温泉クンの旅日記

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栃木・黒羽、妙味な蕎麦

2018-05-20 | 食べある記
  <栃木・黒羽、妙味な蕎麦>

 蕎麦が運ばれてくると、いつものように、まずは数本の蕎麦を箸でつまみ、口中でゆっくりと味わう。



(やっぱり、覚えていたとおりの味だ。うまい・・・・・・)
 味覚はだいたい記憶しにくいものだが、標準を超える上モノだけは思い出の味としてなかなか忘れない。ちょっと平たい麺にも、うん、そうだったなと記憶が甦る。

 黒羽(くろばね)で蕎麦を食べるのはこれが三度目になる。
 一度目は、ふた昔ほど前になるかな、道路脇に何本も出ていた幟で偶然知った公民館みたいなところでの蕎麦打ち体験教室に参加したときで、つまり自分で打った蕎麦だった。我ながら出来のいい蕎麦が打てて、「とても上手ですね」と講師のおばちゃんに褒められたものだ。それもその筈で、半月前くらいに「たくみの里」で蕎麦打ち体験をしたばかりだったのである。いやぁ、このときの自分で打った蕎麦は、すぐにでも蕎麦屋を開店できるんじゃないかと思うほど、旨かったなあ。



 二度目が、この店「黒羽ふるさと物産センター」の蕎麦屋である。一見、道の駅の食堂っぽいが客に提供している地元産の蕎麦粉を使った手打蕎麦は、そんじょそこらの老舗蕎麦屋に負けていない本格的なものなのだ。
 蕎麦屋のある物産センターでは、甘酒やら、新鮮な地元の野菜や果物などの販売をしている。





 センターの隣にある「くらしの館」の茅葺屋根の建物は、約百五十年前に建てられた民家を移築したもので、鯉のぼりならぬ鮎のぼりなのが面白い。なにしろ近くを流れる那珂川は天然鮎のメッカなのである。



 竹かごなどが売られているコーナーがあり、口上が書かれた板に「お年寄りがお客様に使っていただきたく丹精こめて作っています。お値段は『五峰の湯』に出掛ける代金のダシにする金額でつけてある」とのことだ。





 昔の生活用具が展示され、ギャラリーになったりもするそうで、土間の奥には竹細工をしている人たちがいた。



 翌日、五峰の湯で時間調整して、蕎麦屋に再訪、おろし蕎麦に挑戦した。



 蕎麦好き正統派として盛り蕎麦を食べているわたしを尻目に、店内のほとんどの客がおろし蕎麦を食べていて気になってしょうがなかったのである。



 ふむ・・・・・・いけるぞこいつは。盛り蕎麦もそうだが、おろし蕎麦も妙味である。暑い夏場はこちらの味のほうがさっぱりして美味しいかもしれない。



   →「たくみの里の宿」の記事はこちら
   →「栃木・黒羽、雲厳寺」の記事はこちら
   →「馬頭温泉 栃木・那須(1)」の記事はこちら
   →「馬頭温泉 栃木・那須(2)」の記事はこちら


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