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ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

『4分間のピアニスト』を見る

2008年09月24日 | 映画の事
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<4分間のピアニスト>

製作:2006年 ドイツ

監督:クリス・クラウス

原題:VIER MINUTEN

時間:115分

出演:モニカ・ブライブトロイ/ハンナー・ヘルツシュプルング/スヴェン・ピッピッヒ/リッキー・ミューラー



 基本的に私は雑食性で、食べ物に好き嫌いがないのと同様、音楽に関してもそれがどのジャンルに属して、そしてどういう系列の音楽なのか、何も知らないまま気に入ったメロディを口ずさんだり、聞きながら身体を揺らしたりしているが、ピアノの音色は好きだ。
だから 「海の上のピアニスト」「ピアノレッスン」「戦場のピアニスト」というようにピアノがタイトルに使われていると、何の下調べもしないままレンタルしてしまう。
しかしこの「4分間のピアニスト」」また好きな映画のうちに入ってしまった。

簡単なストーリーは・・
80歳になるトラウデ(モニカ・ブライブトロイ)は、60年以上女子刑務所でピアノを教えている。彼女は何年も貯金して新しいピアノを購入するが運送に失敗し、その責任を追及される。早急に彼女のピアノレッスンを受ける生徒を探す必要に迫られたトラウデは、刑務所内でジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)という逸材と出会う。(シネマトゥデイより・・)
 
 で、またまた調べてみたら、ヒロインはオーディションで選ばれたらしい。
ドイツ中から集まった1200人の中から選ばれたそのジェニー役のハンナー・ヘルツシュプルングは、羽田美智子に似ていた。(ちなみにラストのピアノ演奏をしたのはドイツ在住の日本人、白木加絵さん。そして劇中のシューベルトを弾いていたのが木吉佐和美さんなんだって。)

その最後の「4分」は、シューマンのピアノ協奏曲イ短調、いやぁ 実に素晴らしくすっかり魅了されてしまいました。出来ればもう一度聞きたい・・

 話は全く関係ないけど、二、三日前の山陰中央新聞に面白い記事があった。
小さな囲み記事なのだけど、英ウェールズで、標高1998フィート(役609メートル)の丘とされてきた「赤い岩の丘」が、最新機器を使った調査で同200フィート6インチと判明。英国では200フィートで丘と山が区別されるため、英陸地測量部は「山」への昇格に応じた。とでていた。

この記事を読み 映画以前に見た映画ウェールズの山を思い出した。
イギリス映画界 随一のあまーいマスクの ヒュー・グラントの ほのぼのとしたとてもいい映画だった。そして大自然が綺麗だったしね。

この映画もお奨めです。

う~ん 両方とも★★★★☆です。

晴れ 27℃

「ヘアースプレー」をDVDで見る。

2008年07月28日 | 映画の事
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ヘアスプレー(HAIRSPRAY)

2007年アメリカ映画、

ギャガ配給、1時間57分、2007年10月20日公開

監督:アダム・シャンクマン

出演:ジョン・トラヴォルタ / ミシェル・ファイファー / ニッキー・ブロンスキー/クリストファー・ウォーケン


 連日くらいニュースばかりで、なんかと重苦しく鬱陶しい。 
そういう実感の中でこういう映画を見ると、その筋金入りの軽佻浮薄さが、有難くばかばかしく 眩しく思えるのだ。
いやぁ 実に面白かったです。スカーッとします。

で、ストーリーはあくまで単純明快 人種差別の残る1960年代のボルチモアを舞台に、外見を気にせず、やけに前向きなオデブのヒロイン、トレーシーの活躍を描いたノンストップミュージカル。
ただそれだけなのだけど、ヒロインのおデブちゃんは、背も低くコロコロしているけど、その顔立ちがこれまた可愛いのよ、
なんか昔の時代劇のお姫様役スターの丘さとみに似てて(古いね私も・・) そしてこのおデブちゃん 弾むゴムまりのように 画面から転げ落ちんばかりに、飛ぶように踊るのだ、可愛い、可愛い。

その母親がまた凄い。タテヨコとも娘を上回る大デブ、けどこちらも鈍重じゃないよ、弾む大デブなのだ。それもそのはず あの「サタディ・ナイト・フィーバー」や「グリース」でイケメンしていたジョン・トラボルタなのだ。
もうすごくいい、いいよトラボルタさま、大きな身体をすくめて恥らう姿の可愛いこと。カッコいい。
浮き沈みの激しいハリウッド映画界において 悪役したり、チョイ役だったりと、苦労しながらここまで第一線で頑張ってきたその苦労が、にじみ出ている。
ダンスは流石にうまいしね。
見ている間中 この私も身体をゆすってしまいましたわ!恥ずかしげもなく・・
そしてヒロインの父親役のクリストファー・ウォーケン、これがまたいいよねぇ・・
トラボルタと踊るシーン、なんか、必死でくらいついてダンスしている姿に思わず、拍手したくなりました。

そうそう ヒロインを引き摺り下ろそうとする悪女にミシェル・ファイファー が出てましたけど、これまた私はいにしえのドイツの女優エルケ・ソマーかと思ってしまって・・後で考えたら私はやはり私は古いわ!

でも60年代といえば、ヒロインと同じ年頃の私です。ですから大目に見てください。あのヘアスタイル、あの洋服 懐かしいわ!

晴れ 34℃

「エディア・ピアフ~愛の賛歌」 を見る。

2008年07月14日 | 映画の事
今日は映画の話です。興味の無い方はごめんなさい。


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英題: LA VIE EN ROSE
製作年: 2007年
製作国: フランス

<キャスト>
マリオン・コティヤール
シルヴィ・テステュー
パスカル・グレゴリー
エマニュエル・セニエ
ジャン=ポール・ルーヴ
ジェラール・ドパルデュー
クロチルド・クロー
ジャン=ピエール・マルタンス

<スートリー>
『1915年12月19日、フランスのパリで生まれたピアフは貧困の中、娼館に預けられたり、大道芸人の父とドサ回りをしながら生きていた。
街角で歌うことで金が貰えることを知ったピアフ、そんな天性の歌声に目をつけたパリの名門クラブのオーナー、ルイ・ルブレはピアフが20歳のときに出会い、自らのクラブの舞台に立たせた。
その天性の歌声は人々を魅了し、クラブの舞台から音楽ホールでの公演、世界公演へと羽ばたいていく。』・・・シネマログより。

知らなかったぁ。
知らずに死んだら勿体ない。エディア・ピアフという人がこんなに凄い歌手だったなんて・・
ブログお友達のたまごのなかみのmayumiちゃんに教えてもらってすぐレンタルショップへ。

気になっていたんだ、この映画も。今年のアカデミー主演女優賞だもの。でもこの女優も知らなかった。
そして確かに凄い映画だった。伝説の歌手エディット・ピアフの壮絶な人生を描いたもので、私は 晩年に出会う「水に流して」という歌を唄わせるがために、神はあのような過酷な運命を彼女に与えたもうたのか。そんな事思ってしまった。

映画のよしあしを計るものさしは見る人の好み、結局のところこれに尽きる。けど、やはり マリオン・コティヤール の熱演は 好み云々の前に凄い!と感じさせる何かがあった。
本物を本当に知らなくて、この映画のプローログに出てきて、映画を見たら これドキメンタリー映画なの?と思わせるほど、そっくり。

見終わった後、どうしてもこのうた本人が歌っているのか知りたくて、調べてみました。
どうやら多くはピアフの歌声を吹き替えしてるそうです。彼女は歌が上手い女優さんであったらしいが、製作陣はピアフの歌声をそれ以外のもので表現することは無理だと判断したとか。
でも一部はマリオンが歌っているらしいので、それはそれで凄い事だと思う。

とにかく お奨めです。
またしても大劇場で見たかった。
大劇場で、素晴らしい音響で見たら 感動してイスから立てなかったかも・・

 星★★★★★ です。

愛を求め、愛に傷つき、奔放であり、周囲にエネルギーを与えながらもときには容赦なく言葉で人を傷つけ、人々に支えられ愛されてきたピアフは、1963年10月11日、47年の生涯を閉じたらしいです。

晴れ 30℃

「クィーン」を見る。

2008年07月04日 | 映画の事
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 早く書かないと忘れてしまうよぉ・・・というわけで今日は映画の感想です。興味のない方はごめんなさい。でも雨の夜しみじみと見るのも心が洗われますよ。お奨めです。


原題   THE QUEEN
監督   スティーヴン・フリアーズ
脚本   ピーター・モーガン
撮影   アフォンソ・ビアト                
音楽   アレクサンドル・デプラ        
出演   ヘレン・ミレン マイケル・シーン 
      ジェームズ・クロムウェル

<スートリー>goo映画より。
1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでい

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 やっとというか、とても気になってた「クィーン」を先週DVDで見た。

洞爺湖サミットがあるというのに、恥ずかしながら、イギリスの首相が、今誰だか知らなかった。調べてみた。ゴードン・ブラウン首相なのね。というのもこの映画ブレア首相が出てくるんです。(それも準主役級でね。)私、今もブレアさんかと思っていた。(無知でごめんなさい。)

 なかなか面白い映画だった。
この映画は 元皇太子妃であるダイアナが、急死した時のエリザベス女王の苦悩を描いたものなのだけど、私はイギリスの王室に関心が薄いといおうか、あまり良く知らない。だからこの映画がどれだけ真実に基づいているのかは良くわからない。

でも、一国の国家元首やその当時の現役の首相(ブレア)を初めとした有力政治家を登場させたドキュメンタリー・タッチのこの映画が、イギリス国内はもとより国際的にも たいして批判も受けずに上映されていて、しかもアカデミー主演女優賞まで獲得してしまったのだから、イギリスはというか、外国は太っ腹だし、自由の国なんだなぁと思ってしまった。
でもよくもまぁ あんなに踏み込んで描けたものよね。(ブレア夫妻の、奥さんのほうだけど、結構きわどい。)

 しかしナンですね、
最近は特殊メイクというか、メーキャプ技術が進んでいるのか、ヘレン・ミレンのエリザベス女王もさることながら、チャールズ皇太子、ブレア首相夫婦などホントそっくり。ヘレン・ミレンは10歳老け造りだったらしいが、私、へレン・ミレン大好きなのよね。ファンなのよね。だから今回のアカデミー主演女優賞がヘレン・ミレンに行ったのは、とてもうれしかった。

実在のエリザベス女王をあれだけの風格と貫禄を持って演じられるのは、ヘレン・ミレンしかいない。
丘陵で鹿と出会うシーンのあの少女のような微笑みに思わず見入ってしまった私です。

そうそう、女王の旦那様 エジンバラ公を演じていたジェームズ・クロムウェル
なんかぴったり、思わず笑ってしまった。
ジェームズ・クロムウェル・・いいよね、なんか ありし日の伊藤雄之助を彷彿させて、脇役に出ていたら忘れられないほどのインパクトがある俳優。
私、「グリーンマイル」や、「LAコンフィデンシャル」がとても印象に残っているんだけど、「大草原の小さな家」にも数回でていたらしい。これは覚えがないけど・・


お奨め度 ☆☆☆☆★ 大劇場で見たかったな・・

晴れ 29℃

<「大いなる陰謀」を観る>

2008年04月21日 | 映画の事

監督:ロバート・レッドフォード
出演:トム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード
2007年 / アメリカ

<ストーリー>

“対テロ戦争”を掲げ、大統領選へと野望を抱く上院議員(トム・クルーズ)。その裏に巨大な陰謀を感じ取ったジャーナリスト(メリル・ストリープ)は、議員との会話の中から彼の隠す真実を暴こうと画策する。一方、アフガニスタンで対テロ戦争に命をかける若者たちを誇りに思いながらも、戸惑いを感じていた大学教授(ロバート・レッドフォード)がいた。それぞれの思惑が一つに繋がろうとしていたとき、何も知らずに戦場へと向かう若者たちの未来が、大きな陰謀の渦に巻き込まれようとしていた――。

 久々に 今話題の映画が、場末の映画館にかかっていた。
これはいかざなるめぇ、というわけで、暇なトンボを誘って観にいく。(誘うと奢ってくれるし・・いつもありがとうございます。)

で 私なりの映画評はというと、う~ん 難しい。
何のために戦い、誰のために死ぬのか、無関心こそが罪。これが映画のテーマだと思う。政治、報道、教育という異なる世界の人間を通して、対テロ戦争を会話で検証する。がしかし今まさに大統領選挙前のこの時期、レッドフォードならはっきりと意見を述べてもいいはずでは。「この戦争は間違いだったと。」

私も今日は 改めて自分自身というか、私のしていることが、人にとっては迷惑な事なのではないか、自分がよかれと思って起こした事が、ありがた迷惑だったんじゃないかと考えさせられる事があったので余計に、重たい気分で観てしまったかも。

しかしロバートレッドフォードは年取ったね、「アンカーウーマン」から観てなかったけど、益々顔ががんもどきのようになっていた。
これは少しショック。

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晴れ 17℃

『炎上』を見る。

2008年02月14日 | 映画の事
 草稿中ですがとりあえず・・

お菓子メーカーの陰謀だとはわかっているけど、今日はバレンタインデー。
私は他の人と違い いつも色々なものをくださったり、よくしていただいたお客様に感謝の気持ちを込めて心ばかりの義理チョコじゃなく、感謝チョコを差し上げています。
自分がこのチョコが一番美味しいと昔から思っているので、(別に明治製菓から宣伝料を貰っているわけじゃないけど・・)これを用意しました。
まだまだ若干の余裕がありますので、是非にも木馬まで足をお運びください。

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 さて、今日のブログです。
敗戦後の1950年国宝金閣寺が炎に包まれた。放火したのは寺の修行僧だった。
「美ということだけを思いつめると、人間はこの世で最も暗黒な思想に知らず知らずぶつかるのである。」という三島由紀夫の小説「金閣寺」や「美に対する嫉妬の考えから焼いたのですが、真の気持ちは表現しにくいのであります。」という水上勉の「金閣寺炎上」をこの事件は生んだのだのが、この前の韓国の国宝第一号の「南大門」の放火の記事を読み ほとんどの人が、これらの小説を思い出したと思う。勿論私も思い出したのだが・・・

でこのこととは関係ないのだけど、市川崑監督が亡くなった。
私は三島由紀夫の金閣寺の原作の「炎上」をついこの前ビデオで見たばかりだったので、驚いた。
市川崑監督の作品で私がすきなのは(見た作品だけだけど)「おとうと」「東京オリンピック」そして「炎上」だ。
「東京オリンピック」のあの妖精チャフラフスカの平均台のコマ送りのような映像は忘れられない。(その後。テレビ映画「木枯らし紋次郎」でもこの手法は使われていたけど)この映画の光と影のコントラストを追いかけた映像美は、記録映画か芸術かで、論議を巻起こしたけど、大ヒットした。
市川監督のご冥福を心よりお祈りいたします。

 閑話休題ーーー
で、このビデオは、姫路から来られる油屋のY田さんが、見せてくださったのだ。改めて見て、やはり素晴らしい映画だと思う。

製作:永田雅一
監督:市川 崑
原作:三島由紀夫「金閣寺」
脚本:和田夏十
    長谷部慶治
撮影:宮川一夫
音楽:黛 敏郎

出演:市川雷蔵
    仲代達矢
    中村雁治郎
    新珠三千代
    中村玉緒
    北林谷栄
    信 欣三
    香川良介
    浜村 純

 あらすじはあまりにも有名だけど、
この世で最も美しい建築物は驟閣寺だと幼い頃から教え込まれた青年・溝口(市川雷蔵)は、昭和19年に寺の従弟となった。しかし戦後の寺は進駐軍や観光客が押し寄せて神聖さを失い、さらに友人・戸刈(仲代達矢)から老師(中村雁治郎)が戒律を犯して女色におぼれていることを知らされた溝口は、絶望して寺に火を放つ…。
「驟閣は誰のものでもないんや。老師のもんとも違う。驟閣は始めからあったんや。始めからきれいやったんや。みんなで金もうけの道具にしようとかかっているんや。せやけど、驟閣は変わらんで。君は生きているものは、みんな変わる言うたけど、驟閣は生きているけど変わらへんで。俺が変わらせへん」

そしてラストシーン
西陣警察署取調室で、国宝放火犯人として検挙された溝口は警官の鋭い追及を受けたが、頑として答えない。実地検証に焼跡を訪れ、そこで溝口が見出したものは無惨な焼跡だけだった。溝口の心に絶望がもたらされた。

 京都駅から汽車に乗せられた溝口は、便所に立った。少しの油断を見て、彼は自らの体を車外へ投げ出した。あれ程美しいと信じこんでいた驟閣の見るも無惨な姿を見て、この世の凡ての望を失って、自らの命を絶ってしまったのである。

懐かしい映画を見て、改めて脇を固める俳優の素晴らしさ、そして何より映像の宮川一夫のカメラワークの見事さ、モノクロながら、炎上する時の迫力には目を見張るものがあった。
それにしても、昭和はだんだん遠くなる。

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曇り 時々雪 7℃



ナショナルトレジャー(リンカーン暗殺者の日記)を劇場で観る

2008年01月16日 | 映画の事
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:コーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー
製作:ジェリー・ブラッカイマー、ジョン・タートルトーブ
撮影:ジョン・シュワルツマン
音楽:トレバー・ラビン
原案:コーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
2007年アメリカ映画/2時間4分
配給:ディズニー

キャスト:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイト、ヘレン・ミレン、ハーベイ・カイテル、ブルース・グリーンウッド、エド・ハリス、 ジャスティン・バーサ

<スートリー>
アメリカの大統領リンカーン暗殺事件は、いまだに謎に包まれているが、その犯人の日記から消えていたとされる一部が発見された。そこには、暗殺犯の属する秘密結社の一員にゲイツ(ニコラス・ケイジ)の祖先が名を連ねていたという衝撃の記録が記されていた。歴史に隠された真実を求め、ゲイツたちは自由の女神から、パリ、ロンドンと世界を舞台に冒険を繰り広げていく
 
 それにしても脇を固める俳優人が オスカー俳優や、個性的な俳優を見るだけで、映画の内容云々というより楽しめた映画だった。アメリカのアメリカにおけるアメリカ映画という感じ。
「ダビンチ・コード」と、「インデ・ペンデンスディ」と、「アルマゲドン」とたしてアメリカンコーヒーで割ったような映画だった。
ジョン・ボイドが、え?エド・ハリスが、え?ヘレン・ミレン?お!スモークのハーベイ・カーテル、これらの私の大好きな俳優に、久しぶりに大画面で合えたのはうれしかったけど、映画的にはう~ん、う~ん大負けに負けて、★★★☆☆です。(暇があったらというところです。)

実は、パソコンが凄く重たいんです。多分私のデルの容量不足なのかそれとも、ウイルスソフトが悪いのか、それともプロバイダーが悪いのかよくわからないけど、とにかく3時ごろから夕方まで重たい。
それなのに、それなのに、今観てきた映画の記事書いて、それもお客さんもそっちのけで書いて、そして小一時間もかかって書いて、あまりのスローペースに頭にきて思いっきりキーボードをたたいたら、どこに当たったのか、き、き、き、消えた!
もう!なんてこっちゃ。あぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・
何書いたかわすれたし、もう二度と同じ記事はかけない、といってもたいした事書いてないから、気を取り直して重たいパソコンで、エッチラオッチラ書いたので映画も酷評になっているかもです。
 
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曇り時々雨 時々晴れ  9℃

カポーティを見る。

2007年11月13日 | 映画の事
                
 木馬の嵌め殺しの窓から、新川沿いの某整骨医院の庭に咲き乱れる花が見える。
いつも綺麗な花といい匂いに誘われてお邪魔させてもらい 写真を撮らせてもらっているのだが、ブログに貼り付ける写真がないときはここで調達させてもらっています。それくらい四季を通じて色とりどりの花があるのだ。
バラは黄色に白 オレンジにピンク、足元にまん丸のピンクの小さな花、赤や白のベコニアにインパチェンス、紫のハーブ。
お昼からは朝ほどいいお天気でなく、曇りがちなれど、時折ふりそそぐ淡い光に 命を誇示するように輝く花。色がとても綺麗で今日はこの花の写真にしてみました。(名前はよくわからないが・・)

その花たちに見とれるようにカメラに収めていたら、通路に咲いてはみ出していたハーブをふんずけてしまった、ハーブのいい匂いが靴につく。
ごめんなさい、『花盗人は風流のうち』で許してもらおーっと。

 えっーと話は変わり またまた映画の話で申し訳ありません。

<カポーティ>
監督 : ベネット・ミラー
脚本・製作総指揮 : ダン・ファターマン
出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン 、 キャサリン・キーナー 、 クリス・クーパー 、 クリフトン・コリンズJr. 、 ブルース・グリーンウッド

私はこの映画の原作の「冷血」を読んでない。(というか洋物はほとんど読まない。)がこの映画は気になっていた映画なのだ。

実在の作家カポーティが、この『冷血』を書き上げるまでの物語なのだ。
映画の中でカポーティは一家惨殺事件の犯人たちに近づき、遺族や犯人を追う刑事たちの心情を黙殺し、犯人たちに自分が真の友人であるかのごとく嘘までつきながら取材を行う。そうまでして書かねばならない、またそうまでしなければ書けないという残酷な事実が作家とは、本を書くとは大変な事なのだということ。カポーティの天才がさせるのか、あるいはその天才を持ってしても、自身だけでなく周囲をもギリギリまで追い詰めなければ傑作をものすることは出来ないのか、と。

 最後のシーン、犯人の青年の処刑を見届けてから、同じく取材にあたったネルに「彼を助けることができなかった」と述べたとき、ネルは彼にいう。
「助けたくなかったのよ」
飛行機の中でのラストシーン、ペリーの日記にはさまれたカポーティのスケッチをなでる姿が痛ましくて、ジーンときてしまった。
叶えられぬ祈りより、叶えられた祈りに涙が多く流されたとのテレップで終わる。
秋の夜長にぜひお奨めしたい映画です。

 なんせカポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンは、見事この作品でアカデミー主演男優賞を受賞。声や外見を徹底的に似せた役作りは、彼ならではの不気味な存在感を生み出し、見ごたえたっぷりだったもの。

そしてフィリップ・シーモア・ホフマン この俳優 ずっまえから気になる人で、脇役で見たら忘れられなくなる人なのだ。そしてなんとなくダニー・デービートに似ていて、犯人役の若者は(クリフトン・コリンズJr)はなんとなくエドワードノートンに似ていたしね。

そうそうフィリップ・シーモア・ホフマンは、私が好き好き好き映画の一つ「セントオブウーマン・夢の香り」に出ていた。
クリス・オドネルと一緒に、その頃からなんとなく気になる俳優だった。
 
う~ん ☆☆☆☆です。 この映画もフィリップ・シーモア・ホフマンがとても好演していたから。

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晴れ 時々曇り 18℃

東京日和を見る。

2007年11月12日 | 映画の事
                   

 木馬の嵌め殺しの窓から見える白波に もう、うずうず。カメラ抱えてうずうず。
しかし今季初の冬型気候、雨、風、霰、雷。くるくる変わる空模様に諦めていた。

ところが午後に突然雨が止み、ねずみ色の雲に覆われた天の上に真っ白な雲が、その上に青空が見えた。
いまだ!つかの間のチャンス!とばかり 表に飛び出して、新川を下った。
写真は荒れ狂う怒涛の日本海、嘉久志海岸です。(クリックしてみてくださいね。)こればっかりですが、お許しください。

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 さて、ここからは暇に任せてみた映画の話です。

<東京日和>
監督 竹中直人
プロデューサー 宅間秋史、三浦寛二、保原賢一郎
エグゼクティブプロデューサー 松下千秋、佐藤信彦
出演 竹中直人、中山美穂、松たか子、鈴木砂羽、浅野忠信、田口トモロヲほか

何でも竹中直人は、この本を書店で立ち読みしているうちにはまってしまい、感動で涙が出、本屋を後にする頃には「是非映画にしたい」と決意を固めていたという。その話は現実になり、竹中直人が荒木さん役、中山美穂が陽子さん役の「東京日和」という映画になった。とのエピソードを読み、先日本を購入した時 レンタルショップでこのビデオを見つけて借りで見たものなのだ。

原作を読んで 私なりに勝手にヨーコ像というものを作り上げて、そしてアラーキの作品にはこの二人の愛と協力がなければできなかったと、涙した後だったので、この映画のヨーコ像に少し不満だったが、
しかしこれは作られた映画であり、荒木陽子・経惟氏共著による同名のフォトエッセーから着想を得て作られた作品であるのだからと、そう思うことでなんとなく理解できた映画だった。
ローカル駅の駅長さんに荒木経惟がでていたし、現実にはそんな夢みたいな事ばかりではないんだと、生きるということ、それはそれなりに大変なんだという事がよくわかったのだけど、私はヨーコは絶対に樋口加奈子がいい、中山美穂はだめ、ミスキャストと思っていたが どうしてどうして、これがいいのよ、中山美穂のすばらしく美しく繊細で、ときにこの世の者とは思えぬほどの壮絶さは素晴らしいと思ってしまった。

この映画は竹中直人がこりにこった作品だと思うのは、東京の下町と福岡県の柳川しか出てこないと言うこと、
その追想の、最大の行事が柳川への旅行になるのです。その日は、竹中扮する写真家が陽子さんと結婚した因縁の記念日で、天空では織姫と牽牛がたった一夜の逢瀬を迎える日です。柳川は、天の川です。旅行には、確かに二人で出かけます。しかしそれは仮想空間の出来事で、現実には写真家だけの記憶の世界でしかないのです。宿泊した思い出の部屋に案内したお女将にはそれがわかっていました。”思い出しました、あの時は確かに二人でしたね”と言って指をVの字にする場面がそれを表現しています。---結婚初夜の記憶が次つぎに甦ってきます。陽子さんは奥の縁側にすわり、アラーキは真っ白なシーツの布団の上にはす向かいになり語らいます
『おれと一緒にいて楽しいかい?』(陽子さんは、なかなか答えません)
時間を置いて『そんなこと聞かないで』→『涙が、出てくる』もう、この瞬間は、陽子さんは現実空間の人ではなく、たった一夜の逢瀬をなつかしむ幻想の女性としての存在でしかありませんでした。映画では、陽子さんのうなじがズームアップされますが、それはこの世の世界とは思えないあやしい魅惑的な演出で、表現されています
 翌日、思い出の川下りを楽しみます。柳川は、二人にとってその日限りの”最後の楽園”です。『日本のベニスだね---』『前にも聞いたけど---』陽子さんは、新婚のように、かわいくはにかみ恥らいます。写真家は、反対にうれしそうにはしゃぎます。でも、陽子さんの後姿はなぜか寂しそう。
ここで原作の「7/13迎え火」をし、「7/14新盆」を営むも「7/15送り火しない。帰さない。」を思い出す。

原作の東京日和は、荒木さんの才能をより理解したヨーコさんとの愛情の上に成り立った、純粋の愛情物語でそれに比べて竹中さんの東京日和は見るうちにじんわりと、はまってしまい何かがほほを伝うと思ったら涙だったようなそんな作品です。

 だからというわけではないんだけど、昼下がりの日だまりを好きな人とゆっくり散歩しているような、そんな気分につつまれる作品です。

写真のような映像も好感が持てたし、☆☆☆☆かな?

                 

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 雨 風 霰 14℃ 大荒れの一日でした。

デ・パルマの円熟、映像美にうっとり(ブラック・ダリアを見る)

2007年10月30日 | 映画の事
原題 : The Black Dahlia
配給 : 東宝東和
監督 : ブライアン・デ・パルマ
原案 : ジェイムズ・エルロイ
脚本 : ジョシュ・フリードマン
出演 ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、
    ヒラリー・スワンク、ミア・カーシュナー

 凄く気になっていた映画。早く見たくて、でも色々と忙しくしていてやっと見る事が出来た。
う~ん 思っていた通りの好きな映画の内に入る作品だった。
何しろ監督のブライアン・デ・パルマは私がケビンコスナーにはまり込んだ映画「アンタッチャブル」や、「殺しのドレス」「スカーフェイス」・・・等々、1970年代に派手な映像テクニックを駆使して話題になった監督だし、原作者は、これまた私の好き好き映画の一つ「LAコンフィデンシャル」なんだって、気にならないわけないでしょう。

いやそれにしてもデ・パルマの円熟した映像は素人の私が見ても素晴らしい。ある意味 監督としての才能より映像作家としての才能のほうが優れているんじゃないかとさえ思ってしまう。
最近恥ずかしながら写真を少しかじるようになって、なんとなく物事を見る目が違ってきたように感じる。映像にしても、写真にしても、刻々と流れ去っていく時間を、フイルムに定着させて、カタチというものにとどめておきたい!
そういう目でこの映画を見たら、あ!あれは私の好きなアングル!というところがたくさんあり、そう言った意味でも楽しめた作品でもあった。
部屋の中の人物の逆光の映像なんて、ブラインドの影が顔に縞々に映り、あのような写真いつか撮りたいと思ってしまった 偉そうな私です。
 
というわけで話は映画からそれてしまったが、1974年ロスアンゼルス郊外で実際に起きた猟奇殺人事件をもとにした、サスペンス映画。

ストーリー:1947年、LA市内の空き地で、女性が腰部分を切断された惨殺死体で発見される事件が発生。その女性、エリザベス・ショート(ミア・カーシュナー)はハリウッドで女優になる夢を見ながら哀れな最期を遂げたのだと判明する。LA市警の刑事、バッキー(ジョシュ・ハートネット)とリー(アーロン・エッカート)はその捜査にあたるが……。

主役に絡む二人の美女
ヒラリー・スワンク(写真左 この前ミリオンダエラーベィビーでオスカー獲得したよね。)やスカーレット・ヨハンソンがまさに「妖花」として映画を盛り上げている。いつも映画を見るたび思うんだけど、スカーレット・ヨハンソンって唇が厚くて女の私から見ても妙に色っぽいよね。
久しぶりに映画を見たし、最後のどんでん返しがアッパレだったということ、
そして、カメラワーク(特に張り込み中の建物を中心にしたところ)が素晴らしいと思ったことで、う~ん 私的には☆☆☆☆です。


















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