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温泉クンの旅日記

温泉巡り好き(事情あって休止中)、旅好き、堂社物詣好き、老舗酒場好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

根岸の里のおでん

2012-10-24 | 食べある記
現在の鶯谷、日暮里、入谷、三ノ輪あたり一帯を、その昔「根岸」といった。江戸時代には、田園が広がる文人墨客に好まれる風雅なところで、富裕な商家の寮(隠居所)やら大名たちの別荘が多くあった。池波正太郎の小説「剣客商売」などにもこの土地はよく登場する。日暮里駅の、すっかり様変わりして綺麗になってしまった南口周辺から中央通を抜けてひたすらまっすぐ歩く。繊維街の色とりどりの店先を眺めながら十五分ほど歩くと、路沿いの右手にその店が見えてきた。店名の「ねぎし丸昇」であるが、現在の住所地名でいうと根岸ではなく東日暮里になる。店のすぐ前の路の向こうが根岸である。  営業時間の午前十一時前であるのにすでに暖簾が出ている . . . 本文を読む
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