アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

2013年最後の、「迂闊・不覚」

2013年12月21日 | Weblog
 我が家の二男の会社は、茨城県鹿嶋市。「いばらぎけんかじまし」ではなく、「いばらきけんかしまし」。何が有名かと言いますと、「鹿島アントラーズ」…確かに、それも有名かも知れませんが、なんといっても、「戦国時代の剣豪・塚原卜伝」でしょう。「とでん」ではありません「ぼくでん」です。

 卜伝ゆかりの鹿嶋神宮の森の深さは半端じゃない。行ったことはありませんが、グーグルアースで見ています。森の中で遭難する人もいるんじゃないか?
 閑話休題。卜伝は日本国最初の武士。生涯無敗。その強さたるや、マーくんの比ではない。マー君に失礼だろうって?大丈夫です。その根拠ですか?マーくんの出身校、駒澤大学苫小牧高校まで練習を観にいった…そういう間柄ですから、失礼だとかウンヌンだとかは全く関係ないです。(単に練習を観に行ったというだけ…)

 閑話また休題。卜伝の有名な逸話…卜伝の高弟が馬のそばを通りかかると、馬が突然、飛び跳ね後ろ足を高く蹴り上げた。その弟子は、ひらりと身をかわした。「さすが卜伝先生の高弟」と、人々は称賛した。
 ところが、卜伝は「あれでは到底、秘伝を授けることはできない」と不機嫌な顔をした。「なぜ?」と怪訝な面持ちの人たちに卜伝は…「馬は蹴るものだということを忘れて、そばを通るのは迂闊であり、不覚ではないか」。

 この高弟のように「迂闊で不覚」のケースは、世界中で起こっている。日本のニュースなど、「迂闊・不覚」ばかりでしょう。

 思い起こせば、田中角栄。37年前、ロッキード社から5億円のわいろを受け取った。わずか5億円で総理大臣の地位を失った。
 徳洲会も、迂闊でしょう。騒ぎになるところまで予想できなかった。猪瀬直樹東京都知事…徳洲会が貸してくれた現金5千万円についての答弁…迂闊の10倍返し(どーゆー日本語じゃ?)。その前に、5千万円を受け取ったのが、大きな迂闊。
 総理大臣になれば、5億円。東京都知事なら、5千万円。10倍の開きがあるとは。東京都知事も大したことないですね。総理大臣にならなきゃウソです。

 まさか、ここで猪瀬さんが辞めてしまうとは…1か月前は、誰も予想しなかったんじゃないか?オリンピックの準備に影響がないうちに辞めてくれてよかった。辞任がもっと早ければ、名前を汚すことも少なかったのにね。