温泉クンの旅日記

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続・小瀬温泉(2) 長野・軽井沢

2016-05-15 | 温泉エッセイ
  <続・小瀬温泉(2) 長野・軽井沢>

 夕食は「お箸で食べる和フレンチ」がこの宿のコンセプトだそうだ。あの奥飛騨で食べたフレンチを超えられるだろうか。



 前菜のアンサンブルは鶏肉のプレゼ、帆立貝のスモーク、自家製ベーコンである。それに、信州サーモンのマリネ、サラダ仕立て。
 次に鰆のグリル、アンチョビとオリーブのソース。


 
 メインは鶏もも肉のポワレ、粒マスタードのソース。



 最後にご飯、お新香、汁物。そして、デザートだった。

 人件費の節約はわかるが本格フレンチだったら客がくるはるか前にテーブルに「置きっぱ」にしないだろう。
 メインも二、三種類から選ばせてくれないのが残念。しかも前菜にも鶏でメインも鶏だが、よほど旨くないと食べない猫気質である。生意気だが、鹿児島とか宮崎だったらどんな鶏料理でもだいじょうぶなのだが、ね。
 ここらあたりの努力不足がまあ集客が必要ないと思っている軽井沢スタイルなんだろうな。
 ここらで食堂を出て隣のロビーの暖炉で一服する。



「失礼します。お料理はいかがでしたでしょうか」
「・・・」
 席に戻ると、久しぶりに探るように訊かれた。
「昼メシが遅かったものですから、少ししか食べられませんでした」
 しょうがないのでそう答えた。たぶん、次々と残しまくった皿が帰ってきて腹を立てたシェフが訊いてこいと言ったのだと思う。

 大浴場前の喫煙スペースのところに、箱にコインを入れてカップ麺を食べられるようになっていたのも「腹減ったらあれでいいか」と小食になってしまった原因かもしれない。





 朝食は残念ながらフレンチとはほど遠いというか、あれれれ、というようなフツーの温泉旅館らしいものだった。でも、かえってこのほうがありがたい。



 食べ終わると、フロントで昨日と違う貸切風呂の鍵をもらい贅沢な朝風呂を楽しむ。





 鍵を返し、外のベランダみたいなところで火照りを風で冷ましながら煙草を吹かす。





 小瀬温泉への未練も、温泉入りまくったのでとりあえず断ち切れた・・・ということは、これでますます軽井沢が縁遠くなりそうである。



  →「続・小瀬温泉(1) 長野・軽井沢」の記事はこちら
  →「奥飛騨、フレンチと温泉(1)」の記事はこちら
  →「奥飛騨、フレンチと温泉(2)」の記事はこちら


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