<金太郎温泉(2)>
翌朝、早めに朝食をすませると時間調整のために玄関ロビー脇にある喫煙室で一服する。

そろそろいい頃合いだなと、連絡通路を通り併設されている日帰り入浴施設「カルナの館」に急ぐ。タオルは持ってきている。
とにかく、温泉好きとしては宿泊棟の内湯だけで帰るわけにはいかない。
この時間帯には日帰り客はまだ入れず、宿泊客専用である。その宿泊客もきっと今頃は朝食会場にほとんどが行ったはずだ。
・・・思ったとおり、脱衣所はガランとしている。昨日は脱衣所にごった返す人数をみただけで、踵を返してしまったのだった。

浴場への入り口は、大きな岩石のゲートになっていた。
まずは、巨岩を配した「立山連峰パノラマ大浴殿」である。

四国の青石や赤石などを中心に全国各地より集めた銘石・奇石を使用している。
この雰囲気には見覚えがあった。わたしが前に入ったときには、学校の体育館を思わせる簡易な造りであったが、完全にリニューアルされている。五百坪あるといわれるが、隣の女性風呂と合わせてであろう。
掛け湯を何杯もして、大浴殿の浴槽に身を沈める。
辺りを見回すと寝湯、広い洗い場、そして小さめな浴槽もあった。

小さな浴槽にいってみると、壁に「金太郎式入浴法」というのがあった。

一、この入浴法は、へそから下だけ湯につかり、次に両手をいれます。(六~十分前後)
二、額から汗がでるようになったら、湯から上がり休みます。(三~四分)
三、もう一度同じようにこれを繰り返します。
たっぷり汗をかいたら肩までゆっくりつかり、あがります。
四、入浴後、冷たい牛乳又は水をゆっくり飲んで下さい。(三六〇cc~五〇〇cc)
この入浴法もなんとなく覚えていた。
その横には効能が書いてあった。
「温泉の効果により、胃腸の働きが活発化し便秘症、神経痛、リウマチ、婦人病、腰痛などに有効です」だそうだ。
いよいよ、三百坪あるという庭園露天風呂である。
先に中くらいの露天風呂のほうを選んだ。

大量の日帰り客が入浴する前であるから、湯が新しくて気分がいい。
金太郎温泉の泉質は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉、源泉は同じ泉質のものを三本持っており、湯量はたっぷりだ。源泉温度は七十五度と高温である。
広い露天風呂に移動する。

内湯と同じように、立山連峰を思わせる巨石が配されている。ふたつの露天風呂の湯のほうが新しく、温泉成分が濃いように思われた。泉源がより近いのであろうか。
金太郎の像が入浴客を見守っている。

仕上げに内湯に、再度入る。
たっぷり広い温泉を独り占めできて、充分に満足した。
金太郎温泉にきて、こちらの湯を楽しまずに帰るのはなんとももったいないことだ。夜の時間帯にも宿泊客専用の時間帯をせめて一時間くらいひねりだせないのだろうか。
湯を堪能したとたん、頭のなかにはこれから向かう永平寺のことがジワジワと占めはじめてきた。早めに出発するとするか。
→「金太郎温泉(1)」の記事はこちら
→「永平寺初参詣(1)」の記事はこちら
翌朝、早めに朝食をすませると時間調整のために玄関ロビー脇にある喫煙室で一服する。

そろそろいい頃合いだなと、連絡通路を通り併設されている日帰り入浴施設「カルナの館」に急ぐ。タオルは持ってきている。
とにかく、温泉好きとしては宿泊棟の内湯だけで帰るわけにはいかない。
この時間帯には日帰り客はまだ入れず、宿泊客専用である。その宿泊客もきっと今頃は朝食会場にほとんどが行ったはずだ。
・・・思ったとおり、脱衣所はガランとしている。昨日は脱衣所にごった返す人数をみただけで、踵を返してしまったのだった。

浴場への入り口は、大きな岩石のゲートになっていた。
まずは、巨岩を配した「立山連峰パノラマ大浴殿」である。

四国の青石や赤石などを中心に全国各地より集めた銘石・奇石を使用している。
この雰囲気には見覚えがあった。わたしが前に入ったときには、学校の体育館を思わせる簡易な造りであったが、完全にリニューアルされている。五百坪あるといわれるが、隣の女性風呂と合わせてであろう。
掛け湯を何杯もして、大浴殿の浴槽に身を沈める。
辺りを見回すと寝湯、広い洗い場、そして小さめな浴槽もあった。

小さな浴槽にいってみると、壁に「金太郎式入浴法」というのがあった。

一、この入浴法は、へそから下だけ湯につかり、次に両手をいれます。(六~十分前後)
二、額から汗がでるようになったら、湯から上がり休みます。(三~四分)
三、もう一度同じようにこれを繰り返します。
たっぷり汗をかいたら肩までゆっくりつかり、あがります。
四、入浴後、冷たい牛乳又は水をゆっくり飲んで下さい。(三六〇cc~五〇〇cc)
この入浴法もなんとなく覚えていた。
その横には効能が書いてあった。
「温泉の効果により、胃腸の働きが活発化し便秘症、神経痛、リウマチ、婦人病、腰痛などに有効です」だそうだ。
いよいよ、三百坪あるという庭園露天風呂である。
先に中くらいの露天風呂のほうを選んだ。

大量の日帰り客が入浴する前であるから、湯が新しくて気分がいい。
金太郎温泉の泉質は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉、源泉は同じ泉質のものを三本持っており、湯量はたっぷりだ。源泉温度は七十五度と高温である。
広い露天風呂に移動する。

内湯と同じように、立山連峰を思わせる巨石が配されている。ふたつの露天風呂の湯のほうが新しく、温泉成分が濃いように思われた。泉源がより近いのであろうか。
金太郎の像が入浴客を見守っている。

仕上げに内湯に、再度入る。
たっぷり広い温泉を独り占めできて、充分に満足した。
金太郎温泉にきて、こちらの湯を楽しまずに帰るのはなんとももったいないことだ。夜の時間帯にも宿泊客専用の時間帯をせめて一時間くらいひねりだせないのだろうか。
湯を堪能したとたん、頭のなかにはこれから向かう永平寺のことがジワジワと占めはじめてきた。早めに出発するとするか。
→「金太郎温泉(1)」の記事はこちら
→「永平寺初参詣(1)」の記事はこちら
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