ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

11月17日、「補助金裁判」と171回目の「火曜日行動」

2015-11-17 16:44:28 | 火曜日
11月17日、「補助金裁判」と171回目の「火曜日行動」




 本日は、大阪府・市に補助復活を求める裁判の公判があり、そこには生野初級学校の生徒たちも傍聴にやってきました。

 11時15分ぐらいから傍聴券の抽選を行いましたが見事外れてしまいました。初めて裁判所の外で裁判の終わるのを待ちました。今日は傍聴希望者があまりにも多かったので私のようにあぶれた方が30名以上いらっしゃいました。雨がザァザァ降る中今か今かと待ちました。

 今までよりだいぶ長い裁判でした。それは裁判官が代わったので経過報告を20分間丹羽弁護団団長がされたからでした。その後、普門弁護士、木下弁護士も続いてお話されたようです。





じかに傍聴された中山さんのコメントを掲載いたしますね。

「これまでの「おさらい」の裁判でした。報告会で丹羽弁護団長が、裁判長が変わり(人事で)、これまでの主張を20分ほどでやったとのことでした。(なるほど)

 3人の弁護士が、これまでの論点を少々早口(時間がないので)で陳述されました。大阪府、大阪市、特に橋下氏の暴論の批判が、傍聴の小学生にも理解できるほど(多分)、具体的で説得力あるものでした。

今日は、これまでの裁判をぎゅっと凝縮したものでした。」(コメント中山さん)





金英哲弁護士も生徒たちに、ご自分が高校までウリハッキョに通ったお話をされながら「これからも頑張るので、あなたたちも勉強やクラブ活動頑張ってください」と励まされました。



生野初級6年生33人の代表が決意を述べ感謝の色紙を丹羽弁護士に渡しました。大きな拍手が送られました。私は子供たちの姿を見ながらなぜか目頭が熱くなってしまいました。







裁判報告の最後に先日ソウルから来られた「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」の孫美姫共同代表が10万円を無償化連絡会にカンパされてかえられたことが報告されました。

又「第15回ウリキョレ女性展」のチョグッスン事務局共同代表が、「女性展」からの賛助金を「ホンギルトン寄金」と「無償化連絡会」に手渡されました。またまた大きな拍手が送られました。



大阪朝鮮学園玄理事長が裁判で法廷に立つことになったが、全力で訴えることを決意表明されました。


報告会後、「火曜行動」参加者は雨の中、タクシーを拾ったり自転車や車などのいろんな方法で府庁前に向かいました。

府庁前について見ると直接こちらに来られた方々が楽器を奏でながらすでに行動を初めておられました。



12時半開始の予定が12時50分になりました。





今日のレポータ-は「春母(ハルモニ)会」の会員であり「火曜バンド」の木村さんです。よろしくお願いいたします。



(レポート木村)


 裁判の傍聴には、火曜日行動の参加者も大勢詰めかけ、それで、いつもより時間をずらしての171回目の火曜日行動となりました。


 長崎さんの発言は、その裁判の報告から始って、11月12日の北区民センターでの裁判支援集会、11月14日の生野朝鮮初級学校の公開授業、求めるべき政治のあり方などについて報告やアピールをおこないました。


「子どもたちが見守る中、3人の弁護士によって、朝鮮学校の歴史、補助金停止の不当性等、これまでの裁判の経過が語られました。子どもたちが大阪に生まれてよかったと思えるように早く差別をなくしていきたいと、あらためて思いました。」


 「11月12日に北区民センターで裁判支援集会が開催され、500人が集まりました。韓国で「朝鮮学校を支える会」が結成され、その代表が来日してアピールしました。韓国ではその会を中心に毎週金曜日に行動がおこなわれています。その行動で使用しているレインボーの横断幕をいただいたので、本日の行動でも掲げています。」


「11月14日、生野朝鮮初級学校の公開授業がありました。日本の大学生や高校生が見学に来てありのままの姿を見ました。大学生たちは、授業で自由に積極的に発言している姿が印象的で、マスコミで言われていることとは違っていた、などの感想を書いていました。」


「高校生たちは、ヘイトスピーチにあった京都朝鮮初級学校の生徒を追ったドキュメンタリーの映像を学校で見て興味を持ち、見学に来ました。オモニたちから、知らないという無知が人を傷つけているという訴えを聞いて心を動かされた様子でした。その高校生たちは来年3月に自分たちも、“ヘイトスピーチによって傷を受けた子どもたちの心の傷の回復”をテーマにイベントをしたいとのことでした。」



「火曜バンド」の皆さん早くからご苦労様でした。池辺先生、古賀さん、木村さんの娘さんのお姿が見えます。





今日は6人衆です。力強い!12時から来ていらした館山さんや李鐡さんは結局1時間半も立ちっぱなしでした。本当にお疲れ様でした。






ソウルから来られた「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」の皆さんが持ってきてくださった虹色の横断幕が元気をくれます。





































(木村さんのレポート)

 11月14日の生野の公開授業の見学に行った森本さんからのアピールもあり、そこで感じた思いの短歌も披露されました。

「私は4年生の音楽の時間と1年生の国語(朝鮮語)の時間に参加しました。先生と生徒の心が通っているのを見て、興奮と驚きで一杯になりました。ミヒャエル・エンデの『モモ』にそのような感動を受ける場面があり、それを思い出していました。」

「ウリハッキョの公開授業に民族の動く心臓見たる心地す」ちゅうき

「1年生の授業で、先生が発音の仕方を人形劇で教える方法に興味を持ち、私もこのような方法でハングルを教える教師になりたいと思い、弟子入りしようかと思っています。」

「朝鮮学校ではできない子を出さない教育をしている。私は、これまで競争を煽る日本の教育で長年の間に身についたネガティヴ思考を払拭していきたい。」

(ちなみの、森本さんが、「短歌や俳句は難しく考えなくてもいい」と言っておられたので、私も、今日の法廷を想ってひとつ作ってみました。「子どもらの まなざし受けて 裁判官 心の内は 変わりゆくか」)(レポート木村)

11月18日、森本さんより新しいコメントと作品が送られてきました。転載させていただきますね。

(森本さんのコメントと作品)

 「降る時雨火曜日行動ひきたてる ちゅうき」


 今日は補助金再交付を求める裁判から連続しての火曜日行動、そこへ雨も加わって、闘いの場は一層熱く燃えたたのではなかったでしょうか。

  「降る雨も闘う仲間に引き入れて意気盛んなり火曜日行動 ちゅうき」

   「火曜日は仲間に会う日府庁前手を振り笑顔交わす雨ん中 ちゅうき」






今日は雨のためせっかくのバイオリンは弾けなかった宮川さん、裁判所から府庁前まで本当にお疲れ様でした。







今日は本降りの中の行動でしたが、最後にいつものように元気よく歌を歌って終わりました。

来週も頑張ります!!

木村さん、レポート有難うございました。
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2 コメント

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弁護士の写真 (中山 茂)
2015-11-18 06:02:55
どアップの3人の弁護士の写真。丹羽さんをはじめ、いい表情です。チラシなどでも、使えるできばえです。見事です。法廷での生徒たちの、裁判官を見つめる眼差しも感動的でした。写真に撮れないのが残念ですが。
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中山さまへ (ニョニョ)
2015-11-18 09:54:03
お褒めに預かり天にも昇る心地です。笑

前に学生たちが立っていたので背の低い私は背伸びをして撮りました。だから玄さんの写真の時は限界でぶれてしまいました。笑
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