温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

豊川稲荷の稲荷寿司

2014-09-03 | 食べある記
  <豊川稲荷の稲荷寿司>

 ランチメイトという言葉があるが、わたしは昼飯をひとりだけで食べるほうが好みである。
 ひとに気をつかわず栄養のバランスも考えずそのとき、そのときに一番食べたいものを食べられる店を選びたいからだ。

 夜はつきあいがいいほうである。
 なんとか水産という低価格の居酒屋チェーンが好きな呑み仲間がいて、たまにつき合うわたしは、いつもいきなり「かっぱ巻き」を注文して周りを驚かせた。かっぱ巻きが好物ではないのだが、何回かその店でいろいろな料理を食べてみて、これしか口に合うものがなかったからだ。

 ところで、稲荷寿司はその名のとおり寿司の一種なのに、なぜか寿司屋で食べた記憶がない。
 庶民的な蕎麦屋や立ち食い蕎麦屋で、うどんとか蕎麦とのセットメニューでお目にかかるくらいである。



 伊東の「伊豆名物 いなり寿司」の駅弁は局地的に有名だが、あとはスーパーかコンビニで買うか、運動会とか遠足のときに家庭でつくるくらいしかないのではないか。



 豊川にある曹洞宗の寺「円福山 豊川閣 妙厳寺(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)」は、境内に祀られる鎮守の稲荷(吒枳尼天=だきにてん)が有名なため「豊川稲荷」の名のほうで広く知られている。



 吒枳尼天とはインドの古代民間信仰に由来する女神で、日本では稲荷信仰と習合し稲荷神と同一視されるようになったそうである。



 豊川稲荷は商売繁盛の神として、初詣のときなどには県内の熱田神宮に次ぐ参拝客を集めるのだ。
 この豊川稲荷だが、日本三大稲荷のひとつにも数えられている。





 その豊川稲荷の門前通りの名物が、稲荷寿司なのだ。



 この参道の店では稲荷寿司がサイドメニューではなく、堂々のメインメニューである。
 海苔巻きが一個も寄り添わない稲荷寿司だけの景色は、およそ潔い。



 甘味を控えめにしたお稲荷をたちまち二個平らげ、お茶をひとくち啜る。

(やっぱりちょっと単調だな・・・)
 あと完食まで二個くらいで思ったが、もういくしかない。

 いつも二、三個しか食べられずもの足りなかった稲荷寿司をペロリと堪能してしまった。さすがに食べ終わって思うのだが、やっぱり小さな丼の蕎麦かうどんがセットのほうがベストかも・・・でした。


  →「熱田神宮」の記事はこちら
  →「伊東のいなり寿司」の記事はこちら

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読んだ本 2014年8月 | トップ | 江戸東京博物館(1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べある記」カテゴリの最新記事