スポーツに関心が全く無いこともあって、札幌市が2030年の冬季オリンピックに立候補している事を今日になって初めて知った。
懲りずに...と思ってしまうわけだけれど、よくよく考えてみると東京でやるより札幌の方が数段可能性があると思う。
とりあえずこれは札幌市の提案書。
https://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/documents/honsho.pdf
可能性は大いにあると思う。でも、でもだな、企画書は???だな。それぞれの項目に跡地利用が書いてあるが通り一遍で全く本気じゃない。宿泊施設なんか「おもてなし」と規模しか書いてない。終わったら料金高騰対策をするとか書いてあって何もわかってない。
何で料金高騰させないなんて言えるんだ?!高騰させるべきだろう。そしてグレードを数段階アップさせないといけない。日本はこのマレーシアから見ても安いと言う事を知るべきだ。マレーシアの人は北海道に花や雪を見に行くが、カナダ等へも行く。それは安いからじゃなくてリゾートがあるから。マレーシア程度の国で、しかもお金持ちでない一般人が行っていると言う事はどう言う事?おかしいよね、途上国の人が先進国に安いって言って観光に行くって。でも、これが現実なんだよな。この20年か30年で日本はその程度の国になったってわけ。そしてマレーシアのベルジャヤとかゲンティンとかが既に観光開発に動いているのも現実。
それはそれとして、北海道は観光地としてのネームバリューはあるし、世界で注目の食材サーモンと羊肉が美味い。ただ、欠点は本格的リゾート地じゃない事。おもてなしなんかされるより本物のリゾート作ってくれ!と言う事だ。ドバイがやってるみたいに。
でも、既に札幌市はご意見募集みたいな事で内向的なコンセンサス作りをしている。そんなのじゃ既に半分は失敗したようなもの。そのうち広告代理店に無駄金を払っていろいろ取り繕い始めるかも知れない。どうせご意見と言っても小金目当ての地元商店街か何かがこぞって当たり障りのない意見を書いてと、そんな感じだろう。そんなの言い訳作りに利用されるだけだ。まあ、そんな事どうでも良い。
とりあえず言えるのはこうして自分等だけで大イベントやってできると思い込むのは止めた方が良い。せっかくのチャンスを潰すだけ。チンケな提案書など捨ててしまってコンセプト作りからリゾート開発のプロに任せた方が良いだろう。そうしたら別にオリンピックなんかできなくても札幌は成功するんじゃないだろうか?