わかってたけど、やっぱり。でも、放っておこう

仕事と言うのは、自ら身体を使って、頭も使ってとなるものだけれども、自分でやらないのが仕事って言う事もある。

だんだんと歳を重ねて(歳とってよりカッコ良い言い方にしてみた)くると、他人に仕事をやってもらうのが仕事になってくる。ましてやマレーシアなんかに来ていると、日本人と言うだけで最初から有る程度管理者でもあるわけで、専門の職があってそれだけやりたいと言ってもそうはいかない。少なくとも指導みたいな事はしないといけない。

普通に仕事していても、そこに指導の要素が含まれる事を意識しながらやらないといけない。自分でどんどん仕事を進めるのではなく、少なくとも見せるとか、ステップ毎に説明しながらとか、そう言う、有る意味まどろっこしい事が必要になる。

自分の場合も、そう言う事がけっこう多いし必要だったりする。最近はこれまでの仕事を他人に指導しながら任せることになってきてもいる。



今日などは、中華正月明けの1日目だけれど、その任せた人間が外へ出なければならなくなっている。けれども、あえて面倒みてやる範囲を最小限にして放っておくことにした。管理者と言う仕事は自分がそこにいなくても仕事が順調に進むようにするのが仕事なので、いないからと言ってできないってわけにはいかない。自分がいなくてもどうにかなるようになっていないと管理しているとは言えない。そんなのは、きわめて普通の事。けれども、最初は慣れが必要なのだ。


今日も現場担当者から何点か問い合わせがこちらにあった。聞かなきゃいけない事があるって事は、管理者が準備できていなかったって事だ。わかってたけど、やっぱりだ。でも、放っておこう。どうなるんだろう？