もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

「新しい公共」を身近なところで

2011-01-22 | つながる三木

きのう21日のの神戸新聞三木版からは

やは「新しい公共」担おうであった。市民サポートセンター明石りぼんネットの田坂美代子さんの講演があった。

その詳しい内容は早速、rfuruyaさんのブログで紹介されているので、そちらをご覧いただくとして、そのなかの話で印象にのこったのは、

「単なる有償ボランティアではなく、行政からお願いされてボランティアという形かかわるのではなく、新しい公共をになっているんだという意識をもって」というところだった。

いろいろな具体的な支援の中で、ニーズを拾い上げ具体的な形にしているのが、このNPOの特徴だが、そのなかでゴミだしのサポートというのがあった。一回200円のチケットと交換で、継続してゴミだしをお願いするというシステム。登録したボランティアさんが活動すると一回100円が支払われるということだ。

そこにわずかではあるがお金が派生することと、単に置いてあるゴミを捨てるのではなく、必ず、顔を合わせてゴミを手渡すことになっているので、そこで会話があり、見守りにもなるという。まだ始まったばかりのシステムなので、どれだけ広がるかわからないが、とおっしゃっていたが、地域にどんなニーズがあり、どんなシステムが必要か、そして誰がどんな形で担えるかはとても重要。何もかも行政におまかせで、要求するばかりでは、税金がいくらあっても足りないだろう。

身近なところで「新しい公共」を考えていきたい。それが顔の見えるつながり、ということなのだろう。