成人式。例年のとおり文化会館は振り袖姿の女性と、黒いスーツ姿の男性とで埋められていた。
きのうSOの集まりでであったH君も今日成人式に出席したのだろうか。20歳になったと紹介されたときの、彼の晴れがましい、すこしはにかんだ表情が忘れられない。さまざまな20歳の姿があるのだ。
さまざまな20年を経て、今日を迎えた若い人たちに、私たちは何を伝えることができるのだろうか。成人式では、恒例の選挙の啓発パンフが渡される。選挙権をもつことができるのが20歳の大きな権利。
しかし、投票率も低いし関心も少ないということで毎年いろいろな形での啓発パンフが発行されるのだろう。投票率の低さは同時に選挙や政治への期待感の低さなのかもしれない。
それは大人でも同じこと。選挙のたびに繰り返される、あの騒ぎ。何を期待し、何を託して一票を投じるのか。
その一票一票を付託された私たちは、次に何を提示し、次へとつなぐのか。
まずは一人でも多くの人が一票の権利を、自主的に行使することだろう。
啓発パンフには書いてある。とにかく行ってみなくちゃはじまらない!