ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

7月20日、433回目の「火曜日行動」です。

2021-07-20 16:01:42 | お知らせ








真っ青な空が広がる火曜日です。今日も沢山の有志たちが府庁前に立ってくれました。










今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいりましょう。








長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

 府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、いよいよ夏本番という日差しの暑さになっております。熱中症に気を付けながら、水分を取りながら、今日も433回目の火曜日行動していきたいと思います。暑い中ハッキョのオモニの皆さんやいろんな立場で朝鮮学校支援しようという思いをもって、火曜日バンドの皆さんは歌や演奏で私たちを元気づけながら行っています。

まずこの大阪で16日から18日まで、表現の不自由展がエルおおさかで開催されました。この不自由展には火曜日行動に参加されている多くの方々が、スタッフとして、実行委員として、参加者として駆けつけました。吉村知事は当初、不自由展が大阪で開催されるとなりました時に、エルおおさかに対して、するなと抗議が来たということを受けて、エルおおさかが中止をすると言ったことに対して、それを支持する発言をしました。愛知県の大村知事は、まず首長がするのは、表現の自由を暴力で奪おうとするときに、立場が違えばそれぞれの意見が違う、違う意見をそれぞれ出すことを、どの立場にも偏らずに認めるということだと言っていましたが、これこそが首長の役割ではないかと思います。

しかし吉村知事は当初これをやめさせろという立場に加担する立場で支持をしました。これに対して毎日新聞が取材をしたときに、一体どこが危険なのか、なぜこれが開催できないのかと質問した時に、そんなにしたいんだったら毎日新聞の会議室を使ったらどうだという発言をなさいました。

しかしこれに対して今回、私たちは司法の良心というと、2018年に全国で唯一、朝鮮学校が高校の無償化を裁判で訴えたときに大阪地裁で勝利をした、あの西田裁判官が下した全面勝訴が思い出されるのですが、今回も大阪地裁・大阪高裁・最高裁と迅速に表現の不自由展の開催を認める、エルおおさか側が危険だからできないという訴えを却下しました。迅速な司法の良心を見せました。

これを受けて、よし頑張ろうと実行委員の皆さんが覚悟を決めて、たくさんのスタッフと共に、コロナの情勢の中で1時間に50人ずつしか入場できない、整列をし、入る人に訴えをし、そしてヘイトスピーチを大きな街宣車でやってくる、そして向かい側に陣取ってヘイトスピーチを繰り返す、これに対してカウンターの人たちが表現の自由を守ろう、差別をやめよう、そんなプラカードを持ってエルおおさかの前に立ち、応援の方々が駆けつける中で、最終日には8時過ぎには300枚の券が売り切れてしまうという大盛況になりました。

今回の表現の不自由展が大阪で成功したということは、改めて、この朝鮮学校の勝訴の裁判がなぜ勝訴できたのかというときに、当事者としての想いの声とそれを支え続ける支援の輪、そして弁護団が一体となって勝訴を生んだわけですけども、今回の表現の不自由展にも、この火曜日行動に日頃から参加されているたくさんの方々の姿を見ながら、絆を新しく結びつく、そんな姿を見ることができました。

諦めない、大人が子どもたちにあきらめる姿を見せない、理不尽な形で朝鮮学校の子どもたちが未来に向けて学ぶ権利を奪われていることに対して声をあげ続ける、そんな姿がこの火曜日行動の中に流れているなと思います。リレートークをしていきます。
































大野さんがマイクを持たれました。

大野さん

 アンニョンハシムニカ。熱射病、日射病になりそうな暑さです。朝鮮学校に対する差別をやめさせたい、何としても在日朝鮮人、あるいは多くの困っている人たちに何ら手を差し伸べることなく平気でおれる、大阪の行政が、大阪府民としても情けない、恥ずかしい。

吉村知事、今やるべきは私たちに耳を傾けて、どうしたら少しでも前進するかということを考えてほしいなと思います。電車できたら、橋下徹さんの決断力という本の宣伝が各ドアに張ってある。大阪市の地下鉄に、橋下さんの宣伝やっているというのはおかしいですよ。

宣伝料とるのかどうかわからないけど、決断力、以前は交渉力、行動力という見出しで本を発行されていますが、これを見ると衆議院選に出るのかなと思いました。今菅さんと一番仲良しなのは維新の会です。私は出てほしくない。なぜかと言うと出て議員になるとほんとに日本の闇やなと思います。

思い起こせば橋下さんは、朝鮮高校のラグビー部員に、学校訪問した時、「おう頑張ってくれよ」と声をかけながら、そのあとすぐはしごを外した。私たちは信用できません。2014年だったと思いますが、市長当時に、在特会の桜井誠とテレビ応答して放映されました。見ていた中で威勢はいいです、差別はアカンとヘイトスピーチはアカンと、言いながら目の前で喧嘩になるような場面を創り出した。そこで大変な発言をしているのですよ。

桜井まことに対して味噌もくそも一緒にするなと発言されて、どういう意味かというと、韓国籍と朝鮮籍と一緒にするなと言っているのですね。朝鮮に対する差別を自分もしておきながら、韓国人に対するヘイトスピーチはアカンと言っている。この人の根底にある差別主義はダメだと思います。

コロナについても最近発言が多い。昨年1年ほど前にPCR検査をするべきだという意見があった中で、「PCR検査したら患者が増えて病院がパニクル」というのが政府の考えでもあったしあの人の考えでもありました。今思いますとPCR検査して、万が一、感染爆発しても初期の段階で処置できたと言うのが今までの経過を見て明らかだと思います。今また増えているが一緒です。

デルタ株によって蔓延する。緊急事態宣言またひかなければならないと思っています。オリンピックは2日後に開催となっていますが、アスリートも感染したと。試合するかどうかまだ決断してない。菅政権の決断力のなさ。だから橋下徹は突如衆院選に出ると発表すると勝手に思っています。橋下さんも吉村さんも松井さんも大阪をこんなに不幸にしてきて、日本中を巻き込もうとすることは絶対やめてほしいと思います。

朝鮮学校に対する補助を一刻も早く復活して朝高の授業料無償化、幼保無償化を、私たちの願いをくみ取っていただいて結論を出してほしいと重ねて申し上げて終わります。
































毎日新聞の記者さんのインタビューを受ける長崎さん。









火曜バンドリーダー古賀さんの代わりに頑張ってリーダーを務めて下さっている池辺さん‼️



































朝鮮大学の学生、任さんがアピールしました。

任さん

朝鮮大学校の2年生です。去年コロナで入学式ができず、9月に大学に行くことになりました。今年は4月から行くことができました。この4か月間FBなどで火曜日行動に参加しているトンポたちの姿を見て、毎週火曜日勇気をもらいながら、学校生活を送っていました。

頑張っているトンポたちの姿が変わらなくて、ほんとにすごいなと思いました。先週帰ってきたのですが、私は生野南支部に所属していて、この期間ハギハッキョの準備をしているのですが、子どもたちの姿がかわいらしくて、生野南支部の近くに住んでいて、ウリハッキョに通いたくても通えない、小学生たちのウリマル学びたいという姿勢がほんとにかわいくて、その子たちのためにもウリハッキョの子どもたちのためにもウリハッキョは絶対必要な存在だなとしみじみと感じました。

私はこれからもウリハッキョ守るために勉強頑張って、闘い続けたいと思います。



























朝鮮大学の金さんもアピールです。

金さん

今年度に入ってから九州の裁判が終わって残りは広島の裁判だけになったのですが、九州の裁判について自分たちで学習したり、広島の裁判が残っているので横断幕やメッセージを送ったりしました。

久しぶりに大阪に帰って火曜日行動に参加したのですけど、若い世代があんまりいないのが問題かなと思いました。同級生ももっと帰ってきているので全員が参加していないという問題があるので自分たちの力でもっと、若い世代が自分たちの問題として、ずっと継承していけるように、過去の当事者としてやっていけたらなと思います。

これから夏休み、9月初旬までいるので毎週参加していきたいと思います。
















保護者のオモニもアピールします。

オモニ

私の子どもたちはコリアタウンのど真ん中の第4初級学校に通っています。雨が降ると学校大丈夫かなと心配しています。少し前大阪でも大きな雨が降りました。さすがに私も心配になって学校の状況を見に行きました。あれは雨漏りのレベルではなくて、校舎の中に雨が降っている状態でした。

ほんとに補助金が打ち切られていなかったらもう少しまともなメンテナンスができたかもしれない。命がけで子どもたちが学校に通うこともないかもしれない。そう思うと腹が立つとか悔しいとかそういう気持ちよりも悲しい気持ちになりました。

私は政治のことはよくわかりません。けどわかることは大きな権力を使って弱い人たちを差別している、いじめているということはわかります。政治家の皆さんは自分の子どもたちに、いじめOK,差別OKて言っているのですか。そういう機会があるのならば、一度自分の胸に手を当てて考えてみてください。

自分がほんとにまっとうなことをしているのかどうかもう一度考えてください。

私たちは父の世代も祖父の世代も差別と闘ってきました。もう私たちの世代でおしまいにしたいです。このしんどい思いを次の世代に引き継ぎたくはないです。そういう気持ちでこれからも闘っていきます。少しでも耳を傾けていただいたらうれしいです。



























オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」‼️

    シュプレヒコール      
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮幼稚園に幼・保無償化を適用せよ

・朝鮮学校に補助金を復活せよ

・行政が差別するな




























大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」‼️

大村さん

 毎回毎回この暑い中でもみんな来て、あきらめないで頑張ろうと、先ほどオモニの話がありました。補助金が打ち切られてほんとに大変な状況です。暑い中プール指導があったりするけど朝鮮学校にはプールがありません。

先日やっと北大阪初級学校にエアコンが付きました。全く公的な援助がなくて、全国の皆さんに寄付を呼びかけて、やっとエアコンが設置されたのです。今年からやっと涼しい教室で北大阪の子どもたち、また広島の初中高級学校の子どもたちもクラウドファンデイングでやっとクーラーが付いた。そういう報告が先日ありました。

今また山口県で朝鮮学校のクーラー設置をクラウドファンデイングでやると、全国にたくさん朝鮮学校がありながら、公的な援助が全くないから、自助で共助で、子どもたちの教育環境を守ってきているわけです。

私学に比べるとほんとに少ない補助金でしたが、それでも補助金の打ち切りによって朝鮮学校は経済的にも危機な状況を迎え、子どもたちの数も減少していく、本当は子どもを朝鮮学校に行かせたいけど高校無償化からも除外され幼保無償化からも除外され補助金も除外される。朝鮮学校に関して、ずーっとこういった状況が続く中で保護者の皆さんは大変な思いをされている。

私たち日本人は、どうしても歴史的なことを顧みて、共に隣人として、友人として、一緒に暮らす朝鮮人の子どもたちの仲間のためにも補助金をどうかお願いしたいと、お願いとか言いたくないけど、吉村知事、万博よりも子どもたちの教育の権利をどうかよろしくお願いします。

歌 「勝利のその日まで」
































駐輪場での申し送りです。











朝鮮大学の学生たち。任さん、金さん、宋さん!
























河住さんも高賛侑監督が今新しく行なっているドキュメンタリー映画撮影への協力を呼びかけました。











来週も頑張りましょう‼️


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニョニョの日記詩(86~93) | トップ | ニョニョの日記詩(94~100) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お知らせ」カテゴリの最新記事