温泉クンの旅日記

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東海道五十三次(11)

2009-03-25 | 街道を歩く
  <東海道五十三次(11)>


 (11) 由比~興津(おきつ)


  17.由比~興津 3月21日 1時間40分 8,177歩 6キロ

 今日は、ようやくの東海道歩きの再開だ。
 わたしは意外と「あきらめない」性格である。いわゆる、しぶといのだ。
 事情により、いったん小休止したり大休止したりして、そのたびに「なんかクチ
ばっかりだな」と勘違いされるが、自分で立てた目標までは続けるのだ。


 
 由比駅に着いたのがちょうど正午である。



 腹も減ってきたが、桜えびは一度食べたことがあるし、ウォーキング中はそれほ
ど高い食事も必要ないのでパスすることにした。そのうち手ごろな店が見つかるだ
ろう。

 旧道にあった、胸突き八丁の神社。登るのはなんとかなっても、降りるのが怖そ
うだ。



 薩埵(さった)峠への道は、登りがきつそうなので敬遠した。
 広重の「由比薩埵峠」の壮大な景観は見たいが、再開初日からきつい山道はやめ
ておくほうが無難であろう。それに、振り返ればあれほど晴れていたのが、曇り
始めて峠に登っても富士山も見えそうにない。

 左側を東名高速、右側を国道1号線という、疾走する車の轟音地獄のような真ん
中の歩道を歩く。国道を走る車が投げ捨てたのだろう、ゴミがすごい。
 ひたすら歩く。
 あるのは小さなミネラルウォーター1本。煙草も切れている。
 そのうちになんと、食堂が二軒あるところにぶつかった。
 地獄に仏、とはこれだろう。
 安めの「スマル亭」という店のほうを選んだ。



 桜えびのかき揚げそばが450円、稲荷が120円とお手ごろである。 



 食べ終わると、また歩き始める。東名高速は手前で山のなかのトンネルにはいっ
て別れてしまった。
 かなり歩道が広くなってきた。サイクリング車がけっこうやってくる。



 進行方向の左側は刑務所のような壁が続く。その向こうには駿河湾が横たわって
いるのだ。



 やっと興津の町にはいった。
「!?」
 脚をぴたりと止め、ムーンウォークばりに後ずさりする。
(やはり、そうだ・・・)



「女体の森 宗像神社」という石柱をみて目を剥いてしまう。
(ニョタイノモリ・・・なんで・・・嘘だろ・・・)
 行ってみるか、と思ったが疲れてもいたのでやめておく。罠とか、どっきりカメ
ラかも知れぬ。

 すこし歩くと「身延山道入口」との表示があった。



 たしかにこのあたりから、身延や甲府方面に何度か車で走った記憶が蘇える。

(今日は再開初日だ。無理をするのはやめておこう)
 そう思い、興津駅前の喫茶店でアイスコーヒーを飲んで喉を潤し帰ることに
した。

 
  累計:17宿(次) 日本橋より40.0里(162キロ) 所要日数:14日
  所要時間:41時間10分 
  歩数:254,537歩 実際に歩いた距離178キロ 
  交通費:19,290円(戸塚までは通勤定期を使用)
  宿泊費:0円


  → 東海道五十三次(10)の記事はこちら


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