ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

10月12日、444回目の「火曜日行動」です。

2021-10-12 16:55:00 | 火曜日
もう秋なのに暑さが戻り体調を崩されていませんか?そんな中444回目の「火曜日行動」行われました。



今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいります。



大村さんの第一声始まりました。

☆大村さん
 今日で444回目となりました。

 高校無償化からの除外、補助金の不支給、幼保無償化からの除外、そして去年始まった困窮する大学生への給付金からの除外。火曜日行動を始めてから今日までたくさんの政府と自治体からの差別に怒りでいっぱいです。

 夏休みにいつもここに来てくれた朝大生も、東京に帰りました。彼・彼女らは、「高校無償化からずっと除外され、補助金も停止された。後輩には同じ思いをさせたくない。アイデンティティを持ってこの日本社会で生きていけるのは、朝鮮学校で学んだから」と訴えていました。

 どの大学生も困っているのは同じです。特に朝鮮大学では、実家が飲食店を営むことも多く、またアルバイト先も飲食店が多いという状況でコロナ禍による困窮はたいへんなものがあります。にもかかわらず、給付金の対象から除外されました。

 今年の2月、国連の人権委員会から報告書が出ました。その文書で、マイノリティーの学生の歴史・文化・言語が維持できるようにしなければならない、として、朝鮮大学のみの排除に対する非難がなされました。

 ところが、その報告書が出されていたことも、それに対して政府が「朝鮮大学は各種学校なので差別に当たらない」と答弁したことも、明らかになったのはごく最近のことです。
 朝鮮学校のみを差別することは許されません!

 今日の新聞では、大阪府が拉致問題に対する啓発活動をおこなうことを大阪議会で可決したということが掲載されていました。こんな決議をあげるのは大阪府が初めてです。さらに明日は大阪市議会で同様の決議をあげるそうです。

 2018年に大阪で拉致問題に関するチラシを全校に配布せよとの通達が出た時、現場は混乱しました。私たちが市の担当者と話し合いをした時、その答弁はとても理解できませんでした。ルーツが朝鮮にある子どもたちがどんな思いでいたことでしょうか。朝鮮学校のこどもたちはいつも「拉致問題があるから」と言われてしまいます。

 今回のことでの啓発活動というのは、たとえば、映画『めぐみ』をすべての府立学校でみせるようにしたり、あるいは拉致問題に関する作文を中高生に書かせたりするそうです。

なぜ今こんな決議をあげるのでしょうか。コロナ対策が大事なときなのに、差別を拡大するような行為に怒りでいっぱいです。



火曜バンドは不滅です‼️



秋山さん、早速のアピールです。

☆秋山さん

 いつも東京の文科省前の金曜行動に立って、朝鮮学校差別反対の声を上げています。無償化裁判が一区切り付き、学生の姿は減りましたが、その代わり、朝鮮学校差別は日本の問題だと認識している日本人がたくさん駆けつけています。裁判が終わって終わりではありません。今日もそういう気持ちを持ってここに来ました。この闘いがどんなに長く、つらくとも、決して諦めません。

 一昨日大阪中高 高級部のラグビー部の全国大会予選がありました。64対0の圧勝でした。今年1月の花園大会ではベスト4という成績を上げました。全国60万の同胞の願いを背負った闘いに大きな勇気をもらいました。この時の3年生が卒業してもそれを受け継いだ1・2年生が予選で頑張っています。どれだけ励まされ、大きな勇気をもらったことか。

 もう頑な心をやめにしませんか。差別をやめてください。私たちは朝鮮高校のように大差で勝ち抜いていきたいと思います。




久々に来られた河住さんもマイクを持たれました。

☆河住さん

 この間コロナに罹患して、久しぶりに来ることができました。

 朝鮮学校について思うことは、南大阪朝鮮初級学校を見学に行ったとき、社会的なこともきちんと授業で扱い、小学生がそれに対してきちんと自分の意見を言えることでした。校長先生に「それがすばらしい」と感想を述べたところ、先生は「本当はそういうことを教えなければならないのは悲しい。もっと良い社会のことを教えたいのに」と言っておられました。

 私は学校で朝鮮のことをほとんど学んでおらず、興味・関心もありませんでした。今になってようやく学び直しています。
 吉村知事、一度も学校に来ないで不支給を決めるのはおかしいです。夏にはエアコンもない状況を見に来てください。現実を見てください。



久々に参加された奈良在住の古川さんもアピールされました。

☆古川さん

 この日本はかつて中国・朝鮮を侵略し、文字を奪い、言葉を奪いました。関東大震災ではジェノサイドまでおこないました。本来は埋まったものを丸ごと無償で帰さなければならないのに、全く反対に差別を繰り返しています。そんなことはあってはなりません。

我々日本人は恥を知るべきです。日本人が日本を誇れるためにも差別をやめなければなりません。人を踏みつけにするのは恥ずかしいことです。



宋さんも久々にマイクを持たれました。

☆オモニ

 私は朝鮮学校に子どもを送るオモニの一人です。みなさんの発言を聞いて、声を上げることの大切さをあらためて思いました。
 この火曜日行動の第一回目、2012年の4月、私の娘は小学5年生でした。今大学2年生になりました。コロナ禍で3ヶ月も家にいて、ようやく学校に行くことができました。

 ある人から「将来どうする」と尋ねられたとき、娘は「朝鮮学校の先生になりたい」と即答しました。大学に行っているのだから研究職もあり得ると思っていましたが、娘はずっとその思いを持ち続けているのです。たくさんの学生が朝鮮学校の先生になりたいという思い、1世から2世、3世、4世と受け継がれた学校を私たちが守っていかなければなりません。大人として、もっともっと声を上げるべきだと思いました。




みんなで一緒にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」‼️


・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮高校に無償化を適用せよ!

・朝鮮学校への補助金を復活せよ!

・行政が差別するな!



最後の歌は歌舞団の舞姫の音頭で「勝利のその日まで」‼️

☆大村さん
 これだけの人とつながっています。これからもがんばりましょう!




駐輪場での申し送りの前に青森のりんごを食べていただきました^_^



秋山さんが朝鮮学校の文集の紹介をしてくださいました。



来週も頑張りましょう‼️

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