<読んだ本 2010年2月>
旅にはなんにしても、まず金がかかる。
そう誰もが思う。
たしかに当たっている。ただ、伊豆箱根あたりの旅を基準に考えるほどは、かからない。

車旅だとガソリン代と高速料金、フェリー代。宿泊費に土産代、飲食費、立ち寄り入浴料、その他諸々の経費などである。
だから、こんな能天気なわたしでも、旅をする前には大ざっぱな予算を立てる。予算(バジェット)が大事なのは企業だけではないのである。
ずいぶん前に「路銀」と「続・路銀」という題の雑文で、どういうふうに予算を立てているのかを書いたのだが、それも最近のガソリン代の値上がりや、高速の大幅割引などで、そのころとは状況がだいぶ違ってきている。宿賃も、そのころよりかは厳選しつくしているから安くはなっているはずだ。できるだけ温泉のいい宿を、という考えは基本としてゆるがない。
いつか、「新・路銀」として改めて書かねばならないかと思う。
話はガラッと変わるが、二月には非常にショックな訃報があった。
まず、大好きな作家であるディック・フランシスが亡くなった。もっともっと長生きしてもらいたかった。ぜひとも息子さんに頑張って父を超える作家になってほしいものだ。
俳優の藤田まことさんも亡くなってしまった。
もう、剣客商売の秋山小兵衛役のスペシャルが見られなくなってしまった。残念至極だ。
おふたりのご冥福を心より祈ります。

さて、読んだ本ですが、今月は5冊、本年の累計で11冊です。
本当はもう一冊あったのだが、途中で「あれ、なんかこの先の筋がわかるな。変だな」と思って調べたら二年前に読んだ本とわかり止めてしまったのだった。
1.○騎乗 ディック・フランシス 早川書房
2.◎トランク・ミュージック(上) マイケル・コナリー 扶桑社ミステリー
3. ◎トランク・ミュージック(下) マイケル・コナリー 扶桑社ミステリー
4.◎たどりそこねた芭蕉の足跡 八州廻り桑山十兵衛 佐藤雅美 文春文庫
5.○警鐘 (上) リー・チャイルド 講談社文庫
「騎乗」は、ほとんど二重丸の作品が多いディック・フランシスのなかでは珍しい。
「トランク・ミュージック」は、お気に入りの<刑事ボッシュ>シリーズである。
ボッシュは難事件に、相棒のエドガー刑事と女性刑事ライダーと挑む。
「細部のなかにある」しばらくして、ボッシュはいった。
「なに?」ライダーが訊く。
「事件さ。こんな事件を担当する場合、答えはつねに細部のなかにあるんだ。解決
するとき注意していろよ、答えはファイルのなかに、調書のなかにずっと潜んで
いるだろうから。そういうことはよくあるんだ」
わたしの座右の銘は「神は細部に宿る」である。
考え方にどこか通じているようで、ボッシュ刑事が気にいっている。
八州廻りのシリーズは、とにかく面白い。
→「読んだ本 2010年1月」の記事はこちら
→「路銀」の記事はこちら
→「続・路銀」の記事はこちら
旅にはなんにしても、まず金がかかる。
そう誰もが思う。
たしかに当たっている。ただ、伊豆箱根あたりの旅を基準に考えるほどは、かからない。

車旅だとガソリン代と高速料金、フェリー代。宿泊費に土産代、飲食費、立ち寄り入浴料、その他諸々の経費などである。
だから、こんな能天気なわたしでも、旅をする前には大ざっぱな予算を立てる。予算(バジェット)が大事なのは企業だけではないのである。
ずいぶん前に「路銀」と「続・路銀」という題の雑文で、どういうふうに予算を立てているのかを書いたのだが、それも最近のガソリン代の値上がりや、高速の大幅割引などで、そのころとは状況がだいぶ違ってきている。宿賃も、そのころよりかは厳選しつくしているから安くはなっているはずだ。できるだけ温泉のいい宿を、という考えは基本としてゆるがない。
いつか、「新・路銀」として改めて書かねばならないかと思う。
話はガラッと変わるが、二月には非常にショックな訃報があった。
まず、大好きな作家であるディック・フランシスが亡くなった。もっともっと長生きしてもらいたかった。ぜひとも息子さんに頑張って父を超える作家になってほしいものだ。
俳優の藤田まことさんも亡くなってしまった。
もう、剣客商売の秋山小兵衛役のスペシャルが見られなくなってしまった。残念至極だ。
おふたりのご冥福を心より祈ります。

さて、読んだ本ですが、今月は5冊、本年の累計で11冊です。
本当はもう一冊あったのだが、途中で「あれ、なんかこの先の筋がわかるな。変だな」と思って調べたら二年前に読んだ本とわかり止めてしまったのだった。
1.○騎乗 ディック・フランシス 早川書房
2.◎トランク・ミュージック(上) マイケル・コナリー 扶桑社ミステリー
3. ◎トランク・ミュージック(下) マイケル・コナリー 扶桑社ミステリー
4.◎たどりそこねた芭蕉の足跡 八州廻り桑山十兵衛 佐藤雅美 文春文庫
5.○警鐘 (上) リー・チャイルド 講談社文庫
「騎乗」は、ほとんど二重丸の作品が多いディック・フランシスのなかでは珍しい。
「トランク・ミュージック」は、お気に入りの<刑事ボッシュ>シリーズである。
ボッシュは難事件に、相棒のエドガー刑事と女性刑事ライダーと挑む。
「細部のなかにある」しばらくして、ボッシュはいった。
「なに?」ライダーが訊く。
「事件さ。こんな事件を担当する場合、答えはつねに細部のなかにあるんだ。解決
するとき注意していろよ、答えはファイルのなかに、調書のなかにずっと潜んで
いるだろうから。そういうことはよくあるんだ」
わたしの座右の銘は「神は細部に宿る」である。
考え方にどこか通じているようで、ボッシュ刑事が気にいっている。
八州廻りのシリーズは、とにかく面白い。
→「読んだ本 2010年1月」の記事はこちら
→「路銀」の記事はこちら
→「続・路銀」の記事はこちら
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