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ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

デジャブをDVDで見る。

2007年08月26日 | 映画の事
 タイトル デジャブ
原題 Deja Vu
日本公開年 2007年
製作年/製作国 2006年/アメリカ
監督 トニー・スコット
製作 ジェリー・ブラッカイマー
出演 デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル、ブルース・グリーンウッド

《ストーリー》
500人以上もの犠牲者を出した凄惨なフェリー爆破事件が発生する。捜査を開始したATF捜査官ダグ・カーリンは、その的確な捜査能力を買われ、FBIの特別捜査班への協力を要請される。彼は政府が極秘に開発した“タイム・ウィンドウ”と呼ばれる映像装置を見せられる。それは、過去の特定のエリアを自由に見ることが出来る驚くべき監視システムだった。ただし、この装置には現在から“4日と6時間前”の映像をリアルタイムで再生することしかできなかった。事件に関係ある場所を確実にスキャンするためにダグの判断力が求められたのだ。そして、事件直後に遺体が発見された女性クレアが鍵を握っていると確信したダグは、この装置で彼女の自宅を映し出し、4日と6時間前の生きていた彼女を目にするのだが…。

 さて毎日暑い暑いといっていたら 本当に脳味噌まで溶けてしまいそうなので、口直しにDVDを見る。
デンゼルワシントン主演 トニー・スコット監督の『デジャブ』
う~ん、意外にも面白かったといった方がいいのか、目が離せなかったから。

一種のタイムスリップもので、デンゼルワシントンがFBIのチームの一員として大規模のテロの捜査に当たるのだけど、そこに登場するのが最新鋭の驚異的な監視映像システムなるものを利用して、過去の世界に入り込みテロを未然にくいとめようとする。
つまり過去を改ざんするわけだから、過去を変えたら現在の自分はいないわけで というか違う自分がいるわけで、う~ん時間のゆがみとか、現在過去未来なんだか昔の歌のようだけど、私の頭の中はこんがらがる。
  
 私はいつも言うように数学アレルギーなので、自慢じゃないが 立体が全然駄目、設計士の隣に何年もいたが、平面図は絵を描くのが好きなのでこれは大丈夫だったが、立体図、展開図がチンプンカンプンだったのだ。
話がそれたが 映画の中で立体 すなわち空間と時間を立体化するからこんがらがるわけで、こういう映画は自分の頭の悪さを自覚させられる。

なんでこうなるのと、次から次へと疑問がわいてきて 「なんだかへん、」と腑に落ちないまま 引き込まれていくという、トニー・スコット監督に乗せられてしまったような映画だった。

で 始めてみたけどヒロインの黒人女性ポーラ・パットンは、綺麗だね。『エグゼクティブ・デシジョン』のハル・ベリーに似ている。(というかチョコレートよね。)
そして久しぶりにヴァル・キルマーが出てたけど太ったね。
『バットマンフォーエバー』の時はけっこういい男だったのに。

私なりの評価
★★★半です。

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善き人のためのソナタをDVDで観て

2007年08月07日 | 映画の事
原題   DAS LEBEN DER ANDEREN
      (あちら側の人々の生活)     
監督   フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク   
脚本   フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク       
撮影   ハーゲン・ボグダンスキー         
音楽   ガブリエル・ヤレド     
出演   ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック
      セバスチャン・コッホ

 誰に薦められたわけでもない。 
ここにきて 映画館で映画を見る機会が多くなり余りDVDを借りなくなった。
久々にレンタルショップに行き 新作をチェックしていたら、どうも気になるパッケージが目に入る。
借りて!借りて!と写真の俳優が訴えているような気がして、思わず手にした映画。

いや~ それにしても面白かった。借りてよかった。
う~ん「人間 この劇的なるもの」という言葉をかみしめたくなる様なまさにドラマチックな映画だった。

この曲を本気で聴いた者は悪人になれない・・
レーニンがベートーヴェンの曲の事を言ったという事を劇中で引用しているのがこの言葉。ベートーヴェンの曲で有名なものは感情的に高揚感があおられるものが多いけれど、ベートーヴェン自身は音楽を愛しそこに生涯をつぎ込んできた、いわば彼の分身みたいな音楽たち。そんな曲を真剣に受け止めれば悪い事は出来ない。

と言うわけで シリアス映画だけど 時々笑えて、ナチスドイツのように小難しい映画でもなくかといって軽々しくもなく、「カツーン」と来た映画だった。

<スートリー>
東西ドイツがベルリンの壁で隔てられた頃のお話。
東ドイツではシュタージ(国家保安官)が絶大な権力をもっていて国民を統制、統括していた。それはまるでナチスドイツのゲシュタボのように、スパイや密告などの卑劣な手段を使って反体制的な動きや行動を封じ込めていた。

 物語の主人公はそのシュタージの忠実にして有能なエリート。眼光鋭く喜怒哀楽を顔に出さず一目見てただ者ではないと見抜けるような中年男。
ある日彼は一組の男女の私生活を監視するようにとの命令を受ける。才気溢れる劇作家と美しい女優のカップルだ。彼は早速二人の住むアパートの屋根裏部屋に盗聴機器を備え付け24時間態勢で盗聴を始める。
 その日から その日から喜怒哀楽のない顔の彼の心の中で何かがめらめらと崩れていく。 
いつの日か彼は盗聴器の向こうのカップルに心のうちで次第次第に強く引き付けられていくのだった。
盗聴しながら 彼がその気になりイスに座ってものにすがるような態度でうっとりしているところや、カップルの絡み合いのシーンで、盗聴室で悶えてる場面など笑えてしまった。
やがて このカップルは逮捕されるのだが・・・・(女優が太めなのも高感度)

 思い起こせば ベルリンの壁崩壊の時、また長くなりそうな予感。読むのが大儀な方は飛ばしてくださいね。
日本はバブルの真っ最中。

 私の過去の日記を出してみた。(1990 10・4日)
ついにドイツが統一された。私が生きている間にこのような出来事に出会えるなんて、どういったらいいんだろう。
10月3日の午前零時を期してブランデンブルグ門の前に集まった100万の人達が集まって涙ぐんでいる。旧東ドイツの記念式典で演奏されたのがベートーベンの第九だったのもいい。髪振り乱して指揮している指揮者の万感胸に迫るものを感じる。映画の1シーンを見ているよう。
昨年11月ベルリンの壁は壊された時も感動したが、今回はやはり本当だったんだとの思いが強い。
ドイツ統一のニュースのその影に隠れてエジプトのムバラク大統領と海部総理の会談のニュースがあったが、いやはやなんとも援助する方よりお金をもらう立場の方がよほど貫禄あるんだよね。情けない。(私の日記からでした。)

 さて話はそれたが この映画はそういう意味でもお奨めです。
★★★★半です。0.5マイナスは映画館ではないから。

ジンちゃん見ますか?いつでも言ってくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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晴れ 時々曇り 午後から雷 32℃

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドを観る。

2007年05月25日 | 映画の事

 

 さて 待ちに待った『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』がこの地の場末の映画館にもやってきた。

今では 私はこの商売を天職だと思っているが 昔のように何もしなくてもお客さんが来てくれるようなこともなく 面白いように儲かった時代は遥かかなた・・・
それでも何もしないよりいいかな?と老体に鞭打って頑張っているわけだけど、それでも人の温かさとか、人間の本性などが垣間見られる楽しさは捨てがたい。そしてもう一つ リアルタイムで スポーツ中継が誰憚ることなく見れるということと 映画を見に行けるということは(上映していればだけど・・)差し引きしてもプラスかな?
そんな思いの今日この頃なんです。

またまた 枕が長くなりましたが、仕事明けのトンボと行く事にしました。
で、少し 最初から思い出してみると 、壮絶な戦いの末にバルボッサ船長率いる海賊達の呪いを解いたジャク・スパローとウィル・ターナーとエリザベスは、念願のブラックパール号を取り戻し海のかなたに消えていく。

あれから3年。

ウィルとエリザベスの幸せな結婚式のはずが一転。二人はとっ捕まって死刑の宣告を!スパロウを逃した罪で囚われるが、ジャックの持つ【北の指さないコンパス】を持ってくれば、罪を問わないといわれ、ウィルはジャックのもとに行く。

最近、特に脱力気味のジャックは、なんとも不甲斐ない。実はジャックは【深海の悪霊】と怖れられていたディヴィ・ジョーンズと契約を交わしていた。その期限が迫ってきた今、魂を売ったジャックが助かるためにはディヴィ・ジョーンズの心臓が隠されているという『デッドマン・チェスト』を探し出すしかない。
箱はどこに?鍵は盗み出せるのか?蛸のお化けみたいなディヴィ・ジョーンズ・・・

さらば ジャック・スパロー・・・

私にとっては 小さな幸せといっても過言ではありません。
午後から行ってきます。観てきます。

 小学生の頃 映画教室がある日 うきうきして午前中の授業が上の空だった。まるでそんな心境です。

おまけに 今日はトンボのおごりです。ただでジョニデに合える、オーリーに合える。
それも大画面で・・・

行ってきまーす。

 *****************************

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

【出演:ジョニー・デップ / オーランド・ブルーム / キーラ・ナイトレイ / チョウ・ユンファ / ジェフリー・ラッシュ ほか、 監督:ゴア・ヴァービンスキー、製作:ジェリー・ブラッカイマー】

 <ストーリー>

 七つの海を駆けめぐった海賊の時代が、終わろうとしていた。
世界制覇をもくろむ東インド会社のベケット卿は、“深海の悪霊” デイヴィ・ジョーンズを操り、海賊たちを次々と葬っていく。
 彼らが生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を招集し、世界中の海賊たちを蜂起させ決戦を挑むのみ。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、溺死した船乗りが沈む“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”に囚われのキャプテン・ジャック・スパロウ、その人だった・・・。
 ジャック、エリザベス、ウィルの運命が再び交差する時、前人未到の“世界の果て”で、海賊史上最初にして最後の決戦の火蓋が切られる―。(Yahoo!より・・)

 このシリーズで終わりだとか。
相変わらずジョニーデップはいいですね、はまり役といおうか、あのくねくねした歩き方も頼りなさそうな振る舞いも ぴったり。そしていたずらっぽい笑顔に、もうメロメロの私です。
この前ジョニデが「スパロウの船長を3本も繰り返してこの役は誰にも渡したくない所有欲を感じた。」とインタビューで答えていたのを聞いたが、この役はジョニデを置いてほかにないほどのはまり役だと思った。

 今回は色々な方が出演してた。
ジャックの父親役にローリングストーンズのキース・リチャード(特殊メークしなくても海賊のような顔してた)が、そしてアジアの(シンガポールの)海賊役で、チョウ・ユンファが出ていた。
私は 「アンナと王様」「グリーン・ディスティーニ」が印象に残っているけど、この映画に楽しんで出演していたみたい。よく似合ってた、重厚さもでていた。
そして今回最大の「その後どうなったの?」と思っていたエリザベスとウィルの恋は?ジャック・スパローとの関係は?
これは観てのお楽しみです。

 ところで、この前 オーリーが来日した時のジャパンプレミアで「映画の最後の キャストの紹介が始まったら終わったと思って劇場を出ないでね、続きがあるんだから。」とテレビを通じてだけど私に言ったのです。

今日は4人観客がいたのですが、皆席を立って帰っていきました。
立ち上がるトンボを静止して 「まだまだよ。」

ところがこれが英語も読めなくて わけもわからないのにやたら長いのよね。「エキストラまで一人ずつ紹介してあるんじゃないの?」と思うほど待ちました、待つこと5分。音楽を聴きながら・・・

字が消えて真っ黒な画面になると でてきました。これも観てからのお楽しみです。
これで欲求不満にならずに済みました。

私の批評は う~ん う~ん 悩むけど内容というか、笑わせてくれて娯楽映画ということでは前回の「デッドマンズ・チェスト」のほうが良かったかな?とは思ったのですが、なんせ御贔屓のジョニデとオーリーですから☆☆☆☆です。

エリザベスのキーラ・ナイトレイはブルックシールズに似てると思うのだがそう思いませんか?

雨 午前中は大雨、3時ごろから曇り 夕方晴れ 24℃


『スパイダーマン3』を観て。

2007年05月09日 | 映画の事

 

 いいかわるいか、静かな時が流れている。いいわけないよね。
木馬の上空だけか?まるでエアーポケットが生じたみたいにポカーンとしている店内。
仕事がお休みのトンボさん!くつろぎすぎじゃござんせんか?

ということで 映画に誘ってみた。
スパイダーマン3 見に行かん?今日は私が奢るけぇ。」
「今から?いいけど何時まで?」
「5時半くらいまでかかるけど、大丈夫?」
「女房が休みの時は我が家は 晩御飯は5時半だけねぇ。今日は仕事だけどお風呂を沸かしとかんと行かん。仕事をして疲れて帰ってくる女房のためにね。 それに間に合えば付き合ってもいいよ。」
「え~ ギリギリだね。それにしても 晩御飯早いね。病院でも最近は6時だよ。」
「女房の仕事が休みのときは、7時半には床に付くんよ。夜が長いよ。俺は辛い、9時、10時にゃ小腹がすくよ。6時には もう食べ終わっているけぇねぇ。シーハーシーハー爪楊枝使ってるよ、早く食べないと怒られるけぇねぇ、これから女房が定年になったら どうしようか?今から考えだけで 恐いわ!」

つべこべ言わずに行こう、行こう!ということで映画に出かけたのですが、「俺は 青バナずるずるの女と行きたくない。」とか言うんです。奢ってもらうのに・・・それにしても ずるずるで中は青、外は真っ赤(鼻かみすぎて・・汚い話でごめんなさい。すべてパラサイトウイルスなんです。しつこい?) ごめんね 、いい女じゃなくて。

というわけで、テッシュ抱えて 3時5分に出発。今日は観客が3人いました。

 結論から言うと、う~~ん う~~ん・・悩むね。うーん☆☆半です。

スパイダーマン1、2も見てなくて予備知識もなくて、ただ場末の映画館にかかっていたからというだけで観たのですからえらそうなことはいえませんが、脇役はよかったな。
グリーンマイルのアメリカ版伊藤雄之助、顔のながーいジェームス・クロムウエルが、警察官になって、(ミレーヌ・ドモンジョに似た娘の父親になっていた。)いたし、
悪役を演じたら もの凄く恐い顔に見える、ウイリアム・デフォーも出ていた。

トビー・マグアイアは何と言っても「シービスケット」がお奨めだし、恋人役のキルステン・ダストは、オーランド・ムースと共演の「エリザベスタウン」がお奨め。美人じゃないけど可愛いし清潔な感じがいい。

で最後に<ストーリ>ですが・・

ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)はスパイダーマンに対する世間の絶賛に酔いしれていた.一方メリー・ジェーン・ワトソンことMJ(キルステン・ダンスト)はピーターと恋人同士の関係になっていた.女優を目指していたMJは念願のブロードウェイ進出を果たすものの,舞台初日は酷評されてしまう.だが浮かれるピーターはMJの心境を理解できない.そんなピーターを難事件が襲う.まず旧友ハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)が父の敵をとるために「ニュー・ゴブリン」として襲いかかる.次いでピーターの伯父ベンを殺害したフリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が脱獄し,素粒子物理研究所で偶然「サンドマン」となってNY市中で暴れる.更にスパイダーマンに謎の黒い寄生生物が取り憑き,スーツを黒く染め上げる.そしてフリーカメラマンのエディ・ブロック(トファー・グレイス)も闇に支配され「ヴェノム」として立ちはだかる。

NY市民の見てる中 颯爽と星条旗をバックに登場して悪をやっけるスパイダーマンに、見上げて拍手を送るとこは、なんだか昔の日本映画の「鞍馬天狗」を彷彿させて思わず苦笑い。
勿論映画の中なんですが その現場から生中継しているアンカーウーマンは アメリカの本物の人気キャスターだ、トンボが言ってました。

大画面だし退屈はしなかったけど、暇ならどうぞ!という感じですかね。

そういえば 帰るときに 小柄だけど茶髪でハーフっぽい可愛い顔した支配人さんに「パイレーツ、ファイナル来ますか?」と聞いたら「はい、25日から上映します。」
やったぁー これはトンボに奢ってもらおうっーと!と決めた私であります。

晴れ 27℃


私なりのアカデミー賞。

2007年03月11日 | 映画の事

 

 いいたかないけど、春じゃない、まるで冬だ、寒い。
奥のほうは雪らしい。 今朝も冷えて 午前中は風花が舞った。

 今朝の星高山は、厚い重たそうなねずみ色の雲を風が引きずって、折角お日様が顔を出したと思ったら すぐに隠れてしまい、その僅かな切れ間から、あふれる輝きは白波を立てて流れる滝のように見え 薄曇に山の立体感は薄れ、深緑の塊に見えた。
 午後になり、急に雲の色が薄れ、遠くに青空が見えた。やはり、星高山は青空が似合う。

 イリコさんがお休みの今日 孤軍奮闘していたら、愚かなトンボが言った。
「ほかに喫茶店ないんだろうか?もっと気の利いたところにいきゃええのにね。よりによって、こんな場末の喫茶店に来なくても・・」と馬鹿なことをいう。

それほど大阪なまりの巨大一家5人はすごかった。
いい加減年季の入ったイスは、重量オーバーに耐えかねてギシギシ、ギィギィいうし、全員がタバコをスパスパ。換気扇が間に合わない。
奥の8人座れるスペースは 一杯。マツコデラックス風ばかりだから、たまったもんじゃない。モーニングサービスのお飲み物は全てアイス。この時期にですよ、外は雪がちらちらですよ。
 伊藤雄之助風のながーいながーい顔の女性がお勘定をしてくれて、台風一過は過ぎ去った。くたびれた!ふぅ~・・
 
 さて 今日の本題です。
昨夜BSで“アカデミー賞の授賞式のすべて”というのを放映していて見た。
いつのころからか アカデミー賞の授賞式をBSで放映しなくなり、ダイジェスト版じゃ、ハラハラ、ドキドキが伝わらないからと見なくなっていたが、たまたま昨夜BSで放映していたので久しぶりに見た。
といっても私などアカデミー賞の選考基準は、毎回わからないのであるが、・・・・
う~んそれにしても、今回の作品賞に選ばれた「ディーパーテッド」は香港映画「インファナルアフェア」のリメイク版だというんじゃないの。この映画私は好き好き映画だからね。もっとも私はハリウッド版は見てないから、えらそうなことはいえないけど・・
菊池凛子(今回初めてこの女優さんを知った私です。)もステキなドレスで頑張ったけど、ジェニファーハドソンに助演女優賞をもっていかれててしまった。あーぁ!と残念に思ったけれど、でもうれしかったのは 『クィーン』のヘレン・ミレンが主演女優賞に輝いたことだ。あの「カレンダーガール」を見た私は 大人っぽくて、しっかりとしていて渋く落ち着きがあるこの女優の、ファンになってしまったのだ。
 
主演男優賞のフォレスト・ウィテカーは、鶴瓶に似ていると評判らしいが、最近実在の人物を演じる俳優さん、ホント、メーキャップがうまいのか、よく似ている。クイーンのエリザベス女王もアミン大統領もそっくるだよね。
またまた話はそれるが、大、大 大好きなケビンスペイシーが演じた「ビヨンドtheシー」のボビーダーリンも、「レイ」のジェイミー・フォックスもよく似てた。ごめんなさい映画の話になると止まらなくて・・

で、話しは戻るが昨夜のダイジェスト版は スターたちがレッドカーペットを踏んで会場入りするとこが見れたのでこれはうれしかった。
そしてファッションチェックも楽しみのひとつだが、ドン小西が、菊池凛子のドレスは、鯉のぼりに入った子供みたいだとか、週刊誌で言っていたけど、そうかなぁ?私はすごく綺麗でシンプルでいいと思ったんだけどなぁ。
(※ドン小西って、中日に行った中村に似てる。)

今年のドレスは淡いピンクとか、クリーム色、ヘアーもシンプルで、グィネス・バルトローも、ニコール・キッドマンも、ブロンドの長い髪をストレートで流していたし・・

そういえば、そうそう。ノミネートされた俳優たちの中に、ピーター・オトゥールがいたけど、年取ったね。久しぶりに見たけど、え?これあのピーター・オトゥール?と思ったもの。
アラビアのロレンス」「おしゃれ泥棒」の・・・あの妙に淡いブルーの瞳がよかったんだけどなぁ。
カトリーヌ・ドヌーブは渡辺謙と一緒にプレデンターとして登場してたけど、やはり綺麗だね。
二宮和也がノミネートされてなかったのは「硫黄島からの手紙」を見た私としては最大の不満。

そして監督賞のプレデンターとして、壇上にフランシス・F・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグの三監督、この人たち全部黒澤の大ファンなのよね。でも今やすっかり、「長老」だね。

監督賞のマーティン・スコセッシュは、私本当は好きな監督なので、書きたいことたくさんあるけど、またまた長くなり 終わりそうもないので、またの機会にします。

あ~ 映画って本当にいいですね。
浮世のイライラや、もやもやを全て忘れさせてくれる。私は本や活字は一月くらいなくても平気だけど映画はないと困る、あそうでもないか、活字もないと困るか・・

曇り 朝雪、午後から薄晴れ 風強し。5℃


守護神を観て

2007年03月04日 | 映画の事
守護神
監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ケヴィン・コスナー、アシュトン・カッチャー、ニール・マクドノー、メリッサ・サージミラー、クランシー・ブラウン、セーラ・ウォード
2006年/アメリカ/139分

<スートリー>
これまでに200名以上もの遭難者の人命を救ってきた伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。しかしある時、任務中に大切な相棒を失い、心身に深い傷を負ってしまう。現場の第一線から退いた彼は、レスキュー隊員のエリートを育成する“Aスクール”に教官として赴任する。彼はそこで、元高校の水泳チャンピオンだった訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会う。軍隊をもしのぐ過酷な訓練で抜群の能力を発揮するジェイクだったが、彼にもまた、消すことの出来ない深い心の傷があった。そんなジェイクに、ベンは本当に大切なものを伝えていく…。

 大体 映画を選べず、とにかく映画が変わったら漫画と韓国映画以外は見に行こうと決めていたので、あまり期待せずに観にいった映画だ。
タイトルからして「守護神」とは?と首を傾げたくなる様なシロモノ!おまけにアメリカのプレミア試写会に 元マリナーズの佐々木大魔神夫婦が招待されていたということで、期待はしていなかったが、これがどうして期待に反して迫力あり、ケビンコスナーとずっと一緒にいられるわ!でまぁまぁ 値段の価値あり映画だった。
それにもまして訓練生のジェイク・フィッシャーに デミの幼夫 アシュトン・カッチャーがふんしていて、この方が興味があったが、どうしてどうして、凛々しくて若々しくて いい男だね。
う~~ん 大劇場で観たという事もあり、ケビンコスナーファンということもあり★★★★です。大負けに負けてですけど・・

しかし ケビン年取ったね、当たり前か~ぁ。


「硫黄島からの手紙」を見て。

2007年02月04日 | 映画の事
「硫黄島からの手紙」
[監督]クリント・イーストウッド
[制作]スティーブン・スピルバーグ

[出演]渡辺謙 二宮和也 中村獅童 伊原剛志 加瀬亮ほか・・・

【ストーリー】
 現代。太平洋戦争で激戦地となった硫黄島で、遺骨と遺品の発掘作業が行われていた。今なお残されたままとなっている戦車や機関銃は、60年もの間、海風にさらされ、赤く錆び付いている。
作業員の手により、地下要塞内の発掘現場から掘り出されたのは、おびただしい数の「手紙」だった・・・。
 太平洋戦争末期、日本海軍は壊滅激な打撃を受け、本土防衛の最後の砦と言えるのは、太平洋に浮かぶ小さな島「硫黄島」となっていた。
 その島に新たな司令官として、栗林中将が着任した。
部下への体罰を禁じ、長年の戦争のセオリーを完全に無視した作戦を練る栗林の姿に、兵士たちは尊敬の念を持ち、士官や将校たちは反発の念を抱いた。
戦前、アメリカに住んでいた経験のある栗林の唯一の理解者となったのは、オリンピックの馬術競技で金メダルを取った西中佐であった。
 栗林の指揮下で、懸命にトンネルを掘る兵士たち。中でも、故郷にひとり残してきた妻の元へと手紙を書き続ける西郷は、どんな過酷な環境においても「絶対に生きて帰る」という意思を捨てずにいた。
 やがて米軍の上陸作戦が開始。
米軍の攻撃は熾烈を極め、「玉砕を禁止する」という栗林の命令とは裏腹に、多くの将兵たちが玉砕を余儀なくされていった・・・

いや~今観て来ました。良かったです、感動で震えています。

 この前からこの場末の映画館にこの上映の看板がかかっていた。
「行こうよ。」とトンボを誘ったら、「俺は ハリウッド版の日本映画はあまり好みじゃない、『父親たちの正常位じゃなかった星条旗』を見たから行かない。」と断られたので、定休日の今日朝一番で出かけた。

 上映開始のブザーがなる寸前 「おはよう」トンボが隣に座る。
「あれ?どうしたん?」
「家内に温泉に行こうと誘ったら断られたから、することないんで見に来た。」
そんなわけで一緒に映画鑑賞、それならそうといってくれればもう少し小綺麗な格好をしてきたのに、お休みだし誰にもみられないからいいや!とまるで山姥状態。ごめんね。
でも今日お天気もいいし映画も評判だからかいつものように貸切ではなく お客さんが結構たくさん入っていてそれも驚いた。

 話がそれたが 何でもこの二部作は日米両方の視点からあの戦争を描いてみようというクリント・イースト・ウッドの着想と意欲だといつか新聞に書いてあった。しかし私は最初のを見てない。それでも充分楽しめた。

クリントイーストウッドの精神の底にいつも流れている「戦争には正義も悪もあったものじゃない」という思いが感じられるのだ。
そして戦争を知らない私ではあるが、戦後61年経った今、こうしてこのような映画が生まれたということに感慨を覚えるのだ。

しかしこの映画はクリントイーストウッドが作った日本映画だとおもう。ほとんど日本語でほとんど字幕がなかったし。
いや それにしても渡辺謙は言わずもがなで画面に出ると貫禄やオーラを感じたが、私知らなかったんだが、二宮和也ってホントいい俳優だね、感動しました。
感情を顔で表しているとこ、日本の俳優もいい監督 いい脚本に恵まれればホント、誰にも負けない味のある演技で、観客を魅了してくれるのだと思った。

まだ感動で震えているところなのでこの映画は★★★★★です。やはり映画館で映画は見るものですね。つくづくそう思いました。良かったです。

それにしてもクリントはいいね、「許されざる者」でやるじゃん!と思い、「ミスティックリバー」でこりゃ本物だ!と思い、「ミリオンダラーベイビー」ですごい監督だね!とおもい今回は?もう断然 エレガンスな言い方じゃないけど、嵌りました。

晴れ 14℃

“ユナイティッド93”を見て。

2007年01月21日 | 映画の事
 UNITED 93
脚本・監督 ポール・グリーングラス
撮影 バリー・アクロイド
音楽 ジョン・パウエル
編集 クレア・ダグラス  リチャード・ピアソン  クリストファー・ラウズ


アメリカ史上最悪のテロ攻撃事件として記憶された2001年9月11日の出来事を、当事者の視点から再現した衝撃的作。『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが脚本と監督を手がけ、4番目のハイジャック犠牲となった、ユナイテッド航空93便の乗員と乗客らが経験した未曾有の恐怖心をリアリスティックに描く。離陸からハイジャック、そして運命の瞬間までを時間軸にそって再構築し、悲劇の結末を臨場感たっぷりに伝える。(シネマトゥデイより)

お正月のお休みに見た。
命のギリギリの選択を迫られた時、我々は何を為すべきか。
これは仮説を元にして再現を試みられたユナイテッド93のフィクションだ。勿論9.11という事件の全容を考える為にはこれだけでは足りないこと、また美談としてアメリカの対テロ戦争の一種のプロパガンダになり得る危険性も念頭に入れつつ、壮絶なるリアリティに圧倒されるドキメンタリー作品である。

思い起こせば あの時 お客さんの息子さんがこの一機目が飛び込んだ貿易センタービルの中におられた。(山陰合同銀行に)
しかし無事が確認されて「良かったですね。」と話した事を思い出してしまった。


昨年 暮れにトンボの娘さんのMちゃんがニューヨークにいった写真にも当たり前だけど世界貿易センタービルの姿はない。




『プラダを着た悪魔』を見る。

2006年11月27日 | 映画の事
「プラダを着た悪魔」
STAFF&CAST
監督:デビッド・フランケル 
原作:ローレン・ワイズバーガー 
衣装:パトリシア・フィールド 
出演:メリル・ストリープ  アン・ハサウェイ エミリー・ブラント 
制作:2006米/FOX 上映時間:110分

<ストーリー>
大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。
オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!
それは一流ファッション誌"RUNWAY"のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。
しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポストだった!
ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。
朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上"センス、ゼロ!!"と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。
キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。
カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。
この会社で、このままでいいの?
私って、本当は何をしたいんだっけ?
働く女性なら誰でも共感してしまう等身大の悩みを、華やかなファッション業界を舞台にゴージャス&ユーモラスに描いた今年最高のビタミン・ムービー!(パンフレットより・・)

うん、貸切で見せてもらうと、なんだか女王様になったみたいで得した気分になる。
それにしても、サクセスストーリーで、テンポがよく、音楽がまたいい。
アンディがファッションに目覚める時の音楽はマドンナとか・・・、イスの上で身体を思わず揺らしてました。誰もいないから。
アン・ハサウェイはスタイルが良くて、可愛いね。でも私はメリル・ストリーブの顔の立て皺を見逃さなかった。途中グレン・グロースに似ているな?と思ったりして。
う~ん 私的には、貸切だったしファッションが楽しめたしテンポも良かったし☆☆☆☆です。

でもやはりメリル・ストリーブと言えば、「恋に落ちて」でしょう。ね、フルタイムさん!
ロバート・デニーロとの共演。
お互いの連れ合いへのクリスマスプレゼントの本を、本屋で取り違えたことで出会いが始まる。これも洒落てるし、なんてロマンチックなストーリーなんだろうと胸ときめかせた映画だった。
クリスマスになると見たくなる映画だ。

終日雨 18℃ 雨のわりには暖か

博士の愛した数式を見て。

2006年11月17日 | 映画の事
博士の愛した数式
出演者: 寺尾聰(寺尾聡) 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子
監督: 小泉堯史
製作: ----
脚本: 小泉堯史
詳細: 原作:小川洋子

<ストーリー>
不慮の交通事故で、天才数学者の博士は記憶がたった80分しかもたない。何を喋っていいか混乱した時、言葉の代わりに数字を持ち出す。それが、他人と話すために博士が編み出した方法だった。
その博士のもとで働くことになった家政婦の杏子と、幼い頃から母親と二人で生きてきた10歳の息子。博士は息子を、ルートと呼んだ。博士が教えてくれた数式の美しさ、キラキラと輝く世界。母子は、純粋に数学を愛する博士に魅せられ、次第に、数式の中に秘められた、美しい言葉の意味を知る―。Amazonより

とても本が読みたくなった作品。
前編に流れる、ほのぼのとした、心優しさ、穏やかに静かに流れる時間がとても心地よい作品だった。

 数学オンチの私には、物語の中に出てくる素数とか、友愛数とか、いちいちふーん、そうなんだ、と関心してしまい、つい気がそちらの方に行きがちだったが博士の言う「紙に書いた線には、始まりと終わりがある。だから、これは直線ではなく、線分に過ぎない。直線とは永遠に続いているものだ。真実の直線は目には見えない。ここ(心臓のあたりを指差す)で見るしかないんだよ。」
こういう優しい言葉が心をうつ映画だと思う。
少しだけ、数学の美学を見直しました。
私的には、とてもいい映画だと思う。☆☆☆☆です。

 で、話は変わるが、何度も言うように私は数学が鳥肌が出来るほど好きだじゃあなくて・・?。
いま世間で世界史の履修漏れが話題になっているけど、数学の時間が上の空で何にも身についてないことを思えばほとんど履修漏れといっても過言ではない。

 少し前だけど、木馬で「コナッツの予想」という数学の法則の事が話題になったのを思い出した。(サンデー毎日の中野翠のエッセイで・・?)

ドイツ人のコナッツが見つけた法則とは。

まず任意の自然数を思い浮かべる。
その数字が奇数の場合は3倍して1をプラスする。偶数の場合は2で割る。
その数字が奇数なら3倍して1プラス、奇数なら2で割る、これを繰り返すと、どんな数字を当てはめても4→2→1というルートをたどるというもの。
たとえば10は偶数だから2で割る、5は奇数だから1を足す、6は偶数だから2で割る、3は奇数だから1を足す、4は偶数だから2で割る。2は偶数だから2で割る、で1になる。

ここで疑問。これは中野翠の疑問なんです。
偶数にすればいいのだから、奇数なら数字に1を足せばいい事で、何も3倍して1を足さなくてもいいんじゃないかという。

で、木馬でも侃々諤々と意見が出たけど、本当のところはわからないらしい。
ただ、数字が1の時を考えてそのようにしたんじゃないかという結論になりました。

博士の愛した数式の映画から、こんなことを思い出してしまった私です。

晴れ 15度 朝少し寒い。