2月11日から東北で女性相談に行くことになりました。
内閣府の事業で被災地での相談支援というぐらいで詳細はまだはっきり分からないのですが
2週間ほどの滞在になりそうです。
震災直後はなかなか動きが取れませんでした。実家が被災してからは自分の立位置がつかめずにいました。
実家も解体し更地だけになったので、なんとなくひとつの区切りがつきました。もう石巻には帰る実家はありません。
今年は東北にこだわろうと思います
私の故郷は、といわれると東北だと言ってしまう自分がいます。
私の父も祖父も祖母も、皆東北で生き、死んで行きました。そのまた上の先祖もそのまた上も・・。私が東北にすんでいたのは23年。関西のほうがもうその何倍にもなるのに、東北は私にとってルーツ、と改めて思います。
1月17日の映画上映会「エクレール お菓子放浪記」はそんな意味でもぜひ多くの人に見ていただきたいと思います。石巻の風景がでてきます。石巻の人々もエキストラで出演されています。親戚のおすしやさんには、ロケのときに立ち寄られた写真があるそうです。
中学のときにともだちといった映画館や、あとでばれて職員室で説教されたデートした場所、家族で出かけたところ、私のおばあちゃんが小さい頃住んでいた古い村などが、映画の中のワンシーンとして出るようです。ほとんどは震災でやられたり風景が変わってしまいましたが、映画のなかに残る幸運を思わずにはいられません。
それほどに、石巻の風景はかわってしまいました。そこにどんなまちができるのかを、遠くからでも、しっかりと見続けたいと思います。