見出し画像

もんく [とある南端港街の住人になった人]

辞表

辞表。

出したんじゃなくて、受け取った。
半年ちょっと前に入れて現場の管理人にしていた2人のうちの1人。
そうじゃないかと思っていたのがやっぱりそうだった、と言うわけ。

その彼を使ってちょっと違う事をしようと思ってもいたから
少し残念でもあり、でも普通の意味では不足する所もあるから
それも仕方ないかなとも思う。

不足すると言うのは、ある意味最初からわかっていた事でもある。
マレーシアで学歴など言っても仕方ないが、それもそれほどでもない。
知識やスキルをカバーするほど他の利点があるでもなし。
ならば、こちらがかまってやれるほど余裕があるかと言うと、
実はこちらにもそれが無くなっていた。

なので引き止めても何かできるわけでもない。


今回辞表を受け取って全く別の意味でビックリした。
それは、かまってやれない理由と言うのにも関係する。

彼は今自分が直接やっている仕事ではなくて、
比較的安定している通常生産業務に入っていた。
その仕事は実はアシスタントに任せてある。
そう言う意味で彼と自分が関わる事が少なかった。

アシスタントはマレーで、彼もマレー。
そこにいるのは他はほとんどネパール人だから、
マレー人どうしいろいろ話せる機会があるだろうし、
相談事でもあれば通じる事も多くてそれを自分が直接やるよりは
ずっとマシではないのかな、と思っていた。

が、結局こうなっている。

マレーシア的には別に転職する事に日本ほどネガティブな思いは無いと
思うけれど、1つ気になる事を言っていたから、
あれっ、どうなってたんだろう?、とちょっと感じた。

気になる事と言うには、
今やっている仕事が事務員みたい(で、良くなかった)と言った事。

側から見ていて自分もそう思っていた。
アシスタントがパソコンに何か入力させたり
出勤管理のような事務的な事を多くさせているのは知っていたから。
その反面、もう少し突っ込んでやらないと、と思う仕事は
これはアシスタント自体ができなからかと思うが、
ちょっと軽かった気がする。

最初、面接に来た時、かれはできるかどうかは別として
できればエンジニアになりたいと言っていた。
その事も勘案すると、彼にはちょっと退屈な仕事だったかも知れない。
かと言ってもっと冒険させて見ているほど上にもスキルや知識が無いのだから
その状態から抜け出す事は難しかっただろう。

と言うわけで、アシスタント、自分ですべき事は分かっていると豪語する割に
たった1人すらどうにかしてやれないのか、
と、そう言う意味でびっくりしたのだった。

やらなきゃいけない事はいくらでもあるのに。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マレーシアでニャー2017」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事