今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいります。
大村さんの第一声始まりました。
大村さん
府庁で働いている皆さん、ご通行中の皆さんこんにちは。少し肌寒くなってきました。そして雨が降っていましたけど、雨が上がりました。今日で445回目となります。高校無償化から除外され、大坂府・市の補助金が不支給となり、その適用と再開を求めて、ここでみなさんにいろいろな声を訴えています。
先日、日曜日に大阪朝鮮高級学校の運動会を見に行きました。朝、雨でしたので午後開催となりました。感染対策を講じながらの開催でした。観客数もいつもより少なかったのですが、競技内容・演技内容も少し変わってはいましたが、学生たちは本当に生き生きと、明るく元気にそして誇らしく頑張っておりました。
私はその姿を見て、どこの高校生も同じやん。日本の学校の運動会を見ても、日本の学校の学生を見ても、みんな同じなんですね。どうして朝鮮学校だけが、高校無償化から、また補助金不支給とされるのか、そういうことがいっぱい頭の中に巡りました。けれども、違いは朝鮮学校の運動会はすべて朝鮮語、ウリマルで行われています。子どもたち同士の会話もウリマルでなされてます。それが彼らの誇らしい姿、それを目の当たりにしました。
最後の演技では、卒業する3年生が未来というテーマで演技をしていました。その集団演技に彼らはどういう思いで演技をしているのかなとじっと見ていました。私自身が思うのに、彼らはじっとこの日本社会で、これから自分たちが輝かしい未来を作っていくんだ、朝鮮人としての誇りを、ずっと朝鮮学校で学び、誇りを持って生きていくこの姿を、そのままこの日本社会に向けて、未来に輝いていくんだ、この逆境の中でもたくましく生きていくんだ、そんな思いを一人ひとりの表情から感じながら、見せてもらいました。皆さん朝鮮学校を見てください。朝鮮学校の子どもたちに出会ってください。そう思います。
今日から選挙期間になりました。どの政党もいろいろなことを言っています。その中で多様性を重んじながら、過去の歴史に向き合って、この問題を一緒に解決できるような、そういうところを私は選んでいきたいと思います。
岸田さんがこの前初心演説でおっしゃっていたのに、何度、何度、国民の皆さんの期待に応え、国民の命と、今までみんな口調はそういいます。国民の中に在日の人たち、在日の子どもたちが入っているのでしょうか。税金はきっちりと皆さん納めておられます。私たちと同じように納めているのに、国民、国民、国民の中に、そして、この選挙からも一票投じること、自分たちの意思を投じることができない、この在日の人たちの想いが、どこまで政治をやっている人たちに届いているのだろうかと思います。この声が届くような一票を、私は投じたいと思います。皆さんもそうだと思います。今日もいろんな方たちが来られています。
まず朝鮮学校を卒業して、朝鮮大学校へ行き、その学生さんが大阪の学校に教育実習に来られています。学生さんに話してもらいます。
火曜バンドは不滅です。バンドリーダーの古賀さんは出張ですが、池辺さんが来てくださいました。
朝鮮大学の実習生がアピールの先頭に立ちました。
学生
ご通行中の皆さま、そしてこの闘争に参加している皆さま、こんにちは。私は政治経済学部の法律学科4年生として、この大阪の地に実習生としてきました。
私はこの生きてきた21年間ウリハッキョにずっと通ってきたのですが、私が生きてきた人生の中で朝鮮人として差別を受けなかった日はありませんでした。
そして今も朝鮮大学校に通いながらも、このコロナの中で、経済的に難しい学生たちが多い中、その経済的基盤を支えるために政府が出してきたこの支援策、緊急給付金制度から私たち朝鮮大学校の学生は除外されています。
私はこの除外制度に疑問を感じています。それは朝鮮大学校の除外問題だけでなく高校無償化問題、幼・保無償化問題も一緒で除外されていると思います。それは単に各種学校としての理由だけでなく、政治的外交的理由で差別していると考えています。ウリハッキョに通う生徒たちは、ウリハッキョに通う理由としては親、兄弟たちと一緒に、自分が在日朝鮮人として堂々と、この同朋社会の中で、日本社会の中で生きていく、そういうモットーをもってウリハッキョで生活していると思います。
それなのに教育を受ける権利というのは、民族、人種関係なしに、皆が平等に受ける権利なのにもかかわらず、ウリハッキョの学生だけずーっと差別を受け、子どもたち・学生たちの教育を受ける権利を侵害していると思っています。私はこれからも卒業した後も継続して、この火曜行動、東京の金曜行動でも、私たちの主張はひとつも間違っていない主張だと思います。私はこれからもこの闘争に勝利するまで皆さんと共に闘い続けたいと思います。
朝鮮大学の実習生のアピールが続いています。
学生
アンニョンハシムニカ。朝鮮大学校政治経済学部政治経済学科4年生として、大阪に実習に来て今日が2日目です。このように一緒に闘争できてうれしく思います。
ご通行中の皆さん、自分たち在日朝鮮人は、70年以上たつこの歴史の中で、ほんとに長い間差別されて苦しい中で生きてきました。そんな中でも先代たちの闘争により、自分たちはそれでも今、この日本社会の中で朝鮮人として生きていける土台を、先代たちが作ってくれたと思います。そして高校無償化、幼・保無償化、補助金問題、そして朝鮮大学校の緊急給付金問題、いろんな差別がある中で、この差別を決して許してはいけないと思っています。
このような社会ではいい日本社会は作っていけないと思います。高校無償化問題で言えば、5つの地域で裁判を行い、大阪だけ地裁で勝ったのですがそれ以外はすべて負けた、このような結果になっているのですが、自分たちがやっているこの闘争は全く不当なことではなくむしろ政府がやっている政策が不当だと言えます。
自分たちは自分たちが朝鮮人としてこの日本で生きていくために必要な人権を守り、闘っているのです。日本人の皆さんにもこの問題に関心を持って、そして一緒に闘っていくそんな気持ちがあれば、自分たちもすごく心強いです。在日朝鮮人の明るい未来と幸福のために生きていきます。共に闘いましょう。
常時参加者の中山さんが久しぶりにマイクを持たれました。
中山さん
東成区にある朝鮮学校を支援している日本人です。先日西宮市で在日朝鮮人の学生が文化公演をしました。西宮市の甲陽園というところで、地下壕が戦中に掘られ、朝鮮人が動員されました。
その壁には、「朝鮮国独立」「緑の春」という字が刻まれていました。そのことを題材にした創作劇です。内容が非常に濃く、考えさせられました。しかし西宮市は、その地下壕の銘板には、強制の字は一切使わずに、あたかも戦争の遺物のような形でしか保存されていません。そこで在日の青年たちが調査し、聞き取りをして創作劇を作りました。
行政が歴史を捻じ曲げ、現在も在日朝鮮人に対する差別を強めています。このような中で在日朝鮮人が創作劇をし、その劇には日本人の市民団体も参加しました。このように日本人と朝鮮人、日本の戦前、戦中の歴史を正しくするような活動がされています。私はこのような歴史を改ざんする、そして朝鮮人を差別する行政を決して許すことができません。ともに頑張りましょう。
南大阪の「1%の底力」の伊関さんもマイクを持たれました。
皆さんご苦労様です。1%の底力の伊関です。1%の底力という会は、日本人の会です。月収の1%を朝鮮学校のためにカンパして朝鮮学校を支えようという活動をしています。
なぜ日本人がこういう活動をするかというと、日本の社会、大阪の未来を考えたときに、活力のある社会・未来というのは差別と排除の先には生まれない。人類は今や運命共同体の時代、ゼロサム思考ではやっていけないですよ。差別と排除ではもう成り立たない。そういう時代を迎えているのです。それをまだ差別と排除して、残った取り分を独占していくというゼロサム思考、いわゆる勝つか負けるか、そういう形の社会というのは前世期の遺物となってきている。まさに差別と排除の先には日本の・大阪の未来は無いという気持ちで、日本人としてこの活動に取り組んでいます。私たちの会はそういう会です。
先日、能勢の田んぼで稲刈りしました。今年で25年になるのですけど、朝鮮学校の子どもたちと一緒に田植え・稲刈りをしてきました。今年は残念ながらコロナのために一緒にできなかったので、協力農家さんの機械をお借りして、一瞬のうちに終わったということです。
実りは友好の実りです。先日南大阪のハッキョの方に5俵、100kg、城北ハッキョの方に1俵20kgお届けしました。これは日朝国交正常化と民族教育支援ということを願って、25年にわたって植え続けられた友好の実りです。
これから朝鮮学校に対する差別なき無償化の適用、そして補助金の復活、これを切にお願いしてやみません。それは大阪の未来のため、日本の未来のため、活力ある未来のために決して欠かすことのできないことです。ともに頑張りましょう。アプロハムケ。
雨が降っても動じることなくペンを握る陶山さん!
中大阪初級にお子さんを送る田さんがマイクを持たれました。
オモニ
中大阪から来ました。子ども3人ををウリハッキョに通わせているオンマです。昨日とその前の週とその前の週と小・中・高校とそれぞれ運動会があって、昨日は高校は見れなかったのですが、小学校と中学校、ほんとに楽しく見させていただきました。子どもたちがほんとに生き生きしていて、誇りを持って行進している姿を見て、ほんとに涙が出ます。
私もそういう風に生きてきたし、子どもたちもそういう風に生きてきたし、次の代もぜひ民族の自分たちのルーツを知って、誇りを持ってこの日本で生きていってほしいなと思っています。
朝鮮学校に対する圧力とかがあるのですが、いい加減、この悪循環というか、悪しき風習というか、これを断ってほしいなといつも感じます。私たちはここで日本の方たちと共存していくということが大事だと思っていますので、日朝国交正常化もいつかできたらいいなと思って、火曜日行動なかなか参加できないのですが、きょうも参加しています。今後も声をあげる大切さを感じながらまた来ます。
シュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が続きます。
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
最後の歌は歌舞団の尹さんの音頭で「勝利のその日まで」‼️
いつものように駐輪場での申し送りです。
参加者の皆さんに和歌山の姜さんが送って下さったみかんを食べていただきました。
朝鮮大学の実習生が自己紹介をし、大きな拍手が送られました。お一人は北海道、もうお一人は三重の出身です。
12月26日に行われる神戸朝鮮高級学校吹奏楽演奏会の紹介がありました。故 田中ひろみさんが力を注いで来られたイベントの一つです。みんなで少しずつカンパもさせていただきました。
田中直子さんもアピールされました。
来週も頑張りましょう‼️
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