ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

坊主めくり

2010年01月11日 | 四方山話
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 寒い冬のさなか、咲き始める水仙。
我が家の前の草むらで、いつ植えたのでもないのにポツポツと花をつけている。
このスイセンを摘み取り、芳香剤として使っているが、しかしスイセンには気品と凛とした美しさがある。

その名の由来は中国の古典に由来しているとか。
仙人は天にある天仙、地にあるを地仙、水辺にあるを水仙と名付けたと新聞に書いてあった。
それにしても心まで豊かにしてくれるような芳香。うーん、ほんといい香り・・・

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 日曜日の朝 目覚まし代わりにテレビをつけていたら、檀ふみが百人一首の解説をしていた。

“浅茅生の 小野の篠原忍ぶれど あまりてなどか人の恋しき”

伸びることのない小竹のように耐えてきたが、どれだけ思い忍んでも、隠しきれない。
どうしてだろう。貴方のことをこれほどに慕ってしまう。
檀ふみは「神代の昔にこんな激しい恋があったとは・・大好きな一首です。」そういっていた。
考えてみれば、神代の昔はメールなどあるわけもなく、日本文化の淵源に思いをはせると、恋心を伝える手段として、歌に託したとはホント頭が下がる。

私はご存じのようにいたって勉強不足で、そらんじることができるのは恥ずかしながら数首しかないが、落語ネタの「千早振る」はすらすらと言える。
”千早振る、神代も聞かず竜田川、唐紅に水くぐるとわ”
そうそう「崇徳院」の”瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ”もすらすらと言えます。

 話はまたもや脱線しそう・・
昔々のその昔(昭和30年代前半) 私が子供のころはお正月と言えば百人一首のカルタ取りで遊んだ。
畳の部屋に広げたかるたを、子供の私が読むと 切るところも つなげるところもわからず、ただただ棒読みするので 調子が狂っていると 皆が大笑いした。
私は大人達が大笑するのがうれしくて、百人一首の意味もわからないのに カルタ遊びがとても楽しみだった。

時代が変わって、我が息子(愛想なし)がちっちゃいころ もっぱら 百人一首で「坊主めくり」をして遊んだ。
このゲームは、結局のところ終わり近くで姫を引けば勝ちと言うわけで、単純ゲームなのだけど、運勢を占うような気がして。私は好きだった。
愛想なしは負けると悔しがって、泣き叫ぶので、勝たせるように姫を置くのが難しくてね。
坊主めくりで人生の厳しさを教えなくちゃならなかったのに、このあたりでもう子育てに失敗している私。甘やかしたからね。後悔しておりまする。

「人生なんて色々あって、最後は平凡でも、途中で何度か輝く時があったらそれでいいんじゃないだろうか?坊主めくりみたいに」・・・なーんちゃって!!

でも、欲張りな私は やっぱり最後は姫で終わりたいよなぁ・・

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