義経には同情もあって贔屓するが、頼朝は好きになれない。
それ以上に北条政子が嫌な女だとの想いが強い。
頼朝は従兄妹の木曽義仲と連携すべきであった。
それを義経に撃たせたのは、同族として頼朝の狭量を見る想いで
どうにも好きになれない。
本来なら、日本の歴史は源義仲が平家を倒して、天下人となったと
書いてあっても不思議ではなかった。
そうなれば、少なくも頼朝の源家が三代で途絶え、北条氏に天下を
取られることもなかった。
義経は義仲と境遇が似ている。
共に幼くして、世を忍び落ち伸びた体験を持つ。
お互いに従兄弟同士の仲ではあるし、協力できたと思う。
木曽の軍勢が、京都で乱暴狼藉を働いたというが、藤原氏の栄華が
続いた歴史の中で、武士の台頭があったのだから、平家だって同じ
事をしていた筈だ。
木曽から義仲について来たのに、そんなにワルは居なかった。
多くは京に登る軍勢と聞いて、進軍の途中から参軍してきた悪党どもの
仕業であったろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます