この日本列島には、聖徳太子の昔に遡り、
性善なる多数の人々と、少数派の性悪とが
同居してきた。
多数の性善なる人々を民と呼び、性悪の
少数を官と称してきたのだが、性悪にかか
れば、性善なる人々を騙し、税と称して取
り上げたカネを、勝手気ままに私すること
など朝飯前の易きことなのである。
性善説に従い、日々真面目にして勤勉な民
と、それをいいことに公私の意識すら持た
ぬ官。二つの民族が同居することが、すべ
て不幸を生み出している。
よろしく両民族は、住むところを別にし、
真に民の中から、改めて立法・行政・司法
を選びなおす必要に迫られているのだと、
そう思うしかない今日の日本の姿である。
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六甲アイランドの島内に職住近接の生活に
入ってから久しいから、クルマの走行距離
が一向に伸びず、なんと１０年で７００キロ
というバカげた記録を作ってしまった。
今年１月に納車された新車は、今日現在で
なんと２７００キロとなり、ボクとしては
よく走ったと思う。
週３回、三宮にある透析クリニックに通う
のに、あるタクシー会社を使用していたの
だが、ズバリ言って運転の下手なドライバー
が混じり、名にしおう右折人身事故の多い
国道４３号線で、３度も「あわや」と思わ
せられる、非常にヤバイ体験をさせられ、
今年から自分の運転に切り変えたのが、走
行距離を延ばした最大の理由。
新車に変えてから、初めて「ガソリン補給」
の警告ランプが灯り、腰を痛めてから土日
といえば「ごろ寝」のだらしなさを、体質
改善すべく、ガソリンを入れに御影まで行っ
た。御影まで来たからにはと、喫茶「ダンケ」
を訪れたら、どうやら開店が１１時からの
模様で、ならばと道をへだてた洋菓子の名店
「アンプレション」に行き、いくばくかを
購うと共に店内の喫茶コーナーでコーヒー
を喫んだ。
結構おいしいコーヒーだった。すぐ近くに
ある名高い洋菓子屋「Ｔ」のより数段上で
ある。ちなみに遠方からわざわざ訪れる客
も多い名店中の名店として名高い「Ｔ」だ
が、そこの洋菓子類は決して美味くはない
と、偶然隣のテーブルに居た先客と意見が
一致した。
ガソリン代も高騰したから、ハイオクで満
タンにすると９千円にもなる。
その足で本当に久しぶりにスポーツクラブ
に行く。神戸ベイシェラトンの中にある、
このクラブの特にテニスコートが懐かしい。
去年の２月に、脊柱管狭窄で動けなくなる
まで、ボクは約７年間もの間、ほとんど連日
このコートに立っていたのだった。
他人が打つ打球でも、「ポ～ン」と乾いた
弾く音は心を慰めてくれる。神の御心で今
一度、せめてボレー練習だけでもいいから、
再開できる身体に直してもらいたい。
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原の邪魔をする連中が一掃された上に、
パ・リ－グからの移籍組み、小笠原・谷の
活躍で、調子に乗った巨人だが、いくら打撃も
いいからと４番にキャッチャーを持ってきた
あたり原はまだ監督として幼稚である。
それでチーム防御率が３．００だった投手陣が
ガタガタになった。慌てて阿部を４番から外したが、
いったん崩れた投手陣がどこまで快復できるのか、
きわめて難しい課題であろう。
先夜のゲームがその代表だ。
上原まで投入して守りに入ったが、最後に会田を
出し、二人連続の四球。そこで桜井がドカ～ン。
決め球を持たぬダーウインから、延長１２回ウラ二死
からの２点で追いすがったものの、そこで息切れ。
あんな負け方こそ後を引く。
これで６連敗。ようやく巨人らしくなった。このまま１２連敗
ぐらいやりかねない。原も落ち着きを失い、これまた
本来の原らしくなった。
阪神もお粗末。普通なら４－１の最終回。簡単にセカンド
ゴロ二つで二死。ダーウインが球が上ずり出したから、
誰でも良い。後一人のバッターを打ち取るべく、投手交代を
ためらっちゃいけない。
シーツ、今岡、関本、赤星、鳥谷のバッティングを見たら、
到底レギュラーを張れるパワーが無い。林・桜井は当然、
加納・庄田・赤松・坂たちをもっと使おう。
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世界的な名ギタリスト、クロード・チアリさんが、
大阪中之島中央公会堂で演奏する時間の合間を
割いていただいて、堂島川べりの天麩羅の名店、
【新太呂】で天麩羅料理をご一緒した。
紹介して下さったのは顧問弁護士の和田先生。
初対面ではあったが、こっちは相手の顔も声も
テレビを通じて熟知している。だからいきなり古い
友人と再会した調子で、や～や～となった。
奥さんのジェインさんも、息子さんのクリス君も、
すごく人なつこい人たちだったから、和気藹々で
あっという間に一時間が過ぎた。
すでに入場券が売り切れの西宮市での演奏会に、
なんだったら舞台の上に席を用意するとまで言う
非常に話術にもたけた面白い人。もっともご本人は
「ボクは人みしりするんや」と言っているが。
「飲んだらギターが遠くなるねん」と言いつつも、結構
ビールもお飲みになった。ともかくコテコテの大阪弁
である。ニース生まれだが生粋のパリっこだそうで、
こわもてのフランス語ならお手のものだそうです。
チアリさん一行が次の演奏のために中央公会堂に
戻られた後、【新太呂】を創業された天麩羅の人間
国宝としばらくおしゃべり。ボクはかつて御堂筋に面した
ビルのテナントで、当時はよくこのお店のお世話
になったもの。当時は４５才ぐらいで、「お若い社長さん」
と言われていた。吉沢恭子というかつてのアイドルと
並んで天麩羅をいただき、それが朝日放送でＴＶ放映の
場面となったこともある。
世界の名ギタリストと、天麩羅の人間国宝。
二人の超大物とのおしゃべりという豪華版のランチタイム
だった。
≪ 関連投稿記事 ≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ０６．１０．２１
【 絶妙の天麩羅「新太呂」 】⇒詳細はこちら
・ ０６．１２．２２
【 人間国宝が揚げる天麩羅 】⇒詳細はこちら
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丸十年近くも人工透析を続けていると、とんでもない
ことに出遭うこともある。医療事故だと言い切れる。
透析の回路の中で、血液が異常に濃縮し、血流が
滞ってしまうのだ。当然警告ブザーが鳴り、ナースが
飛んでくるが如何ともし難い。腕の向きを変えさせよ
うとしたりでせきの山。
ここは技師たちの出番である。休憩中だったドクター
も呼び出され、回路を取り替えるとのご託宣。技師が
新しい回路を持って来ると共に、もう一人の技師が
透析中だった回路の中の血液を、なんとか体内に戻
す努力を行う。
血液のすべてが見事に回収され、針は刺したままで、
回路をつなぎ直す。新しい回路で透析続行するが、
ここで新たにヘパリンが入る。
だから無事終了となってから、止血の段階で新たな
トラブルが起きる。普通なら１０分もあれば止る針の
刺し傷がふさがらないのである。なんだかだで、まるで
動脈穿刺の患者なみの時間が掛った。こんな時ナース
のお仕事は、つくづく聖職だとの思いを厚くする。
これが先週の水曜に起きたこと。週に一回だけ使用
する機械に、明日また掛ることになる。先週起きたこと
がまた起きるのじゃなかろうかと、心配である。
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かねてからブログ上で、今の世にワルの代表は
高利貸と口入屋だと書き続けてきた。
反応が無いから、アホらしくなって書くのをやめた。
おっと、ブログ人のことじゃない。リログという別の
ブログでのこと。
人材派遣業といえば聞えはいいが、あんなもん、
人の労働力を時間売りする、それも企業から受け
取る賃金のかなりの部分をピンハネする、悪徳
業者だ。こんな業態の商売が流行る世が、良い世
であるわけがない。
グッドウィルが矢面に立っているが、ナンブとか
いった労働力のピンハネ屋。小泉や竹中に取り入り
ニュービジネスの旗手って大きな顔をしていたが、
国税局なり労働厚生省なりが、一度徹底的な身体
検査を行うべきだと思う。
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腰痛の原因が、ひょっとして仙骨と腸骨を
つなぐ関節にあるんじゃないかと、それの
位置とおぼしき部分を指圧したり、もんだり
していたら、それが原因とも思えないが、
折が悪かったのだろうか。朝起きた時の、
他人には説明不能の痛みが強度を増して
毎朝泣いています。
「もうこんな人生要らん、リセットしてくれ」
本当に痛い。ふくらはぎが両足とも痛い。
特に左がキツイ。腰の付け根が痛い。特に
右がキツイ。
数ヶ月前までは無かった、腰椎の部分も痛み
出した。もちろん仙骨部分は痛む。
立てないし、当然歩けない。
こんな季節にホットカーペットの世話になる。
じっくりと痛む部分を暖めて一時間、ようやく
何とか立てるようになる。
エレベーターに乗り合わせる人たちが一様に
顔を歪めて「気の毒に」という表情を示す。
「よう、あれでガレージに向えるなぁ～」
クルマの運転はＯＫ。座ることは問題ないから。
逆に言えば、クルマが無いとどこにも行けない。
そんなわけで、せっかく親切な方から教えて
いただいた仙腸骨関節のズレを直す体操が
出来ずにいます。
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昨日のことである。ＪＲ神戸線を走る快速電車に
３才と１才の女児二人を道連れに、２７才の若い
母親が覚悟の飛び込みで三名とも即死した。
２７才。人生はこれからだ。二人の幼児の父親は
何者か。よくよく思いつめての母子無理心中のかげ
に何があったか。３才といえば可愛い盛りのはず。
父親に当る男にも祖父母に当る人たちは、今何を
考えているのだろうか。
若い母が灘区から甲子園口まで、何を想い何を
考えながら来たのだろう。その心の中に「希望」の
二文字は全く無かったのだろうか。そんなに周囲は
冷たかったのか。「絶望」しかなかったのだとしたら、
２７才も３才も１才も、あまりにも傷ましい。
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小林真 一の本
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