第18回日本ホラー小説大賞受賞作を読みました。
それは、腐敗臭を放つ粘液に覆われた、まるでナマコのような生物、
「ヌメリヒトモドキ」が蔓延している時代。
ある男が、それを研究し、
それが、人間の記憶や感情を記憶し、人間のように進化していくことを知り、
亡くなった最愛の妻をよみがえらせるため、
ヌメリヒトモドキの飼育を始めるのだった。
ヌメリヒトモドキとは、
青白く、何とか人の様相をしているが、
生臭く、ねばねばしたもので覆われ、目や口もはっきりせず、
ズルズルと引きずるように街中を歩き回っているおぞましい生き物らしい。。。
こんなものが、街中をうろうろしているというのを想像しただけで寒気が。。。
おまけに、本から異臭まで漂ってきそうな。。。
ちょっと異質のホラーですが、
どうなっていくのか、ドキドキしながら読めました。
ただ、涼しくなるような恐怖はありませんでしたけどね。
私の満足度 ★★★★★
なまづま (角川ホラー文庫) 価格:(税込) 発売日:2011-10-25 |
そして、今夜のお酒は、
夏限定
カロリ・サイダークリア
とってもさわやかな味です。