ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

4月30日、567回目の「火曜日行動」です。

2024-04-30 15:56:40 | 火曜日
また火曜日がやってきました。世間はゴールデンウイークとかなんとか言いながらはしゃいでいますが、我々はとてもそんな気にはなれません。





平石さんが作ってくださった横断幕です。日時を変更できます。











今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。







写真撮影は松尾さんと中山さんです。今日も心ひとつに発信して参りますね。









長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

いよいよゴールデンウィークが始まりました。みなさんも楽しい時を過ごしているのではないでしょうか。今日も張り切っていきましょう。

大阪府が朝鮮学校への補助金を打ち切ってから、もう13年になります。

一昨日、日曜日に全国三か所で衆議院補欠選挙があり、“自民党王国”と言われた島根県も含めて、自民党は全敗しました。

自民党政権になって日本をゆがめてきたものの一つとして、朝鮮学校の無償化からの除外があります。
こども基本法の中にもこどもたちは基本的人権を大切にされるとあります。にもかかわらず、朝鮮学校は排除され続けています。

朝鮮学校の公開授業で、生徒たちのありのままの姿を見た人たちはみんな「目からうろこ」と言います。朝鮮学校への偏見が改められ、差別のおかしさが浮き彫りになるのです。

 この活動を13年も続ける中で、様々な人との出会いがありました。






火曜日バンドは不滅です❗❗






柴田さんが久々に大阪に帰ってきてマイクを持ちました。

☆柴田さん

アンニョンハセヨ! 今、隣の国の言葉を少しづつ勉強しています。沖縄で活動していると、韓国から来た人とも交流することがありますが、言葉の壁は大きいです。交流を深めるためにも言葉を覚えないといけないと考えています。

今、辺野古の問題に取り組んでいますが、これは、植民地の問題でもあると思います。朝鮮学校の排除、ウィシュマさんを虐殺した入管法…。日本社会には植民地主義の意識が残っていると共に、システムとしても残っています。

今、世界は変わりつつあります。アフリカで残酷な植民地支配をおこなったベルギーの国王の像が引き倒されました。世界中で新しい進歩的なパワーが力を伸ばしています。

日本だけが取り残されているように思います。でも、世界の現状を知ると、当たり前のように思っていたことがそうではないとわかることでしょう。

私は日本人として、踏みつけていた人の立場として、加害者責任を問いながら活動していきたいと思っています。

昨日は京都のウトロに行ってきました。ウトロの歴史に学ぶとともに、ウトロの状況を変えていった日本の人々にも敬意を表したいと思います。






参加者の皆さん❗




















中橋さんがマイクを持たれました。

☆中橋さん

大阪の元教員です。朝鮮学校の署名運動に取り組んでいます。

教員時代は、城北朝鮮初級学校と交流をしていました。交流会を持つことで、子どもたち同士もお互いの良さや違いを認め合っていました。何年か前、台風で朝鮮学校が被害にあったとき、交流会の教職員の間で、カンパを集めました。多文化共生社会とは、人と人とのつながりです。子どもたちが安心して生きていける社会を作るものだと思います。朝鮮学校の排除は多文化共生とは真逆です。

人と人との暖かいつながりを作るために朝鮮学校への補助金を復活してほしいと思います。



南大阪地域のキムさんもマイクを持たれました。

☆キムさん

最近、南大阪人権連帯会議に参加してきました。

そこで、沖縄の伊勢島の現状について学びました。伊勢島は島と言いつつ平坦な土地があり、米軍が管理する飛行場が三つもあります。元々は島ラッキョウなど農作物が豊かなところでしたが、今や日本政府と米軍は、住民を米軍基地で働く者とそれに反対する者の二つに分け、離間政策を行っています。

こども基本法が実施されても朝鮮学校を排除していることをどう思うのか。差別的な扱いをしているこの12年間、いろいろな人たちが訴えてきました。知ることで多文化共生を実現できると思います。

大阪万博で国際的な街であることをアピールするためにも、朝鮮学校への差別をやめてください。
















女性同盟の申さんがマイクを持たれました。

☆申さん

子どもたちの澄んだ瞳を見てください。子どもが民族教育を受けることは当たり前の権利です。

こども基本法が制定された今、子どもの権利条約も、大阪府の子ども条例も、もう一度見直してください。全ての子どもたちが権利を受けられるようにしてほしいのです。

☆オモニたちの歌とシュプレヒコール

『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校の補助金支給を復活せよ!

・行政が差別するな!

・みんなの力で豊かな共生社会を作ろう!










































大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」❗❗

☆大村さん

一昨日、北大阪の公開授業に行ってきました。ここは3校が集まったところです。幼稚班の2歳児の子どもたちが片言のウリマルを話しながら走り回っているのがほほえましかったです。

昨日は中級学校に行ってきました。学生たちが仲間同士のつながりを作り、自分たちのアイデンティティを作り上げています。そういう場だからこそ、日本政府は朝鮮学校を弾圧しているのだと思うと、怒りが湧いてきます。

朝鮮学校の子どもたちは「朝鮮学校がなくならないでほしい」と訴えます。その言葉に応えて私たちはいつまでも諦めないという思いを込めて歌を歌います。

☆『勝利のその日まで』




































駐輪場での申し送りです。



















今日は参加者がいつもよりは少なかったですが、ウリハッキョへの想いはいつもよりもっと強いと感じました。来週も頑張ります。
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