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もんく [とある南端港街の住人になった人]

呪いの言葉も気にしなきゃただの雑音

先日日本へ行ったキャサリンさん、もうマレーシアに帰ろうかと言っている。

原因は姉アグリッピナ(仮名)だ。

アグリッピナは言う事がすぐに変わるらしい。朝の白と言えば昼には黒、夜になると赤と言うとか。そうしたわけで1週間でキャサリンさんは疲れ切ってしまったらしい。

世の中にはアグリッピナのように変わった感覚の持ち主がいる。外から見ていると既に心を病んでしまっている感じがする。だったら病院へ行かせれば良いようなものだけれども、そう上手くはいかない。なぜならこんなに医学が進歩してさへ、どこからが病気でどこからがそうでないかを判断するのは容易ではない。

それになぜかその病気っぽい人を支持する勢力と言うのも作られてしまってそれがあたかも正常か、当たり前かのような事にもなる。何かのカルト集団と同じかもしれない。やっかいなものである。


そこへ来て、キャサリンさん、一度誰かが何か言った事に影響され易い性質を持っているし、しかも忘れる事が不得意だったりする。そうなるともう言葉は魔力を放ちキャサリンさんを捉えて離さない。そして身動きが取れなくなる。魔法の言葉を発しているのが子供の頃から側にいた姉なのだからいっそうである。親や配偶者からの虐待について外の人はそんなの放っておけばとか逃げれば良かったと言うが、実際当事者はそれができないのだ。

だって相手が放つのは呪いの言葉なのだから。



ただ1つ言えるのは、その言葉は何も本質的な事を言っていないと言う事。大切な事に関しての言葉じゃなくて、カエルの卵の周りに纏わり付いたゼリー状のヌルヌルしたあれだ。別にその部分はカエルの一部になるものじゃないってわけだ。


さて、アグリッピナがなぜそんな事をするのかと言うと、外から見るに多分何か大きなコンプレックスを抱えているように見える。アグリッピナの半生を知っているわけではないが、そう感じる。

過去に自ら想定していた目標に届かなかったとか、周囲からは優秀に見られていたが結果が伴わなかったとか、そう言う感じの何かがありそう。その為に自分の行動を阻害している何かをわざと作っている。xxxがあるから自分は実力を発揮できない。xxxのせいでやる時間が無い、とか。

実際に、子供のxxxがあるからxxxはできないとか行けないとか前から言っていたし、xxxがこう言ったから自分はそれをやらなきゃいけないとも聞く。外から見れば何かやるのに大義名分が必要無いと同じで言い訳だって必要無いと思える。なぜもっと自由に動けないのか? やっぱり自信が無いのだろうか?

ところで、キャサリンさん、放っておいてやる事やらないと後たいへんだよ。好きなように振る舞ったら良いよ。と、言っておく。
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