアブダビの繁栄
をテレビで見るたびに、飛行機の中で知り合ったアリババと語り合った
諸々の事業の推進を実行できなかった悔しさが蘇ってくる。あの大発展に
ボクも参加出来た筈であった。
いよいよ消費税増税がスタートする。⇒ 高額品で潤った百貨店の対処?
ヤマト運輸の運賃が値上げになる。⇒ 通販業者には痛手。
いや、まだまだ東京都民が忘れている大事なことがある。
石原都知事が、大手銀行が中小零細企業に、無担保・無保証でカネを回す
と勇ましく旗揚げした新銀行が、発足して丸十年目となる。
当初都民の血税を1000億円投じてスタートしたが、借りた企業が借金を
返そうとしない、予測された事態が明らかに。
石原は「銀行の運営の為に専門家を雇い入れた」と嘯き、責任を回避。
すべてをトヨタから受け入れた仁司泰正代表取締役の無能の故と逃げた。
そして都民の血税を新たに400億円投入。
この新銀行が今どうなっているのか、そのニュースが流れない。
都知事を辞めたからで済む話ではない筈だ。
トヨタの奥田会長が石原に頼まれて、トーメンの再建役から、急遽東京新銀行
の経営者に転じた仁司氏は、哀れにもA級戦犯の扱いを受けたが、これも
住宅ローンに徹したらとの、周りの忠告を無視し、選挙前の時期にIT産業など
の零細業者にも気前よく融資を行えと命じた石原の生贄にされたのが本当だ。
放置できる問題では無い筈だ。石原に構想を授けた大前研一郎の責任も追及
されて然るべき事じゃないのか。