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もんく [とある港街の住人]

家の価値が年とともに下がるのは合理的か?

今日で家の修復作業は終わった。今日はリペア屋さんという耳慣れない職業の人が来てくれて凹んだところや傷付けてしまったところを多数手直ししてくれた。

原材料がペイントやパテだけなので補修点数で料金が決まるのではないらしく、1日いくらだそう。なので最初に大きな傷をお願いして終わると小さな傷が気になり出し、最終的にはけっこういろいろ直していただいた。その結果、リペアしたところがどこだったか探せなくなるほどになった。全く、思ってもみなかった結果で驚いた。人類にこんなスキルがあるとは思いもせず。

そして昨日、今日の全ての料金は12万円に満たない。(自分で支払うのは保険免責の5万円のみ) 職人さんたち、そして保険屋さん、どうもありがとうございます。これからはもっと気をつけて暮らします。



それにしても日本の職人さんの技能レベルは素晴らしく高い。こうしてちょっとお金を出して依頼するだけでこんな良い状態に戻す事ができる。

この家は築29年なのだが、こうして手を入れれば住めないまでになるのにはけっこう時間がかかるはず。なのに、どういうわけか日本では法律で耐用年数が決まっているから価値がどんどん機械的に下がっていってしまう。安い中古を買いたい者と住宅メーカーには良いが、ローンを組んでそのためにほとんど一生を仕事時間に捧げている人には不孝としか言いようが無い。そしてそれが逆に家のメンテナンスを諦めさせる理由にもなるだろうし。

マレーシアだとよほどの欠陥住宅でも年とともに価値が上がるという矛盾。どうにかならないものだろうか?
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