「陰日向に咲く」 劇団ひとり 読みました。
お笑い界で、一人芝居をしている彼の初めての小説。
新聞広告で、私の好きな作家の一人である、
山田宗樹氏が絶賛?!
ということで、気になって読んでみました。
読み進めるうちに。。。
ん?。。。これは?!
さまざまな落ちこぼれたちの、哀しさと愛と笑い。。。
短編のそれぞれの主人公が、
次へとつながっていく、この作風。。。
そう、先日読んだ「ララピポ」に、なんとなく似ている。
身を削ってまで、好きなアイドルのために尽くす青年、
ホームレスにあこがれる、サラリーマン、
オレオレ詐欺で、老婆をだまそうとする男、などなど。
少し違っているのは、それぞれの物語に、意外な結末があり、
優しく、あたたかい目線で描かれているので、
ちょっと、泣けそうになったりしたことかな。。。
読みやすくて面白かった。
お笑いの人。。。と馬鹿にしてたことを反省。。。
小説家としての才能あるかも。。。
もうすでに、映画のオファーもあるらしい。。。