百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

涙が止まらなくて。。。

2006年03月24日 | 読書

「クローズド・ノート」 雫井脩介 読みました。

Img_3189_2 大学生・香恵は、
バイトに、クラブ活動にと忙しい日々を送っていた。
彼女は、少しおっとりとして、天然ボケタイプ。
そんな彼女が、
マンションのクローゼットから、見つけた1冊のノート。
最初は気に留めることもなく、
前の借主が忘れていったものだから、
いつか取りに来るだろうと、すっかり忘れていたのだが、
そのノートを開いたとき。。。彼女の平凡な日々は大きく変わりはじめる。。。

ノートには小学校の女性教師の日記がつづられていて、
香恵は、その教師の仕事や恋に対しての思いに共感を持ち、
彼女に会い行くことにしたのだが。。。
そこには思いがけない事実が待ち受けていた。。。

春の日の午後、ソファに寝転んで、
いい気持ちでこの本を読んでたはずが。。。
彼女の恋の行方も気になり、
ノートの持ち主の事も気になり、
どんどんのめりこんで。。。

そして、ラストでは、次から次へと涙があふれて。。。
涙でぐじゃぐじゃになってしまいました。

前半は、万年筆売り場でバイトをしている彼女ゆえに、
万年筆のうんちく事が描かれていて、
このままじゃ、万年筆物語になっちゃいそうとは思いつつ、
そういえば、私の万年筆は、どこにあったっけ???
と探してしまったのでありました。

なんとなく、万年筆で手紙を書きたい気分。。。

コメント (5)
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