アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

泥棒跋扈…「希釈効果」で、日本人は素晴らしいという評価

2011年04月27日 | Weblog
 「希釈効果」…これって、ずるいというかぁ、あまり感心しません。
 何のことかって?放射性物質を海に流すと、「希釈効果」がある。大気へ放出すると、「希釈効果」がある。つまり、「薄まるから人体への影響が少なくなるよ」という。

 被災地での犯罪、および災害がらみの犯罪があとを絶たない。
 ガソリンが不足していたころ(およそ1か月前)は、ガソリンスタンドの従業員が、暴行されたり、罵声を浴びせられたりした。給油の順番待ちで、客同士が殴り合いのケンカをしたり、刃物で脅す怖い人が登場したり…。窃盗事件は相変わらず。
 「新潟県中越沖地震支援」のステッカーをつけた軽トラックの運転手、つまりボランティア?このボランティア男は、路上に横転した白いワゴン車の燃料タンクに穴を開け、灯油ポンプを差し込んで、中身を携行缶に移していた。通りかかったパトカーに職質されたんですけど…。警察は、壊れた車からのガソリン窃盗であることと、軽トラのボランティア男の態度が神妙だったため厳重注意にとどめた。こんなんまで捕まえていたら、拘置所が足りない…?だけど、津波被害の車から、ガソリンを抜き取るなんて・・・そういうヤツの日本国籍を剥奪してやりたい。

 倒壊した信用金庫支店から4千万円窃盗という事件もあった。
 「震災に便乗すれば売れる」と、わいせつDVDを被災地へ持ち込んだ男も。この男は、あえなく御用となった。何を考えているのか?避難所の人たちがわいせつDVDで元気を出すとでも考えたのか?腹が立つというより、情けなくなります。 義捐金の募金を盗む輩も…。「募金箱を盗まないで」と、いう新聞広告まで…!
 募金活動中の高校生を、「誰に断って商売してるんだ!」と殴って募金箱のお金(2万円)を奪った男も。高齢者福祉施設の募金箱もなくなった!
被災地では、「空き巣」が横行している。これには、自由民主党が乗りだした。谷垣さんを自警団団長にすると、空き巣にナメられるので、石破さんを団長にという話は…ない。

 悪徳業者のナンバーワンは、「屋根の修理」なのだそう。二番目が、「浄水器売り」。水道水の放射線物質を取り除ける浄水器で、「今だけ特別30万円で!」。そんな浄水器があるなら、原子炉を冷やした水を海中に流す前に取り付けたらいいのに。人の弱みにつけ込む。悪い野郎どもです。

 そして、ゴミ捨てのトラック。決められた場所に投棄するとお金がかかるので、被災地まで運んで、撤去するガレキ集積場へ不法投棄する。唖然ですよ!高速道路を利用して、列を成して被災地へゴミの不法投棄にやって来るという。

 日本人、すっかり悪くなってしまいました。仁も義も、どこかへ葬り去られましたね。
 それでも、外国メディアは、「日本人は素晴らしい」と。どうして?
 「希釈効果」ですね。悪い日本人は確かに増えた。しかし、日本全体から見ると、まだ日本人らしい日本人の方が多い。つまり希釈されるので外国メディアに影響を与えるほど悪い印象になっているわけではないということか…。
 「希釈」は放射線物質だけにして、日本人の良さの評価は、「希釈」に頼らないようにしませんか。