おんにょの真空管オーディオ

趣味などのよしなしごとを思いつくままTwitter的に綴っています。

原因不明

2015年12月31日 | 真空管アンプ
先日の拙ブログで、自分で使っている限り不都合は無いから目をつぶる、
って書いたけど、SV811-10Aシングルアンプでどうしてもわからない現象
がある。
それは電源オン後6V6GTがヒートアップするまでジーノイズが出ること。
6V6GTを抜いた状態でも発生する。音は入力端子を指で触れた時のノイズ
に似ている。レベルは2mVくらいだから、SPに近づくとわかる程度。
カソードチョークがノイズを拾っているのかとトランスケース(鋼板1mm)
を被せてみたけど変わらない。負荷が軽い状態で電源にノイズが乗るの
かもしれない。あるいは発振か?
6V6GTカソード~カソードチョーク~SV811-10Aグリッドのラインの配線
が長いのでノイズを拾うのかもしれない。このラインは6V6GTが動作状態
になると低インピーダンスとなるのでノイズが混入し難くなると考えられる。
いずれ原因がわかったら対策するけど、ノイズレベルが低いから無視して
も構わないだろう。でも気になるなあ。
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もしも自分が居なくなったら

2015年12月30日 | 真空管アンプ
真空管アンプの製作を続けているとつい、こんなことを考えてしまう。
それは、自分がこの世から居なくなったら製作したアンプはどうなるの
だろうということ。
製作中のアンプはほぼ間違いなく、自分が居なくなった時点でストップ、
完成させることは100%できなくなる。だから一応でも完成すると安心する。
でも自分が居なくなってしまえば、製作したアンプは家族が処分しない
限りそのままだろうし、いずれ不燃ごみとなる運命だろう。
仮に、運良く古物商に引き取られたとしても、タムラ/タンゴ/ハシモトの
トランスを使っていない大部分のアンプは価値無しと判断され廃棄される
に違いない。
生きているうちに誰かに引き取り手をお願いしたとしても、お願いされた
人は迷惑だろうなあ。
自分がこの世から居なくなったらいちいちそんなことを心配しても意味が
無いし、どうなろうと知ったことではないのは確かだよね。
ヤフオクで遺品とみられる真空管アンプを見かけるたびにそんな事情が
秘められているのではないかと…。
コメント (2)
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魔法

2015年12月29日 | 真空管アンプ
本家の拙ブログをご覧になっている方には、魔法のように真空管アンプが
完成してしまう、という印象をお持ちかもしれない。
でも私がやっているのは経験や知識を元にして設計し、製作し、問題点を
修正し、ようやくこれでいいかな、というレベルになっているだけなのだ。
よくわからないけれど自分が使っている限り不都合は無いから目をつぶる、
なんてこともよくある。要するに妥協っていうやつ。
組み立てたけどけど鳴らない、ヒューズが切れる、煙が出た、ハム音が大きい
などというのはそういう回路やレイアウトになっているからで、どこかに
まずいところがあるはず。それを解析するのに経験や知識が必要なのは確か。
実体配線図を見ながらアンプを組み立てていたら、トラブルに遭遇すると
原因解析は困難だろう。回路図と実際の配線がどうなっているのか、まず
そういうことから始めるのが良いと思う。
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配線

2015年12月28日 | 真空管アンプ
真空管アンプの配線って他の人はどうしてるのかなあ?
私の場合は、ココとココをつなぐ時に引き回しを考えて配線を
長めに切り、実際に這わせた後で余りを切っている。
だから配線の端切れが沢山出るけど気にしない。
たまに長さが足らなくなることがあるが、その時はやり直す。
無理やり引っ張ってつないだりしない。
綺麗に這わせるよりノイズのことをいつも考えている。
配線は耐圧や電流を考えてUL1007やUL3265のAWG20/22/24を
使い分けている。電流がせいぜい数mAならAWG24で十分だよね。
AWG20とAWG22の区別がつきにくいのでルーペで確認しているが、
いちいち面倒くさい。手触りでわかると良いのだが。
UL1015は滅多に使わなくなった。
コメント (4)
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出力段の低域特性

2015年12月27日 | 真空管アンプ
出力トランスの1次インピーダンスZp、インダクタンスLp、出力管の
内部抵抗rpから低域時定数f(どの周波数から減衰を始めるか)を
求めることができる。
f(Hz)=(rp//Zp)/(2πLp)  //は並列合成値
だからrpやZpが大きく、Lpが小さいと低域時定数は大きくなる
シングルOPTはDC重畳電流によるインダクタンス低下を防ぐために
コアにギャップを設けるので、一般にインダクタンスは低くなる。
ただトランスのインダクタンスは信号の大小で変化してしまうので、
一概に上記の式が当てはまるというわけではない。
他にもカソードのパスコンや電源のインピーダンスでも影響を受ける。
ぶっちゃけて言えば低rpの三極管、出力が大きく重いトランスで
1次インピーダンスを低く取れば低域特性は良くなるってわけ。
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