トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

ST250 フロントフォークオイル漏れでオーバーホール

2020年07月07日 | スズキ ST250

以前よりオイルにじみの跡がフォークにあり、この前のツーリングでオイルが漏れてきたので修理しました。

まずは事前準備です。ボルト等が緩むかの確認を兼ねています。フロントタイヤを外すためにジャッキアップします。ST250はアンダーフレームがないのでエンジン下に1台と転倒防止のためにステップに1台、さらにハンドルをラッシングベルトで吊り下げです。

 

 

フロントフォークインナーチューブを止めている上部のボルトを緩めてからキャップボルトを外します。なぜかというと、以前上部ボルトを締めたままキャップボルトを外したらかなり固く、緩めてからだと楽に外せたからです。ハンドルを左に切りストッパーに当てた状態で17mmの高ナットを取り付けてソケットレンチで緩めます。それでもかなり固かったです。フロントタイヤを少し浮かせてヘキサゴンボルトを外してから、シャフトを抜きます。シャフトは対辺12mmの六角棒レンチですが、力がかかるのでヘキサゴンソケットを購入して使いました。

 

 

ハンドルを右に切ります。下から6mmの六角棒レンチで緩めるのでこの方が楽だからです。使用したのは京都機械工具製です。先端が6mmでシャフトは少し太くなっています。ソケットレンチセット付属のアダプターに装着します。昔は永久保証でしたが今はどうでしょうか? かなり固くシャフト部が少したわんでカキっといって緩みました。写真ではタイヤを外してますが、緩める時はフェンダーは付けたままです。フォークを車体から外してからだと押さえるのが大変だからです。過去の経験からです。緩むのが確認出来たらフェンダーを外し、ステム下部のボルトを緩めてフォークを下に引き抜きます。

 

 

緩むのが確認出来たらフロントブレーキ関係を外しフェンダーを外します。ジャッキをあまり上げたくないのでタイヤはフェンダー外してからにしました。カラーの向きと先に見えるのがスピードメータ部です。

 

 

 

フロントフォークを外したらいよいよ分解です。キャップボルトを外してオイルを抜き、内部の部品を取り出します。フォークを縮めた状態(インナーチューブに傷を付けないため)で、マイナスドライバーでダストシールをこじって外し、ストッパーリングも同様にして外します。そして下部のボルトを外します。

フォーク下部とインナーチューブを持って、インナーチューブを勢いをつけて引きます。カンカンと引くとオイルシールとスライドブッシュが外れます。シリンダー等も外れます。外した部品を並べてみました。

各部品を奇麗にします。内部もできる範囲できれいにしました。

 

組み立てです。シリンダーにスプリングをセットしてインナーチューブに入れ、ロックピースを先端に取り付けてからアウターチューブに入れてから下部ボルトを取り付けます。その後にガイドブッシュとリングを配管チューブを使って打ち込みます。

 

 

 上からハンマーで叩いて入れます。

 

その後にオイルシールを入れる時に傷を付けないようにインナーチューブ先端に薄いビニールを巻きます。ビニールを上から被せる人が多いのですが、そうするとシワが多くなるので、シワがない方が良いかと思い自己流です。オイルシールを入れてから塩ビ管で前記の要領で打ち込みストッパーリングを取り付け、ダストシールを取り付けます。オイルを入れます。スズキ純正10番を411ccでインナーチューブを縮めた状態で油面72mmに設定します。オイルを少し多く入れ吸い取り器で余分なオイルを吸い取り72mmなのを確認しました。吸い取り器の写真は今回ありません。ファンティックやビラーゴ250・XL883Lでのフォークオイル交換でも使用しました。あとは取り付けて完成です。ダストシール51173-25D00、オイルシール51153-03B30でウェビックで購入しました。

 

 

今回は左右2本の交換です。2本同時なので1日で終わるかなと思いましたが何とか終わりました。

途中で、手こずったのが片方のフォーク下部ボルトを締める時に内部のシリンダーが一緒に回り締まりません。インパクトレンチは持っていないのですが、電動インパクトドライバーがあるので弱めから徐々に強めに締めて固定できました。ファンティックセクションはそんなことはありませんでした。昔のフォークは内部で六角棒レンチを入れる構造のものがありました。ただ、かなり長い工具になります。

修理完了したので走行してみたいのですが、雨続きで乗ることができません。早く乗りたい!

ネットで知ったのですが、カナダでの型番ではTU250X のようです。


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