ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

文芸同大阪支部第21期総会が開かれました。

2014-07-13 22:52:41 | イベント
  文芸同(在日本朝鮮文学芸術家同盟)大阪支部 第21期総会が、コリアタウンすぐ近くの新しい会館で行われました。




  尹委員長の20期の活動報告に続いて、4人の方々が素晴らしい討論をされました。











  舞踊部、文学部、女声コーラス「響音」、歌舞団から選ばれた4人の方々は20期の活動の中で感じた芸術活動の素晴らしさを余すところなく語られました。生活に密着した芸術活動から得たものは大きかったようです。


  舞踊一筋だった歌舞団団員が零下20度近いピョンヤンの野外で、チョコバナナ販売の担当になり、祖国での奉仕活動を通じて「チョコバナナ女王」と呼ばれるようになるまでの話は、笑いの中にも大きな感動を呼び起こしました。


 


  歌舞団団長の軽妙な司会で始まった食事会兼の2部では大勢の方々がひとことコメントをされました。























  舞踊部では長い間役員をされ今回役員を引退された部長、副部長への花束贈呈もありました。

  他の部の役員はほとんど留任です。







  2部では再選された尹委員長の力強い決意や、李顧問の楽しい詩の朗読等があり和やかな雰囲気に包まれました。







  思い起こせば私が文芸同に加盟したのは18歳の時でした。


  歌舞団、文芸同専従を経て33歳で教員になりましたが、今日まで文芸同の活動を休んだことは一度もありませんでした。


  いつの間にか50年近い歳月が流れました。文芸同一筋の悔いの無い人生でした。


  教え子や文学仲間たちと共に、今日も文芸活動ができる私は本当に幸せ者だと思います。


  これからも若者たちと手を携え、地味でもコツコツと前進していこうと思います。


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7月11日、「チスル(ジャガイモ)」を見ました。

2014-07-12 20:22:47 | イベント
 
  今日11時55分より、布施駅前のラインシネマにて済州島4・3事件を扱った映画「チスル」を観てきました。





   「チスル」とは済州島の方言で「ジャガイモ」のことです。「チスル」が何回も登場します。

   全編に流れる済州島の方言はとても心地の良い物でした。幼いころ祖父とはいつも済州島の方言で会話をしておりましたから・・・


  息ができないほど苦しい映画でした。残虐なシーンが絶えず出てくるわけではありませんが、場面場面が想像を掻き立てます。


  なぜ殺されるのかわからず死んでいった人々、なぜ殺すのかわからず殺した者、両方の視点で描かれたこの映画は私の胸にずっしり重いものを突き付けたようです。


  人間が描かれていました。死の直前まで家族を思う、自分よりも相手を思う無償の愛が描かれておりました。


   なぜそんな良い人々が3万人も無差別に殺されなければならなかったのでしょう。


   涙を流すことさえ憚れました。でも時間が経てばたつほどオ・ミョル監督が描きたかったことが心の奥底に迫ってきました。映画は記録するだけのものではないこと、しっかり教えてくれました。


  是非ご覧になってください。勿論フイクションですが済州島出身の監督だからこそ描ける映画だとも思いました。


  オ・ミョル監督のお名前は漢字で「五滅」と書きます。勿論ペンネームです。

  
  岸野令子さんの解説によれば


  「「五滅」とは 「それは中国宋代の朱新仲という学者が書いた五計の中の死計(死ぬに際しての心構え)にある言葉である。


  すなわち


  減財 (人生に未練があるような財は最少にする)

  減怨 (恨みを解いておく)

  減債 (物質的精神的負債を精算しておく)

  減情 (様ような執着をなくす)

  減亡 (死んだ後も人々の中に生きる)

  というようなことである。」(岸野令子)


  物足りなかったと仰っていた友人の皆さん、是非もう一度ご覧ください。息ができないほど苦しいけど、ちゃんと見て下さい。きっと何かが見えるはずです。


  誰がこんなにも悲しい事件を引き起こしたのか、その元凶を見抜いてください。


  18日(金)まで1日2回上映です。





  藤井幸之助さんが1回目の上演後トークに出演されました。15分ぐらいの短いお話でしたが、感じることが似ていたのには驚きでした。

  又いつかじっくりお話を聞きたいと思いました。

  皆さん、布施駅前のラインシネマ3階です。是非お運びください。

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ニョニョのお弁当シリーズ(7) 孫弁当49~59

2014-07-11 13:48:33 | グルメ

   孫弁当49~59 似たようなメニューですがご覧くださいね。

  6月16日  孫弁当49



  6月20日 孫弁当50



  6月23日 孫弁当51



  6月25日 孫弁当52



  6月27日 孫弁当53



  6月30日 孫弁当54



  7月2日  孫弁当55



  7月3日  ユニ弁当



  7月7日  孫弁当56




  7月9日  孫弁当57



  7月10日  孫弁当58



  7月11日 孫弁当59





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7月8日、108回目の「火曜行動」です。

2014-07-08 14:41:35 | 火曜日
7月8日、108回目の「火曜行動」です。




  今朝、大事に育てていたハイビスカスが2輪も一度に咲き、とても嬉しく思っていました。何か良いことがある前兆かなぁと思っていたのですが、府庁前に着いた途端、京都裁判の完全勝利を耳にし、本当に力が湧いてきました。





  7月8日府庁前です。


  今日は京都裁判の結審の日でしたが義兄の四七日法要に参加したので、裁判の傍聴には行けませんでした。

  裁判傍聴後に府庁前に集まるのには時間がかかるので、一人でも頑張るぞ!という思いでいつもより10分早く府庁前に行きました。


  一人、二人、裁判から帰ってきました。報告会は12時からだそうで、そちらに参加されている方はこちらに来れませんでしたが想いは一つです。











  今日はリーダーの長崎さんが高熱のため参加できず、大村さんがリードをしてくれました。

  私は大村さんがアピールして下さっているうちに「くじ」を回しアピールの順番を決めさせていただきました。











  今日も若いオモニ会の方々が大勢いらしていました。














  大村さんに続き鄭さんがアピールをされました。元 先輩同僚です。









  次に許さんがアピールしました。許さんは1週間後に結婚します!宣言をしながら子供を早く作ってウリハッキョに入れたいと云ってみんなを笑かせてくれました。こんなアピ-ル良いなぁ。






  何回も涙ぐみながら民族教育の大切さを訴えられた金さん!


























   今日も10人の方々がアピールしてくださいましたが、この方は東大阪初のオモニ会会長さんです。

   娘時代は教職に就いておられましたが、いつの間にかオモニになられ、今は子供たちをウリハッキョに送っているばかりでなくオモニ会の会長まで勤めています。

   中級部時代の教え子ですが、学生時代から正義感が強くはきはきしていたのをしっかり覚えています。

   朝鮮語科目は特に優秀でした。




   京都裁判の報告会に参加して来られた姜さんが、判決の内容を説明してくださいました。

  「勝ちました!京都朝鮮第一初級学校襲撃事件裁判・控訴審判決7月8日大阪高裁。」

   今日、法廷には在特会側から60数名、こちら側は200余名参加したそうですが、京都での出来事は民族教育を著しく侵害するものであることが明記されていたようです。あまりにも当然なことがやっと裁判の場で明確にされたようです。

  









  最後にいつものように火曜行動の歌―「この坂を上れば」をみんなで合唱しました。

  うだるような暑さのため一瞬頭がくらっとしましたが、みんな最後まで行動を元気に続けました。京都裁判の勝利は「火曜行動」参加者たちにも大きな希望を与えてくれたようです。

  正義は必ず勝利する、絶対諦めないで最後まで戦おうという無言の決意がみんなの歌声にこもっていたように思えました。




   「行動」終了後いつものように駐輪場に集まりました。

   井上さんの発言によると在特会のメンバーたちはジュネーブまで出向き、無償化問題や従軍慰安婦問題の妨害を続けているそうです。

   今日の裁判終了時も法廷で聞くに絶えない暴言を吐き続けたようです。法廷を出た後も・・・










  
   今日一番輝いていた東大阪初オモニ会の皆さんです。


   勝利を信じて最後まで「行動」を続けましょう!





















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スファの「百日チャンチ」をやっと行うことができました。

2014-07-06 21:14:32 | 日記
  末孫のスファは6月15日に「百日チャンチ」を迎える予定でしたが、6月11日にスファの大きいハラボジが亡くなったので三七日法要が済むまで、静かに待ちました。


  大きいハルモニも少し落ち着かれたので、今日7月6日、みんなが集まることのできる日曜日に「百日チャンチ」を行いました。

  
  特別なことはできませんでしたが、心を込めてお料理の準備をしました。


  大きな山を何回も越え、私たちの元へきてくれたスファを、これからもみんなで守っていこうと思います。










  だいぶ前に書いた詩を、今日やっと渡せました。







   「수화에게」

열달을 견디지 못하여
너는 어쩌자고 그렇게 서둘러
인간세상에 나오려 했느냐

[절대안정 조심조심!]
몇번 되풀이된 의사의 말
그때마다 그저 무사히 태여나기를
빌고 또 빌었거니

큰언니처럼 노래를 잘 부르려나
작은 언니처럼 그림을 좋아하려나
아님 오빠처럼 우르토라망 되여
나쁜놈들 호되게 때려부시려나

옥돌처럼 곱고 순수한 사람되라고
가족들이 달아준 이름도 좋구나
부를수록 정다운 우리 수화야

어느새 [100일]을 맞이했더니
아꿍 아꿍 재잘거리며 자기주장도 제법
네남매의 막내여도 나만 보아달라고!

[100일]은 네가 생을 얻은지
365일을 살아낸 기쁜 날이란다
미역국과 흰밥으로 삼신상 차려
감사드리며 무병장수 기원하자꾸나

우리 사랑 수화야
세찬 바람 불어도 꺾이지 말거라
일가친족 모두가 바람막이 될거야

고맙게도 우리에게 온 네가
늘 웃음꽃 피우며 자라주길
함메는 언제나 바라고있단다
                       

   「スファヘ」

10か月を待ちきれず
おまえはどうしてそんなに急いだの?

「絶対安静 絶対安静!」
何回聞かされた言葉だろうか
そのたび ただただ
無事を祈り続けた私たち

大きい姉のように歌が上手になるかなぁ
小さい姉のように絵が大好きになるかなぁ
それとも兄のようにウルトラマンになって
悪人どもをやっつけてくれるかなぁ

まっすぐで 純粋な人になれと
みんなでつけた名前もいいなぁ
呼ぶほどに愛しい我が家のスファよ

いつの間にか 迎えた「100日」
アックンアックンと アピールも半端じゃないね
4人兄妹の末っ子でも 私だけを見てよと!

「100日」は お前が生をうけ
365日間生き抜いた 嬉しい日なんだよ
わかめ汁と白ごはんで「三神床」準備して
感謝しながら 無病長寿祈ろうね

愛しいスファよ
家族みんながおもっている
厳しい風を防いであげたいと

私たちのもとへ来てくれた
大切なおまえの笑顔を
いつもいつも見ていたいから


  -100日を迎えた良い日に-

                                 

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