百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

はじまりの空

2007年07月31日 | 読書

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はじまりの空 (楡井亜木子) 読みました。

高校2年生の真菜は、
姉の結婚相手の兄である小林蓮に興味を持つ。

蓮は34歳、しかも、結婚するはずだった女性に、
式の当日に逃げられた経歴があり、
すごくカッコイイわけでもなくて、
どちらかといえば地味な彼なのだが、
彼のちょっとしたしぐさや、話し方。。。
やさしいけれど、どこか冷めてる。。。

けれど、なぜだか会うたびに、真菜の心は、
どんどん彼に惹かれていくのだった。

揺れ動く彼女の気持ちが、しっかりと描かれていて、
思春期の少女の純粋な気持ちが伝わってくる、ステキな恋愛小説でした。

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アシダンセラ

2007年07月29日 | 

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春に植えた球根、どんな花が咲くのかな。。。
と楽しみにしてたら、こんな白い花が咲きました。

アヤメ科の花だそうで、葉っぱは、アヤメに似ています。
ほのかな香りがするそうですが、うーん。。。顔を近づけても、匂わない。
おまけに、存在感が薄く、目立たない花で、
夏のカラフルな花たちの間で、地味~に咲いてます。

まるで、私のようだわ。。。。

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焼きバナナ

2007年07月27日 | 読書

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シュガーな俺 平山瑞穂) 読みました。

タイトルからすると、なんだか、甘い考えの男が、
ちゃらんぽらんな人生を、面白おかしく語っている本のような。。。
と思いきや。。。いえいえそれが違うのです。

33歳の若さで、糖尿病と宣告されてしまった片瀬。
ショックを受けつつも、医師の指導に従い、
真面目な糖尿病患者としての日々が始まる。
そう、この本は、糖尿病小説なのです。

作者の体験に基づいて書かれているそうなので、
けっこうリアルで、主人公の気持ちがひしひしと伝わってきます。
食事療法の大変さや、
病気になってからの、妻や、会社の同僚たちとの付き合い方、など、
彼の周りで変化していくさまざまなことが、暗くならずに描かれていて、
ある意味、糖尿病を楽しんでいるような感じなのです。
糖尿病でない人も、興味深く読めます。面白いです!

とても読みやすく、知らず知らずのうちに、引き込まれてしまう、
なんとも、愉快で、気持ちのいい文体が、気に入りました。

そして、この本の中に、
妻が誕生日に作ってくれた焼きバナナが出てくるのですが、
主人公が、「信じられないほどうまい!」と感動するシーンがあって、
とろとろになった果肉が覗き、
切なくなるほど甘い香りを放っている
、と表現している。

そんなに美味しいのか?!焼きバナナ?!
。。。と早速作ってみました。

といっても、バナナを丸ごと1本オーブントースターで焼いただけ。

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10分程焼くと。。。おぉ。。。みごとに真っ黒で、まずそぉ。。。(笑)
早速食べてみましたが、確かに甘味は増すようですが、
なんだか、甘酸っぱい匂いがして。。。
うーん。。。生でそのまま食べた方が、私は好きかも。
焼きが足らなかったのかな?

気になる方は、ぜひ、お試しを!

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こんがらがっちゃって。。。

2007年07月26日 | 日記

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細いチェーンのネックレスを、
出かける前に、つけようと思ったら。。。
絡まって、こんがらがって、お団子状態になってる。。。

何とか、ほぐそうとしてみるものの、
さわればさわるほど、よけいにからまって行く。。。
あぁ。。。。もうダメ!
ということで、その場は諦めて、お出かけ。

帰ってから、マチ針と虫眼鏡を使って、四苦八苦。。。
もぉ~いったいどぉなってるんだ。。。?
などと、ブツブツ言いながら、必死になってると、
夫が、「ずぼらなしまい方してるからそうなるんだ。」と一言。

確かに。。。私が、その辺にポイッと放って置いたのが悪いんですけど。。。
それにしても、こんなにぐちゃぐちゃになるなんて、思わなかったし。。。
結局、30分ほどかかって、何とか、ほぐれました。ほっ。

ええ、モチロン、今度はアクセサリーボックスに、きちんとしまいました(笑)

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こんな愛もあるのね。。。

2007年07月25日 | 読書

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彼女がその名を知らない鳥たち (沼田まほかる) 読みました。

陣治は、うだつの上がらない男で、
見た目も、性格も、何もかもすべてが、気に入らなかったのだが、
叶和子にとっては都合のいい男で、
彼女の思うままに、まるで召使のようにこき使っていた。

陣治が彼女を愛してるのをいいことに、
わがまま言い放題で、
2人の殺伐とした生活や、会話には、嫌悪感さえ感じつつも、
なんだか、目が離せなくなるのです、気になるのです。。。

そんなふうに、どんどん引き込まれていくのは、
彼女の、陣治に対する、もやもやとした、やりきれなさや、
憎しみのような感情の中に、なにか、哀れみのような母性のような、
そんな物が見え隠れするからだろうか。。。

そして、そんな2人の、あいまいで、悲しくて、もどかしい生活に、
ラストで急展開が待ち受ける。そして。。。驚愕のラスト!

あぁ。。。。これを、純愛?というのか。。。
涙が止まらない。。。
まさか、こんな結末になるなんて。。。

心に残る1冊となりました。おすすめです!。

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眠れるハイビスカス

2007年07月23日 | 

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去年の暮れに、この花のことを書きましたが
名前がわからないままで、気になっていました。

あれから、ご近所の方に、挿し木で増やした鉢を頂きました。
冬を越して、そのままベランダの隅で新芽を出して、
気づいたら、いつの間にか、赤い蕾がふくらんでいたので、
もうすぐ咲くんだわ~♪

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と、心待ちにしていたのですが、
やっぱり、去年と同じく、開かないまま、ポトンと花が落ちてしまいます。
おかしいなぁ。。。。と思いつつ、調べてみたら。。。
なんと、この花は、完全に開かないのだとか。。。

名前は
ウナズキヒメフヨウ(アオイ科・メキシコ、コロンビア原産)
 英明:Sleeping hibiscus   (眠れるハイビスカス)

なぜ開いて咲かないのかというと。。。
花びらの内側つけねに,角状に飛び出た部分があり、
雌しべにねじこむように巻き付いていて、花びらは開けないのだとか。
落ちた花の中をのぞいてみると。。。

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なるほど。。。こんな感じになってます。

咲けない花。。。ちょっと可哀相な感じもしますが、
でも、それも、この花の魅力なのかもしれません。
あでやかな赤い着物をまとってはいるけれど、
でしゃばらず、控えめで、
さまざまな思いを胸に秘めつつ、静かに散る花。。。なんてね。
それに、頷き姫芙蓉って、なんだかステキな名前。。。
ますます、この花が好きになりました。

リンクしていただいてるすももさんのブログに、
ちょうど、アメリカ芙蓉の記事がありました。
開けばこんな感じになるんだろうな。。。

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お好み焼き

2007年07月22日 | 食・レシピ

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今日のお昼ご飯♪

長芋、餅、チーズを入れて、もっちりしたお好み焼きが、我が家流。

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スイカ大好き♪

2007年07月21日 | 食・レシピ

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スイカを頂きました。
赤いのと黄色いの。。。両方食べ比べて。。。
モチロン、どちらも甘くて美味しかった~♪

最近は、一口大に切って、フォークで食べたり、
くし型に切ったのを、フルーツスプーンですくって食べたりしてますが、
ちょっと、上品すぎ?
スイカは、やっぱり、がぶり!とかぶりついて食べるのが、
一番美味しいのかも。。。。

子どもの頃は、縁側で、セミの声を聞きながら、
口のまわりも、手も、服も、ベタベタにして、
じゃぶじゃぶ、かじりついてましたもんねー。

プールの後のスイカ。。。
友だちと、種の飛ばしっこをしたり。。。
盆踊りの後のスイカ。。。
浴衣で花火をしながら。。。

スイカは、私にとって、
さまざまな夏の記憶を呼び覚ます果物です。。。

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プロヴァンスの贈りもの

2007年07月20日 | 映画

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試写会に行って着ました。
恋愛ものは、あまり好きではないのですが、
主演のラッセル・クロウが、好きなので、ちょっとワクワク。

ロンドンで、バリバリと仕事をこなすマックス。
彼は、叔父の遺産相続の手続きをするため、南フランスに向かう。
そして、そこで、ステキな女性と出会い恋に落ちる。。。

ロマンティック・ラブストーリーというコピーだったけれど、
それよりも、怖いものなしで、強気の彼が、
この土地で暮らすことにより、
幼い頃の、叔父さんとの楽しかった記憶を思い起こし、
それによって、変化していく様が見どころ。

南フランスの美しい風景と、彼のコミカルな演技とが、
ありふれた物語を、退屈せずに見させてくれたのかも。。。
クスッと笑える、楽しい映画でした。

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刑事の墓場

2007年07月19日 | 読書

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出世コースをたどっていた雨宮刑事に、ある日突然転勤命令が。。。
そこは、何年も捜査本部が置かれたことない署で、
問題を起こした警官ばかりが集められ、「刑事の墓場」と噂されていた。

そんなことは気にもせず、のほほんと過ごす署員たちだったが、
ある日、管轄内で殺人事件が起こり、捜査本部が置かれることになった。
そして、うだつの上がらない彼らが、隠れた才能を見せ始める。。。

警察小説が大好きなので、とっても面白く読めた。
やる気のないダメ署員たちが、この事件を機に、
一輝団結して、汚名返上!それからは、活気溢れる署になりました。
めでたしめでたし!。。。。ではないのです。

とんでもない落ちがあるのです。
唖然としつつも。。。まっ、それはそれでいいんじゃないかと?

楽しませていただきました。

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