作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 歴史エッセイ (60) 村上水軍 】

2007-04-19 14:36:11 | 05 歴史エッセイ


昨夜のNHK「その時歴史は動いた」は、
村上水軍を取上げていた。松平の語りは
相変わらずのリキミ過ぎで、まことに聞き
づらいが、その内容に於いても、疑問符が
多く、どこまで本当だろうと首を傾げざる
を得なかった。

松平流によれば、関ケ原当時の村上水軍は
村上武吉の統率下に一本にまとまっていた
かに語られた。

村上水軍は、能島を本拠とする村上武吉の
勢力の他に、因島村上、来島村上と三手に
別れ、関ケ原当時にはそれぞれが別行動を
とっている。

三つの村上氏は、時として敵となり相戦う
のである。能島の本家村上は毛利に組して
いるが、来島村上に至っては、関ケ原当時
は徳川の一手となっている。明確に武吉と
は敵対する立場である。

因島村上も小早川に所属している。三島三家
がバラバラなのに、どうやって村上水軍が
瀬戸内海の制海権を握り、遠く知多半島まで
進出して東軍をおびやかすことが出来たのか。

伊勢から知多半島の辺りには、西軍に属した
九鬼嘉隆が活躍していた。能島村上が九鬼の
傘下に居たというのならまだ分かる。村上
三島を挙げて統帥し、知多半島まで攻めた
というハナシは、どうやってこしらえたのか。
それを松平に訊ねたい。

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