ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

斜陽産業の話。

2005年04月13日 | 四方山話
五木寛之の今週号週刊誌のエッセイにドキッとさせられた。

“喫茶店があった”というタイトルのその書き出しは 喫茶店、という言葉を最近あまり聞かなくなったような気がする。純喫茶、という看板もほとんど見当たらない。
私自身も、ちょっと休憩する時は、スターバックス(広島まで行かなければない)とかドトールコーヒーといった簡単な店を使う。
かいつまんで書くと、ゆっくりコーヒーを飲みながらページをめくってみたい時がある。そんな時はお客のあまりいない鄙びた店で、偏屈そうなマスターと、何処か陰気な女の子が一人いればいい。そんな喫茶店に入りたい。 なになに?(マスターではないが映画好きのママのいる木馬に似ているではないか!陰気でないけど太めのイリコさんのいる木馬に似ているではないか!)

昔は喫茶店の時代があった。そこは若く貧しい青年だちの共和国だった。自分が心身共に救われたような気がしていた。それぞれの青春があった。と結んである。

口さがない常連がまたぞろ言い出した。
名曲喫茶、ジャズ喫茶、ノーパン喫茶、歌声喫茶、色々時代と共に変化したけど、時代の波に乗り切れず開店したままの状態で、バブルの影響もないから、バブルの崩壊の影響も受けない。
そのちゃんが一番堅実商売だよ、五木さんに ここにお望みの昔ながらの進化してない、おまけに一杯のコーヒーで、聞きたくはないけど、ママさんの映画論をきてりゃ何時間でも暇つぶしの出来る喫茶店がありますよ、とネットで紹介したら……

五木さん来て下さい、何時間ねばってもいいですから。

曇り 時々薄晴れ  12℃

写真は本文とは関係ないけど慧さんにお見せしたくて、スカーフです。