図書館を考えるうえで、いい本がまた見つかった。それがこの本
知の広場 図書館と自由 アントネッラ・アンニョリ 著 みすず書房 2011・5
今年出版されたばかりなのだけれど、もう三木の図書館に入っていた。それがちょっとうれしい。さてこの本、イタリアの図書館員による著。そんな外国の本、三木の参考になるん?という声が聞こえそうだが、それが、なるんです。
まずこのタイトルからして、いきなり問いかけてるでしょう。
三木の図書館が、はたして『知の広場」になるのでしょうかってね。
今朝の神戸新聞に「アンケートをとる」という記事がありました。
無作為に選んだ18歳以上の市民1500人
図書館の移転費2億1千万、教育センターの移転費用1億3千万、歴史博物館の費用1億1千万だそうです。
あれ、これだけ?じゃないでしょうけど。
歴史文化の杜構想もきちんとできていないし、図書館の活性化構想だってまだです。耐震診断をするからと、中断されているはず。
一方議会では、教育センター移転のための設計費や、教育センターの耐震調査費は可決されています。
そもそも市民の間でと行政と議会の間で、三木の図書館にどんなイメージをもつのかさえ共有されていない。たとえば、図書館が「夏暑いから受験勉強に行ったところ」というイメージしかなかったら、図書館のイメージは全く違うものになるはず。
図書館が『知の広場』というのは、それとは全く違う図書館のイメージが描かれているというわけ。
そんな中で、一体何をアンケートで調査しようとしているのでしょうか。注目です。
三木市が「知の広場」に、どれだけのセンスと認識を持ち合わせているかですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます