おりおん日記

電車に揺られて、会社への往き帰りの読書日記 & ミーハー文楽鑑賞記

「真夜中のマーチ」 奥田英朗

2008年03月07日 | あ行の作家
「真夜中のマーチ」 奥田英朗著 集英社 (08/03/06読了)

 この1-2カ月ですっかり奥田英朗ファンになってしまった私ですが…初めての「イマイチ」でした。というか、なんとなく、波に乗り切れないまま、読みわっちゃったなぁ。恩田睦の「ドミノ」とちょっと似ています。次々と色々なことが起こるので、とりあえず、読み進みはするものの「で? だから?」みたいな気分。登場人物の誰の気持ちにもシンクロできなかったのかもしれません。
 こういうジェットコースターものよりも、ちょっと息苦しさを感じているサラリーマンの気持ちにスルリと入り込むような作品の方が奥田英朗の本領が発揮されるような気がします。


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