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ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

「フィクサー」をDVDで見る。

2009年03月09日 | 映画の事
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 世の中嫌なことばかりだと 映画を見たり本でも読まないとやっていられない。
というわけで 今日も映画の話です。興味のない方はごめんなさいね。
早く書かないと 立て続けてみているから頭の中がこんがらがってしまう。


「フイクサー」

製作:2007年、アメリカ 120分
監督、脚本:トニー・ギルロイ 出演:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック、マイケル・オキーフ、ケン・ハワード

弁護士事務所の”もみ消し屋”マイケル・クライトン。永年所属する事務所がかかわる農薬会社の薬害集団訴訟。製薬会社側有利の条件で和解しようとしたとき、その全てを覆す暴露が行われようとしていた。もみ消し屋のマイケルにもみ消し依頼が来るが、それにより彼自身も大きな陰謀の渦に巻き込まれていった・・・。
とまぁ 簡単にいえばこういう物語なのだけど、実のところ最初のあたりなんだかよく理解できなくて 何度も巻き戻して見てしまった。
次第に分かってきたのは同僚のアーサーの異常な行動に慌てて、もみ消しを図る所属事務所から依頼を受けたのが、ジョージ・クルーニー演じるマイケル。
 彼は弁護士でありながら法廷には立たず裏でトラブルをもみ消す「フィクサー」として使われている。しかしながら彼もまた、大規模事務所に雇われフィクサーとして数々の仕事をしながらも、自分の仕事に疑問を感じているのだ。 
マイケルは親族の借金を保証したことやポーカー賭博での負けで借金取りに追われ、仕事の傍ら金策に走り回ったり。このあたり、なーんか哀れではあり、でもこういう稼業だとギャンブルでもやらないと気持ちが収まらないかなとちょっと同情したり。しっかりしろ!と叫んだり・・

最後は、ちょっとマイケルかっこよくふるまってくれる。

う~ん 最初は?でもだんだん面白くなってくるということで★★★半です。(5点満点で)

そうそう 書き忘れたのだけど、同じ事務所の上司役は なんとあのシドニー・ポラックなんだって。
昔 若かりし頃 見て大感激した「愛と哀しみの果て」
ロバート・レッド・フォードとメリル・ストリープの素敵な映画。
大好きな映画リストに入る あの映画の監督なのだ。
こんな顔していたんだ しらなかったぁ・・

曇り 15℃

「イースタン・プロミス」をDVDで見る。

2009年02月23日 | 映画の事
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今日は映画の話です。例によって確定申告をほっぽり出してみた映画です。
映画に興味のないかたもクリックだけはお願いいたします。

くしくも今日発表された第81回アカデミー賞、外国映画賞に「おくりびと」が選ばれたとか、これでまた映画熱が上がればうれしいですよね。

最近 クリックしてくださる方が多くて 私自身驚いています。
暇にまかせてくだくだと書きなぐっているだけですのに、きっとこれは地元の方はもちろん、全国の方々が訪れてくださってるからだと、本当に身の引き締まる思いです。

これからもこの拙い「ブレンド日記」どうかよろしくお願いたします。
     

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● イースタン・プロミス(2007)

● 監督:デヴィッド・クローネンバーグ

● 主な出演者:ヴィゴ・モーテンセン/ナオミ・ワッツ/ヴァンサン・カッセル

● 公開年:2008年6月

● 製作国:イギリス/カナダ/アメリカ

● ジャンル:サスペンス/犯罪/ドラマ

<ストーリー>

ある日、アンナ(ナオミ・ワッツ)が助産師として勤務している病院に
身元不明の少女が運び込まれるが、少女は女児を出産して息を引き取ってしまう。
アンナは少女が持っていた日記を手掛かりに
少女の身元を調べようとするのだけど、
日記にはイースタン・プロミス(人身売買)に関する記述があり
いろいろ調べていくうちにだんだんヤバい世界(ロシアン・マフィアの世界)に
近づいていってしまう。

 私は食べ物に好き嫌いがないのと同じように、音楽も、映画も好き嫌いがないといいたいところだけど、映画だけはこだわる。
ホラーと、オカルトと、サイコサスペンスとか、肉体を切り刻んだり残酷なのはあまり好きではない。
そんなわけだから デヴィッド・クローネンバーグ 監督作品は見たくないジャンルに入るはずだった。ところが、この映画 主人公がアカデミー主演男優賞にノミネートされて、週刊誌の映画評がすこぶる評判がよろしい。
おまけに辛口映画コメンテーターの中野翠がお勧めとなりゃ見ないわけにはいかない。というわけで見たのですが、結論から言うと 面白かったです。

物語の中心になる舞台はロンドンのロシアン・マフィア社会だったが、こういう題材事態新味があり興味を引く。
時々怖がりの私は眼をつむる場面もあったのだけど、しかし見た後しみじみとニコライが素敵と思ってしまった。
ヤクザとカタギの女の「許されざる恋」のような切なさを漂わせてね。う~ん私、ヴィゴ・モーテンセンに嵌りそう、このおばさんの心をつかんで、とね。



アクション場面がこれまたすごい。
ヴィゴ・モーテンセンがサウナで全裸になっているところを襲われる。浴場での全裸の死闘シーン。
このヴィゴ・モーテンセン演じるニコライは マフィアのお抱え運転手かと思いきや・・・実はだったのです。

そうそうマフィアの親分アーミン・ミューラー=スクールは一見温厚な優しい親父のようで、実はとんでもない非常な冷血な男を演じている。がこう言うのが本当に怖い。ある意味目を覆うような残虐なシーンより 私は怖い。

怖いけどお勧めです。

雨のち曇りのち薄晴れ 9℃

「最高の人生の見つけ方」をDVDで見る。

2009年02月15日 | 映画の事
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ジャンル : 洋画  | ドラマ
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
上映時間 : 97分

監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン/ショーン・ヘイズ/ロブ・モロー/ビバリー・トッド

とても見たかった要チェックしていた映画。
やっと見ることが出来て シ・ア・ワ・セ・・・でーす。

何しろ監督はあの「スタンド・バイミー」や「恋人たちの予感」や「ミザリー」の
ロブ・ライナーでしょう、それに大好きなジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン これは外せない。

<ストーリー>
仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。(シネマトゥデイより・・)

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという超ベテランが主演をすれば、たまにはこんな、楽しい映画も悪くない。

余命わずかと伝えられた男二人の旅物語。
二人は全く対照的で、フリーマンは家庭一筋の庶民派、ニコルソンは一代で富と名声を築きあげるが家庭とは縁のない男。病気にならなければ絶対に接点などない二人は、たまたま同じ病室になり、次第に打ち解け、旅にでる。

世界遺産や 名所が惜しみなく出てきて、それらを見てるだけでも楽しい。
よく考えてみれば こんなに大俳優が演じるほどの映画でもないが、二人は水を得た魚のごとく楽しそうに演じている。

残りの人生悔いのいないように、やりたいことを棺桶リストにひとつづつ書き、チェックをいれ、できたら消してゆく。

「心から笑う」という項目のところで“コピ・ルアク”という世界でも有名な高価なコーヒーの由来について、二人して涙を出して大笑いするのだけど、その話というのが ジャコウネコがコーヒー豆を収穫前に食べてしまい、糞の中に種が残っているので、それを探し出して豆を取り出しきれいに消毒して焙煎して飲む、このいわれはコーヒー屋この道30年だから勿論 知っていたが、こんなネタで大笑いとはまたオシャレだと思ってしまった。

話は変わるけど、コーヒー豆といえばモカ、これが今 手にはいらないのだ。
UCC自体にないらしい。そんな とおもうけど、なんでも元々モカはエチオピアの急な山の斜面で、栽培面積も不足している為、大量生産ができなかったらしい。
その上残留農薬が検出されたということで、輸入がストップされたとか。
当店でももうあとわずかしかない。

このままじゃコーヒー専門店からモカが消えるぞ。

というわけで 話は戻りますが、この映画、ふたりの大スターが生き生きと楽しんで演技しているのがよくわかり、退屈しませんよ。
暇な方は是非どうぞ・・

晴れ 17℃ 

「アース」を見る

2008年12月29日 | 映画の事
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 毎年恒例の今年1年の世相を振り返り、世相を漢字一字で表現するという字が、今年は『変』が選ばれたとか・・・
地球規模の天変地異は後を断たず、戦争もやまず、連日のように自爆テロのニュースで暗い気持になる。

そんな「忙中閑」じゃなくて 「閑中閑」でそれでも気だけせわしい中 ドキュメンタリー映画「アース」を観た。
そしてこの映画を見て地球規模での『変』という思いを新たにした。




制作にかかった年数は何と5年、撮影日数のべ4500日、撮影箇所は全世界200箇所以上に及ぶとか。本当にすごい。
見ていてよくあんな撮影が出来ると感心ばかりしていた。

 そして 注目すべきなのはこのような映像だけではないのだ。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏を担当していて、そういえば このチームは『ディープ・ブルー』に引き続いての参加となるが、海だけでなく陸や空も描かれる本作では、より多彩でダイナミックなサウンド・トラックに仕上がっており、自然界に起こるドラマの数々の映像を引き立ててくれていた。

映画は北極からスタートする。24時間を闇が支配する北極の冬を終え、地平線から太陽が現れる春。カメラは冬眠から目覚めたホッキョクグマの親子を映し出す。
そしてお終いもこのホッキョクグマが地球温暖化により氷が溶けて 餌を獲れなくなり、餓死する姿もなんか胸に迫る。

そしてアフリカの砂漠で水を求めて旅する象、熱帯から南極へ大移動するザトウクジラという3対の親子のドラマが、ストーリーの主軸となる。彼らを通じて“親子の絆”、“自然界の過酷な生存競争”、そして“地球環境の変化が彼らに与える影響”などがクローズアップされていくのだ。

我々に今すぐできること、それを考えてこの素晴らしい地球を守らねば・・
そんな思いの映画でした。

曇り 12℃

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を見る

2008年12月26日 | 映画の事
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原題:There Will Be Blood
監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
製作総指揮:スコット・ルーディン、エリック・シュローサー、デビッド・ウィリアムズ
製作:ポール・トーマス・アンダーソン、ダニエル・ルピ、ジョアン・セラー
原作:アプトン・シンクレア
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ジョニー・グリーンウッド
美術:ジャック・フィスク
製作国:2007年アメリカ映画
上映時間:2時間38分

 さて。
本年度アカデミー主演男優賞を獲得した俳優ダニエル・デイ=ルイスの映画ということで、楽しみにレンタルした映画。

<20世紀初頭のカリフォルニアを舞台に、石油採掘によって富と権力を手に入れていく鉱山労働者(ダニエル・デイ=ルイス)と、その家族の愛と確執を軸に、石油業界にうごめく陰謀を鋭く描く壮大なる人間ドラマ。>と言う触れ込み・・

週刊誌やテレビでも前評判もよく私は石油王の話だと聞いて、ジェームス・ディーン、エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン出演の『ジャイアンツ』のような夢物語かと思っていたのだが、違う種類のものだった。けどこんな山師もいたにちがいないと思わせるリアリティがあった。

6年ぶりの映画出演で、アカデミー賞主演男優賞をあっさりと受賞したことから察するとおり、ダニエル・デイ=ルイスのハイテンション演技に最後の最後まで引き込まれる力作。彼が演じるのは、役名も同じダニエルで、油田を掘り当てることに夢中になり、富と権力を得ながらも破滅的な人生を送ってしまう男だ。
ダニエルにとって家族とは何だったのか。乳飲み子から育てた息子・H・Wをとても愛しているが、自分が掘り当てた油田が火事になるとH・Wより油田のほうが気になる。一方で耳が聞こえなくなったHWをずっと抱きしめてやるかと思えば、彼の気持ちを理解しようともせず他人に預けてしまう。
最後「お前は私の子供ではない」と言ったダニエルに対して「あなたの子供でなかったことを神に感謝する。」というH・W・・感動的なシーン。

う~ん、ダニエル・デイ=ルイスはすごい俳優だよね。
マイ・レフトフット』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。そのも、『父の祈りを』『ギャング・オブ・ニューヨークでもオスカーにノミネートされるという画面に出てるだけで存在感がある俳優って 最近ハリウッド映画会では、彼くらいしか見当たらない。

お奨めです。

アメリカン・ギャングスターを見る

2008年12月14日 | 映画の事
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原題:AMERICAN GANGSTER
上映時間:157分
製作国:アメリカ

監督:リドリー・スコット
脚本:スティーヴン・ザイリアン
音楽:マルク・ストライテンフェルト
出演:デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、キウェテル・イジョフォー、キューバ・グッディング・Jr
    ジョシュ・ブローリン、テッド・レヴィン


<ストーリー>
1968年、フランク・ルーカスは長年仕えたハーレムの黒人ギャングのボスの死後、独自の麻薬ビジネスを展開する。やがて大物マフィアをも出し抜く成功を手にするが、目立たないことを信条にする彼の素顔はベールに包まれたままだった。一方、汚職がはびこる警察組織の中で正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツは新設された麻薬捜査チームのリーダーに任命され、ドラッグ市場を牛耳る謎の人物に迫って行くのだった。(gooシネマより。)


『グラディエーター』のラッセルクロウ(私はLAコンフイデンシャルのラッセルのほうが好きだけど・・)と、『トレーニングディ』のデンゼルワシントン(私はペリカン文書のデンゼルの方が好きだけど・・)の競演ということで こりゃ見なけりゃなるめぇ というわけでレンタルした映画。
少し長かったけど、まぁまぁ面白かったかな?。

兄弟・いとこがとても多いフランクは家族親族を大切にする男。そして、筋の通らない悪人を冷酷に殺す男でもある。
一方のリッチーは公務では正義を貫き麻薬ルート解明に奮闘するものの、私生活ではだらしない。
けどアメリカの司法試験を目指すところなど、なかなか面白い男。
この2人がなかなか直接対峙しないから、一体いつ?、と長いながら飽きないで見れた。

この手の作品にありがちな それぞれの生き方に友情を感じるというところはないけど、最後 ラッセルに助けてもらうデンゼル。

とても長いので お暇なら是非どうぞ・・

夜雨 昼晴れ のち曇り よる雨  14℃

ノーカントリーを見る。

2008年12月02日 | 映画の事
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<ノーカントリー>
製作年度:2007年
製作国:アメリカ
上映時間:122分

監督:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
原作:コーマック・マッカーシー
脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演:トミー・リー・ジョーンズ/ハビエル・バルデム/ジョシュ・ブローリン/ウッディ・ハレルソン/ケリー・マクドナルド/ギャレットディラハント/テス・ハーバー

<ストーリー>
狩りをしていたルウェリン(ジョシュ・ブローリン)は、死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。危険なにおいを感じ取りながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シュガー(ハビエル・バルデム)に追われることになる。事態を察知した保安官ベル(トミー・リー・ジョーンズ)は、2人の行方を追い始めるが……。(シネマトゥデイより)

 トンボ一押しの「ノーカントリー」
やっと、やっと見ました。

コーエン兄弟の作品は 数見てないけど見た作品にはずれはなかった。
例えば「オ!ーブラザ!」ジョージクルーニがかっこよかったし、「バーバー」面白かった、小さな町の理髪師がちょっとした儲け話に手を出して、そしてそこから人生の歯車がくるいだす・・・
今も大好きな映画に入るけど。
そして「ファーゴ」もしかしたらこの映画が一番好きかも。
なんともいえないインパクトのある俳優のスティーヴ・ブシェーミと、ウィリアム・H・メイシー がよかったよね。

というわけでご贔屓のコーエン兄弟の作品、アカデミー賞の作品賞をはじめ、4部門を受賞したということで期待して楽しみにして見たのだが・・

う~ん、う~ん、
面白い、始めのうちは、というか中盤まではハラハラドキドキ胸躍らされてみたが・・

思いかけず金を手にした男が、なぞの殺人鬼に追い回されるのだが、この殺人鬼の無表情な表情といい ヘアースタイルといい、不気味で恐い。そして その凶器がまた不気味。
面白いのだけど、無益な殺生が多すぎるのが気にかかる私ですが。

ところが終盤になり トミリージョーンズが保安官ででてきて なんかずっこけた感あり。
これって この作品の主人公はこのおかっぱ殺人鬼でなくて 保安官なのだろうか?
ボスの缶コーヒーのコマーシャルを思い出してしまった。

★★★☆☆ 三つ半かな。

晴れ 時々曇り 16℃

「パンズ・ラビンス」を見る

2008年11月23日 | 映画の事
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  監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
製作総指揮:ベレン・アティエンサ、エレナ・マンリケ
製作:ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロン、アルバロ・アウグスティン、ベルサ・ナバロ、フリーダ・トレスブランコ
撮影:ギレルモ・ナバロ
音楽:ハビエル・ナバレテ
美術:エウヘニオ・カバレロ
製作国:2006年スペイン・メキシコ合作映画
上映時間:1時間59分

<ストーリー>
1944年、内戦終決後のスペイン。父を亡くした少女オフェリアは、身重の母と共にゲリラが潜む山奥で暮らし始める。そこは母が再婚したフランス軍のビダル大尉の駐屯地だった。体調の思わしくない母を労りながらも、冷酷な義父にどうしても馴染めないでいた彼女の前に妖精が現れ、森の中の迷宮へと導く。そこではパン(牧神)が王女の帰還を待っていた。オフェリアは魔法の王国に戻るために3つの試練を与えられるのだった。・・・(gooより)


 映画というのは見だすと癖になる。
レンタルショップであさるようになる。
というわけで借りたのがこの作品。
いわゆる戦争ものとダーク・ファンタジーの世界がミックスされた感じ。
それが、表裏一体というわけでなく、時々交わり、それが、いろいろな混乱を招く、
残酷な場面もたくさんあるので 思わず目をつぶるところも多々。私はお化けとか全然恐くないのだけど、足をのこぎりで落とす場面とかは、私はダメ。

ファンタジー側のキャラクターもまあ宮崎駿的だけでなく、水木しげる的も入ってるぞって感じかな。(パイレーツより穏やかな怪人かなといおう感じ。)

それは、最初は、ナナフシからはじまり、パン、巨大ガエル、ペイルマン、マンドラゴラの根。ペイルマンの手目玉の動きやカエルなんて、「千と千尋だぁ」って思ったり。マンドラゴラは、目玉おやじっぽいし・・・。

それでもなんと言っても、一番は、ビダル大尉だ。
なんどか髭剃りのシーンがでてくるのだけど、繰り返しの笑いの手法があるし、ちょっと間抜けなところもあったり、それでもここでは俺が一番という雰囲気がよーく出た。けど憎たらしい・・
これこそ、「怪物」ですね。
それから、メルセデスにさされた後、自分で裂けた口を手術するシーン・・
こいつは、エイリアンかと思ってしまう。

恐い、というわけでR-12指定だとか、これも頷ける。

暇つぶしにはなる、案外拾い物かもです。

「題名のない子守唄」を見る。

2008年11月17日 | 映画の事
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2006年 イタリア映画 121分

監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンリオ・モリコーネ
出演:クセニア・ラパポルト ミケーレ・プラチド クラディア・ジェリーニ

<ストーリー>
心に深い傷を負い、過去に囚われたままの女イレーナ。今の彼女を支えているたったひとつの願い。それは生き別れた自分の子供を見つけだすこと。東欧の国から、ふたたび悲しい記憶にまみれたイタリアに舞い戻った彼女は、素性を隠して、ある裕福な家族のメイドとなり、やがてその家の一人娘テアとの間にほのかな愛情を育んでゆく。しかしイレーナの心に秘めた想いは、忌まわしい過去からの魔の手によって掻き乱されていくことになり…。


「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・トルナトーレ監督で,勿論音楽はモリコーネ。

期待して、レンタルした。
う~ん 前半はまるでヒッチコックの世界。
最初からグイグイと引き込まれていったけど、一体イレーナは何をしようとしているのか、何を企てているのか・・
見ているうち描かれるのは闇の犯罪組織に翻弄されてしまうイレーナの身分であり、フラッシュバックを採用して、緻密に練り上げた構成、二転三転していくスリリングな展開にグイグイと目が離せなくなるが、最後が息切れ・・
でもイレーナの心の襞に寄り添ったエンニオ・モリコーネの音楽はやはり私は好き、素晴らしい。

終盤になりすべてのことは、母性愛がなせる業とわかるのだけど、血のつながりだけを拠り所に、したたかに生きる独りの女性は美しい。結果無常にも実子でないことがわかるのだが・・・
モリコーネの音楽が心を揺さぶる。

映画の題名はイレーナがテアに歌ってあげる、ある国の子守唄を意味しているらしい。

秋の夜長に一人見るのはいいかもです。
といってももう初冬よね。
月日のたつのは早いから、ドンドンいい映画とか、いい本とか読まないとそれがもうじき 出来なくなるぅ~・・・

曇り 18℃

『ヒトラーの贋札』を見る。

2008年10月21日 | 映画の事
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原題:Die Falscher
監督・脚本:ステファン・ルツォビッキー
製作:ヨーゼフ・アイヒホルツァー、ニーナ・ボールマン、バベッテ・シュレーダー
原作:アドルフ・ブルガー
撮影:ベネディクト・ノイエンフェルス
音楽:マリウス・ルーラント
美術:イジドール・ビマー
製作国:2006年ドイツ・オーストリア合作映画
上映時間:1時間36分
配給:クロックワークス

早く書かないと忘れてしまう。

結論から言うと、私はこの手の映画好きだから、面白かったです。

ナチス・ドイツによる史上最大の贋札事件「ベルンハルト作戦」を描いた作品。第80回アカデミー賞外国語映画部門ノミネート作品らしい。
そして、納得のいくほど重い物語なれど、心にビーンと来る作品でした。

簡単なあらすじはナチスは敵国イギリス国内経済に打撃を与えるため、大規模な偽ポンド札の製造に着手する。各地の収容所から印刷技術の専門家のユダヤ人をかきあつめ、ヘルツォーク親衛隊少佐のもと作戦は開始された。ニセ札作りのプロ、サロモン・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィクス)もリーダーとしてそこに加わった・・・・。

ナチスドイツは
ほとんどのユダヤ人収容者をガス室送りにしていたが、贋札づくりの技術を持つブルガーら作業員は収容所内の秘密の工場に隔離され、特別の待遇を受けていたのだ。ふかふかのベッド、温かい食事。しかし、彼らはその仕事を忠実に行う限りにおいて生かされている、ということも承知している。拒めば即ガス室送りや銃殺が待っている。
自分の命か、ナチスへの協力をやめるか。究極の選択なのだ。それに彼らは苦しみ、葛藤する。ユダヤ人としてのプライド、いや尊厳か・・
仕事が成功したとしても、いずれ殺されるのだろうから。、
しかし 今日を生きるためには仕事をせざるを得ない彼らたち。
う~ん、実に考えさせられる映画だった。常に私ならどうすると自問自答したりして。

でこの映画の中で、偽ポンド札が完璧であるというお墨付きを貰ったエピソードもとても印象的だった。
彼らは印刷や紙作りや彫刻のプロ。そのプロの意地にかけても完璧なものを作り出そうとする情熱や喜びが見て取れた。
彼らにとってはそれは“贋札”であったかもしれないけど、ユダヤに協力したかもしれないけど それは彼らに取っては“作品”だったのだなと思う。

これらの事が史実であっても 自らの過去の歴史の誤りを繰り返し問うドイツの開かれた国際性にはわが国も 大いに学ぶべきものがあると思うのだけど・・

面白かったです。★★★★☆です。

晴れ 25℃