おんにょの真空管オーディオ

趣味などのよしなしごとを思いつくままTwitter的に綴っています。

感性

2017年08月13日 | 真空管アンプ
2007年に真空管アンプを主体としたオーディオが復活して以来、何十台と
真空管アンプを製作してきた。
製作技術や特性的には満足できるアンプが作れるようになったけど、回路的
には不十分な点があると思う。
自作アンプもある程度のレベルに達するようになると、今度は音色的には
どうなのか、という問題が出てくる。
私は常々駄耳という表現を使っているが、音を聞き分けるのではなく
音楽に関する感性が必要となる。
私はケーナという民族楽器にはまって100本くらい製作したけど、曲を
聴かせるためには感性が大切だということがわかってからは作るのを
やめてしまった。吹きやすいとか音程が正確、音量が出るとか以前に
感性が良くないと意味がないんだね。
もちろん笛が吹けなくても素晴らしい笛を作る笛師というのが存在する
ように、「良い音」が出せる真空管アンプビルダーがいても良いと思う。
むしろ私の場合には下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的なものを狙っている
ようなところがある。だから真空管アンプは駄作の量産だ。
コメント
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