「誇」-URAWA REDS-
共に…
 

  


ズレてみたいよ…。


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王子乗り換え南北線。
年に何回もない埼スタへの「電車移動」。
生憎の雨模様。
シャトルバスの有難みを実感する。
“14時だったよね、キックオフ”
“多分そうかな?”
いい加減なふたり。
13時、スタジアム着。

GK都築
DF内舘・闘莉王・ネネ
MF永井・啓太・長谷部・アレックス・暢久・ポンテ
FWワシントン
リザーブ山岸・細貝・相馬・酒井・伸二・達也・岡野
坪井、堀之内に加え平川まで故障欠場。
右に永井、DFは内舘。
“これでもサブのメンバー、豪華だよね”
達也、伸二までもがリザーブ。
“都築だよ、今日は”
“リズム感あるからね、期待しちゃうよ”

開始早々、闘莉王が倒れる。
“マ、マジかよ・・・”
“これ以上はカンベンしてくれよ”
立ち上がる闘莉王。
“・・・、大丈夫かよ”
マルケスvs内舘、山瀬vs啓太。
潰し合い、凌ぎ合い、鬩ぎ合い。
シュートシーンのない試合。
“またこの展開なんだ”
相手が何位にいようとも、横浜戦はいつもこうだ。
“我慢、ガマンだ”
18分、永井に警告。
“竜二か、相手?”
“ちっ、永井4枚目だよ”
通路、小雨交じり、灰色の空。
Tシャツでも、熱い。
啓太のミドルは枠外。
“打たなきゃ。そうだ啓太、いいよ”

北から南へ攻める浦和。
3試合ぶりに違和感のない前半戦。
“0-0でもいい、後半はこっちに向かってくるんだから”
34分、ロビーの折り返しに暢久。
1-0。待望の先制点は浦和のもとに。
“永井のアウトからロビーのヒールだ”
“暢久、良く走ったよ”
オーロラビジョンに映る得点シーン。
“これでいける、勝てるぞ”
沸き上がるスタジアム。
ひとつになる、ひとつになる・・・。
闘莉王のロングシュートが舞い上がる。
シトンのシュートはバーの上。
試合が、鼓動する。
終了間際、ロビーが抜ける。
副審の判定はオフサイド。
“そ、そうかな?”
抗議する選手たち。
“違うよな、今のは”
どちらにも有利不利のない、不安定なジャッジに苦しむ。
主審は松村氏。
1-0、前半終了。

“もう1点、もう1点”
ハーフタイムに冷えた身体をほぐす「跳ね」。
“来いよ、向かって来い!”
後半、自分たち目掛けて攻める「赤」。
このリズムが、堪らない。
暢久のループ、右から永井。決まらない。
長谷部のヘッド、これも決まらない。
“シトンが後ろにいたのに・・・”
あと1点、あと1点が決められない。
暢久のクロスにワシントン!
ネットが揺れる。判定はオフサイド。

“次、次だ”
“もう少しで決まるのに・・・”
永井のヘッド、ロビーの狙い済ましたシュート。
決まらない、決まらない。
カウンターからワシントン。これはオフサイド。
激高するシトン。
“シトン、落ち着け!!”
“違うよ、オフサイドじゃないよ”
“じゃなきゃシトンが怒る訳ないよ”
微妙な判定に惑わされそうになる。
“集中、集中しよう”

72分久保、75分隼磨を投入する横浜。
“ウチは動かないのかな”
濡れたピッチに足元を掬われる選手たち。
“1点差は怖いな”
徐々に主導権を奪われる。
ネネが、内舘が踏ん張る。
“あの二人、頑張ってるよね”
啓太が奔る、闘莉王が「砦」を築く。
“やっぱり闘莉王がいると違うよ”
85分ロビーout伸二in。
“伸二、頼んだぞ!”
87分アレックスout相馬in”
“掻き回せ、相馬!”
押し込まれる浦和、サイドを制する横浜。
“伸二を使ってくれ、伸二に任せれば大丈夫だから”

ロスタイム3分。
“3分もあるのか・・・”
伸二の強烈なシュート、GKパンチング。
“チクショウ!!”
“まだか、まだ終わらないのか・・・”
主審の笛が鳴る。
“勝った、勝ったぜ”

あと4つ。
次は豊田だ。


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