ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月30日、387回目の「火曜日行動」です。

2020-06-30 18:18:02 | 火曜日
雨が降りしきる中、387回目の「火曜日行動」が大阪府庁前にて行われました。



今日のレポーターは、ハルモニ会の平田さんです。



写真撮影は松尾さんです。雨で大変ですが、力を合わせて発信して参りましょう。



歌舞団のカンさんと新人団員の金さん、一番乗りです。



火曜バンドは不滅です❗️❗️



長崎由美子さんの第一声始まりました。

*長崎さん

大人が子どもの笑顔を奪わない、朝鮮学校の高校無償化、幼保無償化、補助金の復活を求めて今日も火曜行動のメンバーが集まっています。

コロナ感染、この後も経済の落ち込みもまだまだ広がっています。コロナ問題で改めて政治のことを考えました。弱い立場の人が守られていない、セイフィーネットが弱くなっていると感じました。

朝鮮学校の保護者も休校になって働きに行けない、そういう中で頑張っています。こういう環境にあっても朝鮮学校への差別が明らかになっています。埼玉でマスクを配布しなかった差別は、抗議の声で配布されましたが謝罪も今後の姿勢も示されていません。幼保無償化の適用はされていないままです。

宝塚市、中川市長が頑張っているところですが、6/25に市議会で幼保無償化が外されていることに対し是正を求める請願を決議しました。

全国で、朝鮮学校を含む認可外として外されている幼保に対し、国が地方自治体に調査事業を提起しています。年間8万円の協力金がでます。宝塚市が決議を上げたという動きもあり、18の自治体が調査事業に手をあげています。無償化につながれば全国に広がっていける。あきらめない、お互い手を繋ぎ合っていきましょう。

朝鮮大学の学生を、困窮する学生を支援する国の政策の対象から除外しています。幼稚園から大学まですべての朝鮮の子ども達を差別しています。

税金は取るが権利はない。保護者の方達は各地元ではいろいろの役割を担って活動をされています。しかし、子ども達の権利はすべて奪われています。

大阪府庁で働いている皆さん、こういう実情について考えてみてください。




大阪福島初級のオモニたちです。力が沸き上がります。



京都から来られた高橋さん。今日もマイクを持たれました。

*高橋さん

京都から来ました。
何かとっかかりがないと新しいことに気づきません。忙しい時間と思いますが、何かピンとくるものがあれば話を聞いたりしてみてください。皆さんは公務員をされている以上、僕らより論理的にものを考えていると思います。

建物、道路についてお話したいと思います。雨にぬれても、整備された道路がある、建物の中では濡れず安全ですよね。そういった設備の中で暮らせているが、そういうのは作った人達が居るからですよね。安全に暮らしているインフラが一つ一つ出来ていくんですよね。

在日の汗がしみこんでいないものはないんですよ。こういう人たちに不利益をもたらすのは論理的でない。自分が論理的に考えているつもりでも、脳は時々破綻します。道路、建設、電車、食べ物・・つながって考えてみてほしいです。

京都には尹東柱が留学していました。記念碑が建てられています。興味がなかった人も、詩を読めば何か感じることがあると思います。”星をいとおしむ心で すべての生きとし生けるものを いとおしまねば” 何を言いたかったかくみ取るしかない。ぜひ立ち寄ってみてください。



イケメン三人衆、久しぶりに勢ぞろいしました。仲間に会えることがこんなに嬉しいなんて
❗️❗️



雨が時折酷くなりましたが、皆さん毅然と立ち向かっておられます。



高橋さんに続き、河住さんもマイクを持たれました。

*河住さん

大阪府・市に生活保障を求める座り込みが行われていて参加しました。テレビなどで吉村知事を高く評価する声がありますが、生活保障に対してほとんどお金を出していないということがわかりました。大阪は中小企業の倒産が全国で2番目に多いのです。生活保護の支給を必要とする人も多いです。

コロナ対策の一律10万円の給付は大阪市はまだ3%です。大阪市の保健所は一ヶ所しかありません。PCR検査も、まだ希望しても待たされている話をききます。

大阪市は1100億円の予備費を持っていますが、松井市長は都構想や万博、IRに取っておくといっています。
私達の生活のためのことをやっていただきたいです。



大村さんもアピールです。

*大村さん

昨日、何か月ぶりかで城北朝鮮学校へ行ってきました。6/15から生徒が登校しています。3月から休校、5月、6月と登校日を増やし6/15から普段どうりになっています。

広い地域から通学しているため、先生達はオンラインを活用したり、子ども達をフォローしたり頑張ってこられました。築60年の木造校舎で、今まで頑張ってきたのですが、今年は各教室にクーラーが設置されていました。すべて保護者のみなさんの力とチャリティなどで得た資金で設置されたのです。
日本の学校は府・市によって設置されています。

朝鮮学校は自分たちの言葉、文化、歴史を学び、アイデンティティーをはぐくむ大切なところです。大阪府内には9校があります。そのうちクーラーがない学校が2校あるんですよ。今年の夏は暑いです。子ども達はマスクをして授業をうけていました。

国からの支援がない、補助金がない。何とかして維持していますが、今後どうしていくか思案をされています。この夏はコロナで納涼祭もできません。

先ほど生保の話がでていましたが、一番弱い立場のものではないですか。私は、補助金を何とかもとにもどしたい。恩恵ではありません、歴史を考えれば、府民として考えれば出すべきものだと思います。



大阪福島初級のオモニたちがアピールを始めます。



オモニ会の李さんがまずアピールされました。

*李オモニ会会長

幼稚班から含め20人という小さな学校です。一人、4人、というクラスもあります。でも子ども達は目をキラキラ輝かせて学校に行っています。

先生達の愛情、友達、保護者、周りの人たちの愛情をうけて育っています。民族教育の中で、たくましく明るく育っている子ども達をほこりに思っています。

保障されるべき権利、学ぶ権利を与えてもらいたいと思います。子ども達には無限の可能性があると思います。あきらめることなく、ひるむことなく、前を向いて闘っていきます。

それでは歌を歌います。

オモニ達のシュプレヒコールと歌



オモニたちのシュプレフコールと合唱が始まりました。みんな共に声を合わせます。



歌舞団の新人団員がマイクを持ちました。

*歌舞団の新人団員 金詩温さんのアピール

朝大を卒業して4月から歌舞団で活動しています。

高校無償化が始まったのは私が初級部5年生の時でした。当時は意味も解らなかったですが、10年たった今も除外されたままです、愕然とし怒りを感じます。それどころか、だんだんひどくなっていると思います。

幼保無償化、高校無償化に加え、コロナ対策の大学生への支援策からも朝鮮大学ははずされました。やめてほしいです。つよくお願いします。



最後の歌「勝利のその日まで」も彼女が音頭を取ってくれました。



いつものように駐輪場での申し送りです。



大阪福島初級のオモニ会長李さんが皆さんの気持ちを代弁してオモニ会が準備されたマスクをはじめプレデントを伝達されました。大きな拍手と感動で胸がいっぱいになりました。



河住さんや大村さんもアピールされました。



来週も頑張ろうと帰路につきました。皆さんお疲れ様でした。風邪などひかれなければ良いのですが、、、

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