温泉クン、「WEBサライ」にデビュー！

　　＜温泉クン、「WEBサライ」にデビュー！＞

　シニア世代向けの雑誌に「サライ」というのがある。わりと格調が高い。
　そこのWEB版のサライでブロガーを募集していて、格調高いブログとは縁遠いわたしだがなんとなく応募してみたら、厳正な審査の結果「参加してくれ」との返事がきた。

　そこまではいいとして、「至急、このメールに本人の顔写真を添付して返信してください」とあった。
　うーん、困った。
　写真を撮るのは好きだが、撮られるのは大嫌いである。勤め先の誰かにみられてもいやである。どうするか。猫の「海」の画像で勘弁してもらおうか。しっかし、それも失礼か。



　よし。悩んだあげく、変装することにした。
　どこかにしまいこんでしまったサングラスを必死で探し出した。いまどき流行らないレイバンだが、とにかく時間がない。これに夏用の帽子でどうだろう。写真だから季節はわかるまい。
　そうだ、なるべく暗いところで撮ろう。

　ヒェ～、できあがった写真はどうみても、中南米か東南アジアの奥地からはるばるやってきた怪しい運び屋だがやむを得ない。プッ！　（自分で噴出してどうする！）
　帽子にサングラスの写真は「怪しさ度倍増」なのでやめておいた。
　えーい！　送信じゃあ！　画像を添付して返信・・・しちまった。

　未編集のどでかい画像を開いた担当者がドン引きし、一瞬後ドタバタ駆け出し「編集長・・・やっぱりこのブロガーですが、お断りしませんか！」と箴言して、画像をプリントしたのを編集長がチラッとみて顔を引きつらせて椅子から転げ落ちる・・・そんなシーンがやたらに頭にちらつく。
　やっぱりいまからでも訳言って、うちの猫の「海ちゃん」画像にすればよかった・・・な。



　そんな激しく後悔する日々がそこからはじまったのである。きっと丁重な断りが届くかもしれない。毎日自宅でメールをあけるのが恐ろしかった。酒量もあがった。

　3月10日（水）、ついにWEBサライのページに載ってしまったのである。朝の九時にはなかったが、午前中のどこかでアップしたのだろう。
　オーマイガァッド、もう、しょうがない。開き直るしかない。
　でも、ちいさい画像だからきっと誰にもわからないさ。格調まったくなしのブログを書いている「野郎」の顔なんかきっと興味ないだろうし。訪問者数が、この日から突然右肩下がりに減ってもいいや。

　今後「WEBサライ」に参加したことによって、どのような展開になるのかまったく予測できませんがなにとぞよろしくお頼み申しあげます。

　現在二十人ほどのブロガーが載っています。
　興味があるかたは、下記のアドレスをご参照してください。それぞれの格調あるブログにリンクされていますぞ。


　　（サライのＨＰからでも展開できますが、近道のサイトになります）

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