作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 透析生活10年目 (24) 】

2007-04-23 16:35:41 | 09 透析生活15年目


透析ルームは日曜日には休みとなるのが通例。

だから月水金組みにとって、月曜日の透析は
中2日となって、中1日の水金と比べ、身体に
溜まった要除水量がどうしても多い。

自己管理では優等生といつも誉められるボクでも、
月曜日には2300ccほどの除水が必要。

中には4000ccとか5000ccといった
豪の者が混じる。4時間じゃ取りきれないから
延長して5時間透析となるわけです。

健常者は一日に2000cc程の排尿がある。
これを完全無尿の身体にしたら、中2日は
計3日だから、6000cc溜まる理屈。

不感蒸泄といって、皮膚の汗腺からは常に水分の
排泄があり、これに呼気中の水蒸気が加わり、
一日に800cc程度が排出される。

その3倍が2400だから、いくら中2日でも
除水必要量は3600で納まる理屈。

事実その程度の増量で来る人が多い。
透析時間4時間が通常だから、1時間に900cc。
まあ何とかなる除水量です。

ボクは多くて2300、たぶん今日は1900ぐらい
だと思う。それをボクの場合は3時間半で取る。

時間あたり540cc。
これだと透析が楽に行われます。

最初の頃、バカみたいにサウナに行っていたのも
除水量を減らしたい一心からだった。

強制発汗は、血中濃度を濃くし、脳梗塞や心筋梗塞
を引き起こすリスクが上がる。

自然発汗にとどめるべし。
それでテニスをやりました。
そのテニス。もう14ヶ月も遠ざかっている。

8年間も続けたから、基礎代謝量が増えた身体の
ままでいるらしい。ありがたいことです。


                                   パパゲーノ



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