作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 大田垣蓮月尼(歴史エッセイ146話) 】

2014-04-01 13:51:36 | 05 歴史エッセイ

消費増税の初日に当たる今日のホテル客の動向を知りたいと
今日も昼食を摂りに、芝英人さんの握る鮨を食べに行った。

そこで出たのが、幕末の歌人として、また烈女としても名高い
大田垣蓮月尼についての話題だった。
芝英人さんは、鮨こそ握っているが、その本質は学究の徒であり、
その深みは底が知れない。

さて大田垣蓮月尼だが、西郷隆盛とも親交があり、征討軍が京を
立つとき、次の和歌をしたためて、出陣する西郷に渡したとの逸話が
残っている。

伊賀の藤堂家の庶子として生まれ、二度結婚したが二度とも夫に
先立たれて、また子供も夭折して孤独な生涯を遂げたとされる。

相当な美人であったようで、言い寄る男も多かったらしいが、自ら
歯を釘抜きで抜いて、美貌を傷つけたとの逸話もある。

西郷隆盛出陣に当たり託した短冊に書かれてあった和歌一首。

  あだみかた 勝つもまけるも 哀れなり 同じ御国の人と思えば

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