マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

調査票というものが・・・・

2010年11月08日 05時59分58秒 | ひとりごと
さて、尖閣諸島でのビデオ流出で、一番怪しい検察は「検察から流出した可能性は極めて低い」と判断し、海上保安庁からという前提で捜査を開始するという。まったく、泥棒が警察を捜査する・・・みたいな・・・・、まあ、いいっか。

ネットでは衝突の原因は日本の巡視船にあるという論調もちらほら出てきている。どちらが原因なのかは我々が判断できることではない。ただ、公平に、冷静に判断しなければならないという事である。

さて、昨日、名古屋市千種区選挙管理委員会より「署名された皆様へ」と書かれた調査票が送られてきた。いうまでもなく河村たかしが進める減税政策に反対する市議会へのリコール請求署名が有効かどうかの確認である。

問1 あなたは、「名古屋市市議会解散請求書名簿」に自身で署名されましたか。

この問いはどのような意図で聞いているのかは明らかだ。まあ、自分で署名していないと言うのは論外だから、この問に「署名していません」と答えた人の署名が無効である事は当たり前である。
このような問いをすること自体、リコールに携わった人に対し失礼だとは思う。このような確認のため貴重な税金を使ってもいいのかどうか・・・やや腹が立つな。

問題は問2と3で、「どのように署名を求められたかを聞いている。問1で自分で署名したと言った以上、これ以上何を聞きたいのか?

問3はどなたから署名を求められたかを聞いている。
1)請求代表者2)受任者3)請求代表者か受任者かわからない4)請求代表者でも受任者でもない方。
言うまでもなく、1)2)以外は無効にされるだろう。それで署名自体が無効としてもいいのだろうかという疑問がわく。
つまり、市議会リコールのハードルを上げるため、選挙管理委員会は受任者の立会いの下に署名したもの以外は無効としているのだ。
この調査の結果で無効にするのかの結論は実は公表されていない。つまり、選挙管理委員会の考え次第でなんとでもなると言うことである。河村側もこれについてはあきらめているようにも見える。

まあ、よもや36万人以上の署名があつまるはずはないとたかをくくっていた市議会側の最後の抵抗、いやがらせである。そして11万人分が無効とされればリコールは不成立となり、通常の統一地方選での市議選を待つことになる。しかし、署名した有権者にとって、自分たちの意志を無視した選挙管理委員会と市議会に対し良い思いはするまい。
仮に有効とされ、リコール請求が成立したとしても、次はリコールするかの住民投票になる。やれやれ、道は遠いのだ。議会と言うのはそこまで守るほど仕事をしているのだろうか・・・。

市議会の給料が1800万円と言うのが高額かどうか?これは私は正直、判断できない。なぜなら彼等がどれほど一生懸命働いているのかまったく知らないからだ。私が市議に物を頼んだこともないし、活動に関わった事もないからだ。

・・・・・そうそう、ずいぶん昔、名城公園が何かの博覧会の会場になり野球場がつぶされると聞き困った草野球の連盟が県議と市議に陳情し、野球場がつぶされるのを阻止したことがあるな・・・・、私の義兄から聞いた話だが、自分の土地に市道が引っかかり、買収交渉となったが、あまりにもその価格が安いので不動産屋に話をしたら○○市議に会いなさいといわれたという。そして面会すると、露骨に金を要求され、それを収めたら市側は買収価格を引き上げたのだと聞いた。なるほど議員とはそういう仕事で儲けているのだ。
私が以前関わった業界では現在でも吹上ホールでXXフェスティバルという催事が行われる。そしてその催事は文化事業という事で補助金が降りてくる。その補助金の一割は口利きした議員の懐に入る。いわゆる井戸を掘った人間の恩は永遠に忘れないと言う非常に律儀な慣習があるのだそうだ。いわゆる補助金というのは議員の主食なのだ。
こんなことは氷山の一角で、私は政治にほとんど関わらないため知らないだけで市民の中には積極的に政治に関わり、自分の私欲で特定の議員を応援する人が多いのだろう。いわゆるこれらは「おとな」の世界で、私のような子供には縁がないのだ。
私は本当に幸せなことに今まで一度も議員に世話になったこともなければ、今後とも付き合うつもりはない。
自分の身近で困ったことがあり、議員がその問題を親身に解決してもらえば恩義を感じるのは当然だが、それは実は大きな間違いで、いってみれば行政の怠慢である。行政側が市民の苦情にキッチリと対応するなら議院などいらないのではないか?
つまり、そうであれば市議など要らないのである。給料が高い安いという問題ではなく、行政さえしっかりしていれば市議など必要悪なのだ。
早い話、河村さんの議員定数の削減、報酬の半減はもっともで、市民は地域委員会に苦情をいい、行政はその意見に耳を傾ける。これで地方の政治としてはじゅうぶんではないか?私の持論は「国は大きな政府、地方は小さな政府」である。
話がそれた・・・・、名古屋市の選挙管理委員会に数人の元市議が就任している。つまり、議員の天下り先なのだ。名古屋は民主も自民も腐っているのだ。全部事業仕分けでいいのではないか。